鬼谷女子的コミュニケーション ~信頼を得るための3ステップ


あなたが他人と良い関係を築くには、上手にコミュニケーションを取っていく必要がありますよね。

 

そしてコミュニケーションには必ず相手がいます。

 

 

 

 

相手を知ることが大切です。

 

『彼を知り己を知れば百戦危うからず』

 

紀元前500年前の偉大な戦略家孫子の格言です。有名な言葉なのでどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。

 

自分と相手のことを知ればいくさで負けることはないという意味です。

 

 

 

 

2000年以上たった今でも生き残っている言葉なので、じつに信頼のおける言葉です。人の思考パターンは今も昔も変わらないという意味にもとれますね。

 

 

 

 

これは戦いにおけるセオリーですが、抽象度を上げればコミュニケーションでも同じです。

 

もっとも鬼谷女子も、もともとは中国の戦いの術である『鬼谷子』を発展させたものです。戦いの術をコミュニケーションに応用したものがこの鬼谷女子的コミュニケ―ションです。

 

 

いくさもコミュニケーションも、抽象度を上げれば同じ人間関係、他分野の優れた先達の知恵を借りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

あなたが誰か特別な人(ここでは職場の同性を想定)と仲良くなりたければ、相手の興味・関心、その人がどのような思いにしたがって動いているのかを知ることが大切です。そして、これらの相手を動かしているものの先には必ずゴールがあります。

※あなたが相手のことを知りたい、大きな影響力を持ちたいというのも、あなたのゴールです。あなたにもゴールが必要です。お互いにゴールありきです。

 

 

 

 

 

 

人間は無意識のうちにゴールを達成したくなってしまう生き物です。いやいやあの人にはゴールがないという人でも、現状維持というゴールがあります。

 

ゴールを達成することに協力してくれる人は重宝されます。これは隠れた真実です。

 

 

 

ステップ1

あなたが目を掛けた人と会話をする時は、相手の興味関心や信念、その先のゴールを知ることです。孫子の彼を知るとはこの意味です。

 

抽象度も推し量る必要があります。

 

彼氏が欲しい、流行りの服が欲しい、美味しいランチのあるお店が知りたいなど、即物的な人であれば抽象度が低いです。

 

 

 

 

 

一方で、世界平和に興味があったり、今後のAIが到来する時代の働き方や、女性の社会進出に興味ある人であれば抽象度は高いです。

 

もっとも多くの人はこの中間の人が多いです。

 

これらをしっかりと推し量り(プロファイリング)ましょう。

 

 

 

 

 

 

 

ステップ2

手のゴールからみて、あなたが貢献できることを探します。

 

例えば、彼氏が欲しいであれば、知り合いの彼女を探している男性を紹介するなり、合コンや街コンの情報を調べます。

 

あなたのアタマは勝手に周囲の男性を思い浮かべるでしょうし、合コンや街コンに関しては、通勤途中の駅や商店街のポスターの看板が目に付くようになるでしょう。

 

 

 

 

相手が美味しいランチのお店を知りたいのであれば、あなたはオフィス周辺の安くて美味しいお店を調べる必要があります。もっともあなたが知っているお店に関する情報が思い出されるハズです。

 

 

 

 

 

流行りの服について興味がある人に対しては、あなたは流行りの服や、それを安く買える場所を知っておく必要があります。

 

 

 

 

 

ステップ3

入手した情報に対してあなたなりの意見を付け加えます。

 

どういうことか?

 

 

 

 

知り合いの男性であれば、『○○君は△△会社に勤めていて、性格はおっとりしている。あなたにはピッタリの相手だよ』

 

合コンや街コンについては、『○○という自治体が運営しているからキチンとした。過去にここで出会って結婚に至ったカップルも多いし、結婚まで至ったらその自治体のエリアの家に安く住めるよ』

 

ランチであれば実際にお店に行って、『隠岐の島から魚介類を直送便で届けているから鮮度は高いよ。私のお勧めは魚介類をふんだん日替わりランチかな。デートにも使えるね』

 

 

 

 

 

などという、あなたの意見が相手の未来のイメージ(ゴール)に組み込まれるような情報を提供します。

 

 

 

 

 

ここで気を付けなくはならないのは、相手に行動を促さないこと。これではおせっかいオバサンと同じです。

 

鬼谷女子のセオリーであり、『基本は陰に徹する、ココ一番しか陽に出ない』を肝に銘じてください。

 

 

 

 

 

 

鬼谷女子におけるコミュニケーションはあなたが陰で、相手が陽です。分かりやすく言えば、相手に花を持たせてあげる、相手をお姫様にしてあげるコミュニケーションです。

 

日陰にいるあなたが、日向にいる相手に情報を投げるイメージです。

 

 

 

 

 

 

相手に無理に行動を促すことは、あなたが陽に出ることであり、相手と陽でぶつかります。

 

ぶつかれば相手の無意識は跳ね返します。この作用をプッシュ、プッシュバックと言います。

 

 

 

 

 

そうではなくて相手のゴール達成に役立つ情報を陰から投げ込むイメージです。

相手が本当に達成したいゴールであれば、陽にいる相手のホメオスタシスが、あなたが渡した情報を勝手に取り込み、行動に繋げます。

 

 

 

 

 

また単に事実(ファクト)だけを伝えても良いですが、これではわざわざあなたが語る必要がありません。雑誌やテレビにでも任せておけばいいです。

 

もし提供したい事実を、もし相手が知っていたら、『何だテレビの情報を左から右に流しただけじゃん』と思われるのが関の山です。

 

相手にとってのあなたの立ち位置はテレビや雑誌であり、単なる暇つぶしの相手になりかねません。

 

 

 

 

 

 

 

そうではなく、あなたが、あなたなりの視点で情報を整理して、仲良くなりたい相手に伝えるから提供する情報に価値が生れます。

 

これを有益な情報と呼びます

 

なので相手にゴールに役立たない、例えば、日本とロシアとの国際関係について語ることはNGということです。ただ、実際は相手の興味がない話題を一方的にしゃべる人が多いのも事実ですが・・・。

 

 

 

 

 

 

このように、あなたはお姫様に有益な情報という花束を渡してあげるように心掛けましょう。

 

ここまでくれば相手にとってあなたは特別な存在であり、信頼を寄せているでしょう。

 

 

気がつけば、相手にとってあなたの存在が大きくなっていることに間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 


2018-08-06 | Posted in 女子専用No Comments » 

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