抽象度の低いビジネスモデルと偽のwant to


もしかしたら、ゴール設定でなかなか未来が見えないという方がいるのかもしれません。

 

未来に対して報酬系が発火しない。

 

その点ギャンブルは、ゲーム性なのかスリルなのか報酬系に火をつけるようです。ちなみに、私はギャンブルは嗜みません。

 

それよりもゴールについて考えた方が楽しいです。

 

ギャンブルが好きな方からはドリームキラーと捉えられるかもしれません。しかし、長い目で見れば、確率的にはどう見てもギャンブルは負ける方が多いと思うのだけけれども。

 

ハマっている人は、今日こそは勝てると思い込んで、お金をつぎ込むのでしょう。

 

仮に今日勝手もその分のお金を明日つぎ込んで負けてしまえば、結果的に負けます。

 

まあ、ギャンブルが好きな方から見れば、そんなことは分かっている、いちいち無粋だと思われるだけでしょう。

 

 

さて、ギャンブルに関しては、プレーヤーではなく、仕掛けた側が勝つ、儲かるように設計されています。

 

一番儲かるのは間違いなく作った人です。

 

何でこんなことを書いているのかと言うと、昨日松江のホテルのラウンジで、自信なさそうな人が、明らかに派手な格好の人に囲まれて儲け話を聞かされていたからです。

 

おそらくはネットワークビジネスの勧誘でしょう。

※こちらが詳細なリポート

https://goo.gl/2kqfvE

 

ネットワークビジネスが良いか悪いかは置いておきます。

 

しかし、上にも書いたように儲かるのは仕組みを作った人。

 

数学の複利計算を習う時に、ネットワークビジネスは論理的には成り立つが、数学的にあり得ないことだと教えてもらいました。

 

ではなぜ人はそんなにも簡単に、騙されるのか。

 

それはおそらくお金がない=飢餓の恐怖とダイレクトに結びついているからでしょう。

 

本能に根差した不安や恐怖に怯えているので、理性が吹っ飛びます。

 

繰り返し、騙される人が止まらないのかと言うと本能に基づいているからでしょう。

 

また仕掛ける側からして、既存の関係性にそのまま背乗り出来る、宣伝広告費の掛らない魅力的なビジネスモデルであることには変わりありません。

 

難しい説明をすると、ゲシュタルトがサスペンド(した状態)

 

この際に、このビジネスに手を出せば確実に儲かるよと一言添えれば、言われた人は儲かる事しか見えなくなります。

 

複利計算的に絶対にあり得なくても、藁をも掴むではないですが、それがスコトーマになって見えなくなってしまうのです。

 

この仕掛ける側は抽象度が高く、このような人間の反応パターンを読んでいるのでしょう。

一方で騙される方は、抽象度が低い・・・。

 

ココでも抽象度の高い→低への働きかけは簡単という流れが見て取れます。

 

これを書きながら、何年も前に、ネットワークビジネから勧誘された人の相談を受けたことを思いだしました。

 

相談者『この話に乗れば外車に乗れるし、モテるよと言われた』『だから私も始めた方が良

 

斎藤『外車に興味あるの?』

 

相談者 『興味ない・・・』

 

斎藤『本当に欲しければ既に、手に入れてない』

 

仕掛ける側は、相手を説得する時に、『これさえあれば社会的に○○とみられるよ』と言う虚栄心に訴えかけます。

 

奇遇にも、昨日たまたま別の方から同じような話を聞いたばかりだったので、手口は変わらないのだなと感じました。

 

さて、外車に乗れば社会的ステイタスが高まりは、単に仕掛ける側の価値観に過ぎず、それを一方的に押し付けているに過ぎません。

 

偽のwant toです。

 

コミュニケーションの観点から観ても、仕掛ける側から仕掛けられる側への一方的な意図の押し付け。

 

つまり仕掛ける側に都合の良い人間関係で、抽象度が低すぎます。

 

ではこのようなケースの被害に遭わないためには、抽象度を高く考えることが大切。

 

このビジネスモデルをつくった人物の意図は何か?を探ってみましょう。

 

タダのお金儲けなのか、それとも価値を提供したいのか見極めることが必要です。

 

兎に角、見破るためにはあなたのゴール設定も大切ですし、抽象度を高くしていく必要があります。

 

抽象度の高いビジネスモデルは以下

https://goo.gl/5TNugV

 


2016-12-07 | Posted in 抽象度No Comments » 

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