たかがチョコレート1箱買うのに、こんなに震えるなんて ~コンフォートゾーンの外側体験講座~


上京のおり、とある場所へあるチョコレートをお土産として持っていく。

 

そのチョコレートはこちら http://goo.gl/djFaku

 

そこの方からのアドバイスで、『このチョコレートと同じくらいインパクトがあったのはココよ』と紹介されたチョコレートを買いに行く。

 

『No.1を目指すなら、今回紹介されたチョコレートのことを島根の人にも伝えてあげてね』という特命でもある。

 

 

新宿に潜入せよ
場所は、新宿伊勢丹のメンズ館8F。本館の地下1Fではなくて別館の8F。

 

それにしても、前回の『サロン ド ショコラ』と同じく、伊勢丹とはご縁があるな。

 

 

参考までに、本館の地下1Fには、チョコレートを含め世界的な有名ブランドスイーツ店が軒を連ねている。だけど、本当の奥の院は別館の8Fにあるとのこと。

 

本当に価値のあるモノは、あえて表には出さない。さりげなく、紛れ込むように置いておくのがポイントだ。なぜならば、買い手が勝手に価値を見つけて探しに求めるからである。

 

伊勢丹と言えば、あのタータンチェックでおなじみの百貨店。私と同世代には、一番格式がある百貨店ではなかろうか。

 

親の世代では、三越らしいが。

 

この伊勢丹でも新宿の本館というところがポイント。そのメンズ館の8Fに上がって、チョコレートを買う。地方の私にとっては、十分現状の外側だ。

 

その日の用事を済ませて、新宿駅に到着。

 

駅からしばらく歩くと伊勢丹の建物の前までやって来た。

 

ただ、繰り返すが今回の目的地はメンズ館。前日は、レディースの店に入り浸っていたので、無意識のうちにバランスを取ろうとしていたのか。

 

服装(たぶん)よし! 財布(たぶん)よし!

『メンズ館って? どこ?』
というところから冒険が始まった。

 

スマホのバッテリーは切れて、地図は使い物にならない。

 

受付けのお姉さんに当該目的地を尋ねてみる。

 

ブランドショップ何々を通り過ぎて、次に何々のショップがあります。そこから連絡通路を渡ってと言った具合に、なんだか的を得ない説明を受ける。

 

言われた通りに歩いた結果、変な裏通りに出てしまった。1つ通りが違うだけで、世界が全く違う。新宿って面白い。

 

話を元に戻そう。

 

また本館に戻る。同じ人に聞くのは恥ずかしいので警備員さんに聞く。

 

すると『隣の建物です。この扉から出て、右に曲がってください』と実にシンプルな返答だ。

 

同じ場所説明でも、人それぞれの考え方や、価値観が反映されていて面白い。

 

受付のお姉さんは、無意識的だろうがブランド名や丁寧な言葉使いをすることで、伊勢丹という世界を演出していた。

 

一方で、警備員さんは実用性重視。

 

結局メンズ館は本館の隣で、そちらに潜入した。

 

 

伊勢丹の本館もそうだが、メンズ館も上の階に行くほど雰囲気が変わってくる。

 

1Fや地下は、通行人が時間潰しにさりげなく入っている。また、中国語の方が良く聞こえる。目下、爆買い中らしい。

 

しかし、上へ行くにつて日本語の比率が多くなり、買い物客から非言語で伝わる情報の質が違ってくる。

 

良い悪いではなくて、その人に見合ったコンフォートゾーンがあるのだということを感じた。

 

ついに頂上まで上り詰めた
8Fを回ってみるがチョコレートらしきものは見当たらない。

 

目の前のペンに視線を向けると、価格は118,000円と記載してあった。

 

かつては価格を見て驚いていたと思うが、『まあ、好きな人には』と冷静な気持ちで値札を見ている自分がいた。成長したな自分。

 

それにしても、チョコレートは見当たらない。

 

困ったふりをすれば誰かが話しかけてくれるのか、店員さんとの間合いの勝負が始まった。

 

意味なく8Fを2週回ったところで、女性店員が『何かお困りですか』と声を掛けてくれた。不審者と思われたに違いない(笑)

 

一瞬またアジアから来た変な留学生を演じて片言の英語で尋ねようと考えたが、それが通用する相手でもなさそうなので、こちらも真面目に対応した。

 

『あのー。こちらにチョコレートが売っていると聞いたのですが』。

 

『あー、何々先生のところですね』と誘導されてきたのは、会員制のバーだった。

 

 

闘うか? 逃げるか?/strong>
そのバーの前に案内されて、扉を開けた瞬間に、『しまった』というセルフトークが出てきた。

 

 

本当に会員制のバーで、扉を開けた瞬間にマジで皆の視線がこちらを向いた。

 

『ジー』ではなく、『ギロッ』といった感じである。

 

物凄く感じる違和感と視線。

 

『ご予約の客様ですか』とバーテンダーから質問を受ける。

 

大方の場合、この質問の趣旨の裏は、『あなたはお引き取り下さい』という意味だ。

 

植木等の『お呼びでない』という言葉が一番似合うシーンだ。

 

ここにいる人たちのコンフォートゾーンを思いっきり掻き乱したのだ。

 

がしかし、お呼びがあったのは私の方で、意を決してこの場所にいる理由を説明する。

 

とりあえず奥まで通されて、上座に座る着物を着た大奥の重鎮みたいな女性の隣で待たされる。

 

その重鎮から『このサイズとこのサイズがある』と耳打ちをされる。

 

この時、値段を聴くことを忘れていたのを思い出した。

 

『ヤバい。想定より桁が1つ違ったらどうしよう』と内心焦った。奥の院まで通されて、『やっぱり無理です』と言うのも気が引ける。

 

とりあえず、10,000円以内なら買おう。

 

『なーに、最悪1か月くらいカップラーメンだけで過ごせば大丈夫さ』とマインドがクリエイティブに生きる方法を教えてくれた。

 

とりあえず12個入りで、その5分の1の価格のチョコだったので安堵感に包まれた。と同時に、バーの中で、待っている時間が非常に居心地悪く感じられて、IQが下がり自動的に外に出て帰ろうとしてしまった。

 

繰り返すが、これはコンフォートゾーンから外れるということを意味する。

 

コーチングも正しく行えば、現状が気持ちが悪くて、自動的にゴールに向かう。全く同じ感覚だ。

 

 

話を再び元に戻すが、頼んでおいて返ってはいけない。バーの外に出ようとしたところで『お客様』と声を掛けられて我に返った。
 

その後、無事に会計を済ませてチョコレートを無事購入することが出来た。

 

進めや進め諸共に 玉ちる劔拔き連れて
8Fから7Fへ降りるエスカレーターに乗る、私の頭の中でリフレインした曲は『陸軍分裂行進曲』。それくらい凱旋したい気分だった。

 

こうして、いろいろな意味で楽しませて貰って入手した、そのチョコレートは、今頃は某所を経由して、然るべくところで調査分析が実施されていることだろう。

まとめ
・コンフォートゾーンの外側に出ると、足が震えるよ

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2016-04-19 | Posted in コンフォートゾーンNo Comments » 

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