自分を変えようとしない
タイトルをみて、『えっ、（セルフ）コーチングは自分を変えるための方法じゃないの？』と疑問に思うかもしれません。
実は、この自分を変えるというのが罠です。
自分を変えようとすれば、するほど（セルフ）コーチングは効かなくなります。
何を変えるのかというと自分と周囲の関係性です。
このブログでたびたび指摘するように、世界は関係性から成り立ちます。言い換えれば、ものごとは単体では存在しないということです。
あなた自身も勤務先の会社、住んでいる場所との関係性があります。もちろん、パートナーも、好きなアーティストもあなたとの関係性の一部です。
この関係性の中心点が、あなたです。
関係性があなたという存在を生み出しています。
また、そんな、あなたが認識する世界そのものが、あなたにとっての現実でもあります。
現実とは関係性の集合体であり、それはあなたのココロの中に存在するということです。
ゆえに、自分を変えようと、点である自分にこだわっても仕方がないということです。
以外とこの点がスコとまと🍅の茂みに隠れています。
では、関係性を変えるとはどういう意味でしょうか？
分かりやすい例で説明しましょう。
リンゴの木をイメージしてみてください。
リンゴは、もともとは木に実としてぶら下がっていますよね。
しかし、人為的に木の枝と実を切断すれば、リンゴの実という果実が存在します。
この切断するという行為が関係性に働きかけるということです。
なぜ切断するのかというと、リンゴを食べたいというゴールがあるからです。
ゴールを設定することによって関係性に働きかけた結果、果物であるリンゴの存在が生れています。
おまけに、このリンゴが存在していることが分かるのは、何を隠そう、あなたがリンゴを認識しているからです。
あなたのココロの中に、あなたにとっての現実がある証拠です。
ココロの中で、リンゴの木（果実は木の一部）が、果実に変わりました。
この現象を読み解くと、関係性を変えることで、あなたにとっての現実が変わったということが分かります。
コーチングも全く同じです。
まずは、ゴールを設定することで関係性に働き掛けます。
関係性が先、自分は後です。
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