ゴール設定をしたけど、なかなか上手く行かない。
または、ゴール設定そのものが難しいというケースもあるかと思います。
そんな時には、あなたが普段無意識に行っている癖を変えていくと効果的です。
これをハビット&アティチュードの変更と言います。
ハビットとは、一般に習慣と訳されます。ただ、ここではもう少し広い言葉として使っています。たとえば、ふだんついこうしてしまう癖などもハビットに含まれます。毎日の日常の中で、当たり前のように無意識で行なうことすべてを指しています。
いっぽうのアティチュードは、態度というよりも、行動の性向であり、日常の無意識の選択のことです。
たとえば、毎朝、当たり前のようにコーヒーを飲むのはハビット。『コーヒーにしますか、紅茶にしますか?』と尋ねられて、『コーヒー』を選ぶことがアティチュードです。
苫米地英人 『まずは親を超えなさい!』フォレスト出版 P 49
このハビット&アティチュードは、強い感情をともなった記憶からつくられます(情動記憶)。
例えば、あなたが子どもの頃に、好きな人に告白したけど、男子にそれをばらされて告白したことが噂になってからかわれた、または挙句にあんまし調子にのらないでねと同性から忠告された場合、『男性に想いを伝えてはいけない、私ごときが目立ってはいけない』という記憶が残ります。当時としては、恥ずかしいやら、情けないやら、とても不安だったと思うので、強い情動を伴います。
逆に、告白に成功した人も同じくです。
好きな異性に告白をして辱めを受けた人は、大人になっても好きな異性に想いを伝えようとしません。二人っきりになるチャンスが到来しても、見事にそのシチュエーションを回避しようと、同じ境遇の女子会を優先してしまいます。
これがまさに日常の行動と無意識の選択、ハビットとアティチュードになります。
好きな人に告白すること自体に、絶対的な価値判断はありません。あなたの恋愛のゴールによって、どちらにも転びます。
このようにして刻まれた、『男性は信用できない、私は受け入れられない』という強い感情を伴った記憶により、行動の性向となる信念が生まれます。
信念とは、『男性は信用できない』『私は恋愛ができない、受け入れられない』という思い込であり、信念体系(ブリーフシステム)という、脳の情報処理パターンを作ります。これが自己イメージに繋がります。
つまるところ、あなたの自己イメージは、外部の人間から投げかけられた言葉により形づくられています。
本当は素敵な恋愛をしたいけど、それが行動に移せないという自己イメージは、あなたが望んだのではなく、他人により決められているのです。
ということは、もしあなたが素敵な恋愛のゴールを設定する場合は、他人から決められた信念体系を一度ぶっ壊す必要があります。
自分の望む信念体系を取り戻す、これがゴール設定です。
そして、この信念体系を壊すには、ハビット&アティチュードを変える方法に効果的があります。
例えば、メイクは社会的マナーだからバッチリ施さなければならない。
仕事は完璧にこなさなければ評価されない。
という信念体系があった場合は、しばらくノーメイクで生活してみる、仕事は力を入れるべきところだけ力を入れて、後は手を抜く、定時にはさっさと引き上げるという、今とは逆のハビット&アティチュードを選択していきます。
それに伴い『別に気が向いた時だけメイクすればいいじゃん』、『仕事ももっと要領よくこなせば、他のしたいことにエネルギーが向かわせられるし、職場の人間関係もまろやかになる』というように信念体系が変わります。
信念体系が変れば、自動的に自己イメージも変わります。ゴールに相応しい自己イメージ、つまりコンフォートゾーンに変わります。
ゴールを達成する方法の中心はいかにして将来のコンフォートゾーンを自分のものにするかという一点に求めることができます。
苫米地英人、マークシューベルト 「言葉」があなたの人生を決める フォレスト出版P194
ゴールのコンフォートゾーンに身を置くからこそ、ゴールは達成されていくのです。
また今までの信念体系では見えなかったゴールにスコトーマが外れて、気付けるようになります。
なお、『~しなければならない』はという言葉は、あなたの自己評価(エフィカシー&エステーム)を思いっきり下げます。
かつ、それが履行されない場合は、罪悪感を覚えてしまいます。最悪は、身体を伴った接触障害にも結び付きます。
この場合『~した方が良い』に変えるだけでも効果があります。言い換えれば、それだけ人間は言葉に縛られているということです。
言葉を変えるだけでも生きやすくなります。これもセルフトークのコントロールです。
さて、私の場合もハビット&アティチュードを変えた例があります。それこそがこの女性向けの情報発信です。
以前は、過去の恋愛の経験から『女性は裏切る&信用できない』信念がありました。
しかし、コーチングを受けていく過程で、お世話になった先生方やコーチ仲間に、そしてクライアントに女性が多かったのです。
ある意味、その状況に対処するために、自動的にハビット&アティチュードを変えていかざるを得ませんでした。
そしたら『女性は裏切る&信頼できない』という信念体系そのものが『自分が女性に依存していたこと』の裏返しであるということに気が付きました。
信念体系が変わると、ゴールも、『それでは女性向け情報発信をやってみよう!』に設定されました。
そうなると面白いもので、多くの女性が情報発信を見てくれるようになりました。
地元の講座も夜開催なのに圧倒的に女性が多く、内弟子も女性です。
一緒にプログラムを組んでくれる女性コーチも、かつての私から見れば雲の上の存在だった方です。
しかし今では、自分が引っ張っていっている自負があります。
要するに、ゴール設定とそれに伴うハビット&アティチュードの変更により、ビリヤードで最初についた球の影響で、その他の球に影響を与える感じで、世界がガラッと変わってしまったのです。
あなたにも、まずはハビット&アティチュードを変えてみることをおススメします。
お知らせ
『コーチング×エネルギー×晩ごはんの会in大阪のお知らせ』
日時 11月25日(土) 19:30~21:30
※場所は会場の状況により若干前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。
場所 大阪市内 お申し込みをされた方に、直接お知らせいたします。
定員 3名
価格 12,000(税込)飲食費込 事前振込みとさせて頂きます
※コース料理の料金が含まれております。アラカルト等はお客様の実費によるご負担となりますので予めご了承くださいませ。
ご興味のある方は下記までお問い合わせください
※ご入金後のキャンセルは致しかねますので、ご了承くださいませ。