※過去メルマガ記事を加筆・修正
女性はコーチングに向かないという意見があります。
その理由は、女性はそもそも現状を超えたゴールに興味を示さないからだそうです。つまり、現状を超えたゴールに興味を示さないのは女性の本能だという見方です。
例えば、メス鳥は巣を守る為にそこに腰を落ち着けようとします。
人間の場合、昔は男性が狩りに出かけて外にでて行ったのに対して、女性は子どもを育て、家を守るために基本その場に居続けました。メス鳥と同じくそこに居続けて巣を守る役割を果たしていました。
この巣に居続ける本能が進化の過程で『ものの見方や考え方』にも影響を与えて、女性に現状の外に興味を持たせないという論理です。
また女性がコーチングに興味を持たない証拠として、女性コーチの数が少ないというデータがあげられます。
しかし、あえて男性として女性向けにコーチングを行なってきた私としては全く異なる見解です。
まず私の周りのコーチは多くは男性よりも女性が多いです。かつクライアントさんやメルマガに読者登録をしてくれている方も女性比率が高いです。それもそのはず女性に向けのタイトルと文章の書き方をしているからです。
内弟子も女性ですし、助手も女性です。
女性がコーチングに興味を持っていくれているために、この結果になったものと考えます。
もっとも最初から現状を超えたゴール設定をしましょうは、確かに女性には響きにくいかもしれません。しかし、これも伝え方次第です。
女性は自分の内面に重きを置くようです。そして今の自分は本当の自分ではない、本当の自分を取り戻したいとココロのどこかで願っているようです。
そして本当の自分を取り戻すためには、自分のココロを深く掘り下げる必要があるのだと考えるようです。
ただココロを掘り下げて行くためにはカウンセリングのように過去を掘り下げるのではなく、未来の現状の外にゴールを設定する必要があります。
どういうことでしょうか?
過去を掘り下げれば掘り下げるほど現状の本当ではない自分のイメージを強化してしまいます。
本当の自分でないと感じるのは、要するに、誰かの都合に合致した『ものの見方や考え方』が形成されて、それに則って日常生活を送る違和感です。
これは誰かの都合によりつくられた『ものの見方や考え方』に合致する自分の姿、情報・価値観は見たり、知ったりできても、本当の自分が望む対象はスコとまと🍅の畑に埋もれたままになっています。
ココロはこの違和感にシグナルを発しています。
では本当の自分が望む姿、価値観・情報を見つけるにはどうしたらいいでしょうか?
それは視点を高めて自分の認識する現実の対象を拡げていくことです。
視点を高めれば、例えば仮に東京の新宿で5階建てのビルの高さでは(低い視点)ではせいぜい隣町の隣の景色や風景しか見えないでしょう。
でもスカイツリーに登れば埼玉や栃木あたりまで見えてきます。雲の高さまで登れば青森あたりまで認識できるようになるでしょう。
5階建てのビルの高さ内ではせいぜい隣町の隣くらいが自分の現実だったのが、雲の高さに上り詰めた途端に青森までが現実になります。
そして本当に望むこと、本当の自分を取り戻すことのヒントは隣の隣町ではなくて、実は青森にあるかもしれません。
同じように、誰かがあなたの『ものの見方や考え方』をビルの5階までに制限しています。
そして、そこから見える範囲の対象に対して、『これが価値があることですよ』『あなたのためになりますよ』と喧伝しているわけです。
でもそれはあくまでも、あなたではない誰かに都合の良い価値観や情報です。
本当のあなたを取り戻す鍵は、今のあなたの『ものの見方や考え方』の外にあります。
外を見渡すための方法は、今のあなたの『ものの見方や考え方』をより高い視点に持ち上げていく、つまり抽象度を高めていく必要があります。
🐹象度を高めた結果、青森が見えたように、実は今までは見えなかったけれど、自分は意外なことに興味や関心があったんだなということに気が付けます。その気付はきっと本当の自分に繋がる手がかりでしょう。
そして青森が見えたということは、その先の北海道や樺太を何となくイメージできるということです。
東京から青森までは陸路で行けます。徒歩により構造的には今と同じ、つまり現状の延長線上で行ける地です。
しかし、北海道や樺太までは津軽海峡を渡らなければなりません。
徒歩から構造を変えないといけません。樺太に至ってはロシアが不法占拠しているので国境をまたいでパスポートを提示する必要があります。
この構造を変えるというのが現状を超える、現状の外にでるということです。
そして北海道や樺太を目的地として、どうしても行ってみたいと思い、そこで活躍している自分のイメージが現状を超えたゴール設定となります。
なお津軽海峡の超え方は船に乗る、新幹線に乗る、飛行機に乗る、はたまた泳ぐなど、その都度にココロが勝手に見つけてくれます。ギョーカイ用語で方法を発明すると言います。
何が言いたいのかというと、女性に対しては先に抽象度を上げて、その次に本当の自分を取り戻すという口実でゴール立ててもらえば上手くいきやすくなるという意味です。
また抽象度を上げる方法に共感覚という方法があります。これは色を音で感じたり、味を色に変えたり、五感のある感覚器官で捉えた情報を、別の感覚器官に置き換える方法です。
私の経験上、個人差はありますが、女性の方がこういうのは得意です。コツを覚えれば、どんどん上手になっていきます。したがって、抽象度もうなぎ上りです。
おまけに副作用としてセルフエステーム(自尊心)も上がります。
また抽象度がうなぎ上った状態で、女性の方にとりあえずのゴールで良いので設定してもらうと、かなりの高確率で勝手に現状の外にゴールが設定されています。
そのゴールに対して、これまた得意の共感覚を使ってゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めてもらっています。
このように全くもって女性がコーチングに向いていないということはありません。むしろ共感覚を上手に使えるので、男性よりも適しているのではないかとすら考えます。
PS 女性は現実的という割には、スピリチャルはまる女性が多いのはなぜでしょう。私個人としてはそちらの方が全く現実的ではなく、現状を超えた世界だと思います。
お知らせ①
『スポーツ指導者に送る次世代アスリート育成メソッド
~脳科学に基づいたコーチング指導法~』
開催日時 2019年2月10日(日)
場所 東京都渋谷区
開場 14:45
開始 15:00
終了 18:00
参加コーチ 大西孝昌、斎藤貴志
お知らせ②『お茶会』残1席
日時 2月10日(日曜日)
10:45-12:15(時間は会場の状況により若干前後する場合がございます。
場所 東京23区内 お申込み頂いた方に個別にご案内致します。
参加コーチ 井原敬雄、斎藤貴志
参加費29,800円(税込)
※飲み物代に関しては参加費に含まれています。軽食などを注文される方はお客様の実費にてお願いしております。
※より効果を感じて頂くために2名限定とさせて頂きました。またその後のセッション等への誘導はございませんのでご安心くださいませ
※参加費は事前のお振込みとさせて頂いております(振込手数料はおそれいりますが、お客様のご負担とさせて頂いております)
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