斎藤式不安解消法

2015-11-12

不安への対処法

不安に取りつかれるといても経ってもいられない感覚に包まれます。この情動に支配されて苦労されている方も、多いのではないでしょうか。

他人から見たら、大げさに思えてもご本人にとってみれば一大事ですよね。ひとり一人認識している世界が違うので感じる世界が違うのは当たり前です。

不安や恐怖を感じるのは、人間の本能なので決して悪いことではありません。

私も昔は恐怖や不安を感じやすい性格でした。正確には、今でも不安を感じます。ただ昔と、違うのは不安をある程度コントロール出来るようになった点です。

まあ、今では不安も脳が生み出した幻想だと認識していますが。

昔は、何か悪いことが起こると、次々と悪いことが起こるのではないかと予期していました。

予期というよりは、無意識が勝手に悪い方結果をイメージさせていました。その結果、ホメオスタシスがループをつくったのかその通りの現実になることが多かったです。

無意識に、そのようになる選択や行動をとっていたのだと思います。

別の見方をすれば、悪いことだけロックオンをしていたのかもしれません。

冷静に考えれば、良いことも起こっているのですが、悪いことだけに焦点を当てているので、視野狭窄になり、思考の幅が狭まっていました。

その結果、脳がフリーズ状態、うつ状態になり何も感じなくなるという状態でした。

不安を感じることは悪いことだと思っていた時期もあります。自分の心が弱いから不安に支配されるのだと考え、それらを抑圧しようとしました。

神経症になりました。余計、不安を感じやすくなってしまいました。

不安を感じることがコンフォートゾーンになっていました。

不安や恐怖にどう対処したか?

セルフトークのコントロール

今ではセルフトークをコントロールして対処しています。

なぜセルフトークが効くかと言うと、不安な感情は脳の扁桃体により生み出されます。さらに、これと海馬が連携してするとイヤな出来事が記憶されると言われています。

セルフトークをすることにより、言語を使って前頭前野を活性化させ、扁桃体の活動を抑制させるのです。

あと、悪いことが起こっても、それが本当に悪いことかを疑って掛ります。一見悪いことのように見えても、実は、成長のチャンスではないかと別の角度から見ようとします。

そして、それを乗り越えたらどんな世界が広がっているのかを想像します。

ここでポイントなのは、過去の嬉しい、楽しい、気持ちいいなどの感情をイメージに貼り付けます。これも前頭前野による、扁桃体への介入と捉えることが出来ます。

何か問題があればその時に対処できるというセルフトークをしています。上でも述べたようにとかく私たちは、先のことを心配してしまいがちです。問題やトラブルが起きないようにと思いがちです。

しかし、本来人間には、何か問題が生じた時に対処できる力があります。

火事場の馬鹿力を経験された方もいるのではないでしょうか。あの家事などの緊急事態になるととんでもない力を引き出すという現象です。

そこまで、大げさでなくても、締め切りの直前に物凄いパワーが生まれ、無事課題を解決しただとかです。

まとめ

不安に対しては、セルフトークのコントロールにて対処する。

何か問題が起こっても自分には対処する力があると信じる。

マインドを上手に使うとはこういうことなのです。ぜひ、皆さんもお試しください。

セミナー情報

1.『自己洗脳で人生を変える日記の付け方』
日時 2015年11月28日(土)13:00-15:00
場所 京都(会場はお申込者に個別にご連絡します)
定員 20名
講師 赤坂 ユニコ 菜生(テトラヒドロン人間関係研究所 所長)、斎藤貴志(苫米地式コーチ)
料金 20,000円(税抜)

2.『アファメーション12個目のルール』in 大阪
日時2015年12月13日(日)12:10 〜15:00
場所 貸し会議室 大阪研修センター 〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-12-15 ドルチェヴィータファースト3階 アクセスマップ http://www.kaigishitsu.ne.jp/accessmap/index.html
定員6名
講師 佐藤星児 三國真弓 斎藤貴志
料金5,500円