ピンチ到来? 代打オレで


×魔法使い 〇マインド使い 
私自身コーチングを受けてマインドの使い方を教わりました。

とくに威力を発揮する場面が、失敗をした時です(失敗はないという考え方もありますがここは便宜上失敗と呼びます)

実は先日結構大きな失敗をしました。コーチングを受ける前の、私だったら二度と立ち直れなかったのかも知れません。

10年前の私だったらどう対処していいのか分からずに、間違いなくうつになっていたでしょう。感情がフリーズして、時が流れるのを待つのみ。

バンザイする間もなく、ダウンです。

そして失敗の記憶だけが残り、自分は何をやっても駄目だというセルフイメージが固まる。

失敗が怖くなって、リスクを取らない人生を送っていたに違いありません。人生の可能性が物凄く狭くなっていたことでしょう。

セルフトークをコントロール
しかし、今はセルフトークのコントロール方を学びました。それにより、窮地を脱しました。

もちろん、助けてくれた「いい人」達の存在も欠かせません。

さて、セルフトークとは無意識のうちに発生する独り言です。

1日に3万~6万回くらいのセルフトークが生まれています。

セルフトークは、雑念として意識でキャッチできる物もありますが、気が付かずに垂れ流しのものもあります。

例えば、ビジネスで何か失敗だと思う出来事が生じたと仮定します。

心の中でその出来事に対して

「しまった、俺は何をやっているのだろう」

「こんなんじゃだめだ」

「時間よ戻ってくれ」

などのささやきがわいて出ます。

この場合、普通に喋るスピードに対して6倍の速さで繰り返されます。

私はこれをセルフトークAと呼んでいます。

このセルフトークAは、次の落ち込む、悲しむという情動を誘発します。

泣く、冷や汗をかく、胃が痛む、さらには倒れ込むなどの体への反応や行動に繋がります。

さらに、脳裏に最悪の結果を投影した映像がチラつきます。

この映像が浮かべば脳は同じことを経験したのと同じようなリアリティを感じます。

チラつくたびに不安や恐怖の感情に支配されて、半ばパニックのような状態に陥ります。

この状態は脳内に記憶され、思いがけないときにトラウマとして出てくるかもしれません。

状況に流されたままです。

しかし、ここでセルフトークのコントロール方を身に付けていれば違います。

「しまった」というセルフトークAは、相変わらず生まれます。

そこですかさず

「大丈夫だ。被害を最小限度に抑えるためにはどうすればいい?」

「私はこれに対処できる、まずは深呼吸をして」

「解決策は絶対にある」

と言った具合に、意識でセルフトークをコントロールします。これをセルフトークBと呼びます。

こうすれば、最善の対処をするために関係各所に連絡を取る、2次被害に繋がらないように調整するという行動に繋がります。

万が一にも、最悪の状況の映像がうかんでも、それを直ちにシャットダウンして、良い結果のイメージに切り替えられます。

代打の切り札
他には、代打の切り札と称される野球選手がバッターボックスに立つ場面を想像してみましょう。

①「絶対に打たなければならない」「三振したらどうしよう」「ここで打たなかった2軍落ちだ」というセルフトークAが生まれます。

②体はカチカチの緊張状態になります。何となく監督や打撃コーチの顔が気になります。

こんな状態で打席に立てば、ヒットの当たりがピチャーゴロや内野フライ、最悪空振り三振に終わってしまいます。

一瞬の判断と身体の動きで結果が全く変わる、この世界では文字通り選手生命にかかわります。

③セルフトークBが高めの球に手を出して、タイミングを外すというリアルな映像をつくります。そして、その映像を後追いするような現実をつくってしまします。

④「しまった俺、何やっているんだ」というセルフトークAが再び生じて同じような結果を繰り返します。

さらにここはセルフトークから外れますが、コーチ(正確にはインストラクター)がマインドの特性を知らない人であれば事態はさらに深刻です。

試合後に失敗の映像を繰り返しばかり見せられたらどうでしょうか。想像するだけで怖いです・・・。

先にあげたように、脳は映像となっただけで実際に起こったのと同じように感じてしまいます。

大きなパフォーマンスの低下につながることでしょう。

さて、先のバッタ―がセルフトークBにて修正したとします。

①「大丈夫だ、低めのストライクゾーンに入った球だけバットに当てればいい。そこを叩けばいい」

「OK、結構相手も息切れしている。一瞬の好きで球種の握りが見えるハズだ、リラックスしていれば大丈夫だ」

②狙った球だけ打てばいいので、ヒット性の当たりの確率は高くなります。

おまけに、リラックスしている状態では、セルフトークAが生じにくくなります。

セルフトークが生じない状態をゾーン、フローと言います。

この状態になると、時速150キロで向かってくるボールでさえも停まって見えるそうです。要するに、超集中力が集った状態です。

③映像も一番ミートしやすい所で思いっきりバットを振っている映像が浮かぶので、その通りに思いっきりバットを振り抜きます。

以上のようにセルフトークをコントロールするだけでこれほどまでに結果が変わってきます。

あとに繋がる情動や行動、映像までを変えてしまうからです。ものすごくパフォーマンス向上に繋がります。

ご存知でしたか
コーチングのセッションでは、コーチはクライアントが気づかないうちに、前向きなセルフトークAが生じるように調整しています。

また、ネガティブなセルフトークAが生じてもセルフトークBに修正できるように働きかけています。

これはマインドを操る一例です。

このセルフトークは3か月くらい練習すれば誰でも身に付けることが出来ます。途中で揺り返しもあるでしょうが意識して3か月練習してみてください。

絶対に人生が変わりますよ。

まとめ
「しまった」「なにやってんの」「どうしていつもこうなんだ」などのかってに湧いてくるセルフトークをAと呼ぶ。

このセルフトークAに対して、「大丈夫だ」「解決策はある」「何とかなる」など、意識して修正する。これをセルフトークBと呼ぶ。

セルフトークが変わればその後の、情動、身体反応、行動までも変わってくる。突き詰めれば、人生まで変えてしまう。

途中で揺り返しもあるかもしれないが、3ヶ月練習すればある程度身に付いてくる。

そして人生が変わる。

お茶会
苫米地式コーチングについてご興味ある方は是非ご参加ください。
お茶会は不定期開催なので、ご都合の会う方はこの機会に是非!
日時 12月24日(木)10:00-11:00
料金 お一人様 1,500円(税込)
※お茶代は、お客様の自己負担となります。
定員2名 残り1名
場所 大阪梅田ホテルのラウンジ
※場所についてはお申し込みくださった方に、個別にご連絡ください。
ご参加をご希望される方は、『大阪お茶会希望』とご記入してお問い合わせください。
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2015-12-18 | Posted in セルフトークNo Comments » 

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