エア恋愛という技法があります。
それを発展改良させたエアコーチングという奥義があります。
このエアコーチングは上手く使いこなせれば、かなりレベルの高いセルフコーチングとなります。
まずは、リラックスして抽象空間(情報空間)に臨場感を持てるようにする必要があります。
これがないと話になりません。
次に、実際にコーチングを受けた経験がある人は、そのコーチとのセションをイメージの中で追体験します。
記憶の再現です。
コーチングを受けたことがない人は、いろいろなコーチが情報発信していますので、そのコーチとのセッションをイメージします。
記憶の合成であり、いわゆる未来記憶です。
頭の中で鮮明にイメージします。
例えば、セッションがホテルのスイートで実施されるケースをイメージします。
扉のノブをガチャと開けるところからスタートです。もちろん手にドアノブの感触を再現します。
部屋に数歩けば、コーチが先に椅子に座っています。
ここではルータイス氏に登場してもらいましょう。
コーチ・ルータイスがあなたを出迎えてくれます。
臨場感を出すために英語が喋れる人は英語で話してみましょう。
部屋に入って、あなたはソファに腰を下ろします。
ソファの感触はいかがですか?
出されたコーヒーの味も再現してみましょう。
部屋の窓から見える景色は?
繰り返しますが臨場感が肝です。
さて、あなたはゴールについてルーに話します。もちろん現状を超えた(超えてなくてもいい)ゴールです。
あなたは『私に出来ますか?ゴールを達成できますか?』とルーに問いかけます。
ルーなら間違いなく『出来るよ!』と即答するでしょう。世界最強のコーチだから当たり前か(笑)
『この出来るよ!』という言葉がポイントです。
ゴールに対して『私に達成できるかしら?』と、あなたがセルフトークをした場合、もしかしたら『無理だと』いう声が浮んでくるかもしれません。
しかし、ルーなら『出来るよ!』と即答してくれます。
ルーが『君には無理だよ』というと思いますか?
分かりますよね?
世界最強のコーチですから。
実はこの『出来るよ』もあなたのセルフトークです。
なぜならば、あなたのイメージの中なので。
ルーが言っているようで、実は『あなたの声』であり、『あなたに対する働きかけ』です。
同時に、過去の嬉しかったり、楽しかったりした記憶の中から情動を思いだして、エアコーチングのシーンにコピペします。
そしてその情動を1割ずつ増していきましょう。
人間の脳はいきなり2倍、3倍と体感は増やせませんが、1割なら増やしていけます。
これを繰り返すだけでも無意識への働きかけとなります。
慣れて来れば、いつでもバーチャル・ルータイスを頭の中に再現できるようになります。
いつでも『○○君ならできるよ!』と言ってくれるイメージを浮かび上がらせることができます。
アファメーションです。
夜寝る前にリラックスしから実施すると良いでしょう。
言語でのアファメーションを唱えた後に実施するとより臨場感が増すことでしょう。
私は暇があると白昼夢のようにいろいろなコーチからエアコーチングを受けています。
余談ですけど、前にイメージの中でお釈迦様にコーチングをしたと書いたらオカルト扱いされました(笑) 空なので、お釈迦様にコーチングをしてもいいわけです。
例えば、ちょっと嫌なことがあって軽く落ち込んでも、『斎藤君らしくない』というコーチの声が聞こえてきます。
そうすると不思議と元気が出てきます。
ゴールに対して『大丈夫かな?』と思う時があります。
その時はコーチの『出来るよ』という確信が聞こえてきます。
しつこいようですが、優れたコーチはアファメーションなのです。
なお、最初からなかなか上手くいかない人も多いかもしれません。
上達のコツは練習あるのみです。
最後に、昔の苫米地博士の本には、イメージングのワークがたくさん紹介されていますので、併せてそれを活用してみると良いでしょう。