今回のテーマは『共感』について
女性は『共感の生き物』だと聞いたことがあるでしょう。
えっ、全くもってその通りだって。
ですよね。
女性のみならず男性にも共感は大切です。
共感
『共感を示す』とは、その人の身になって考えることです。これは必ずしも楽しいことだけとは限りません。激しい怒りや悲しみ、失望、嫌悪感にとらわれている人を前にして、いつの間にかこちらまで同じような気持ちになってしまうのも、一種の共感だからです。しかし、多くの場合、共感は心の安らぎをもたらし『自分は決して一人ぼっちではない』と感じさせてくれます。
(・・・中略・・・)
『誰かと痛みを分かち合い、相手の身になって考えるたびに、人はより人間らしくなれる』と。
ジョセフ・S・ナイ・ジュニア 『人の心を一瞬でつかむ方法 人を惹きつけて離さない『強さ』と『温かさ』の心理学』あさ出版
人間は社会的動物なので、共感して喜びの感情を分かち合うと嬉しいです。
また反対に、辛い時に共感してくれる人がいると、その辛い感情に対して心が軽くなる場合もあります。
生きる上で共感は大切です。
だけど、時と場合によって、共感が裏目に出ることがあります。
仮に、もしあなたが、現状に満足をしていなかったら。
未来を変えたい、はたまた私には将来の夢があると感じていたら。
こんな時に『満足していない現状に共感』されたらどうでしょうか。
共感されて安心してしまったら、現状を脱するチャンスを逃してしまいかねません。
上手くいかない現状に対して、共感されて一時的には安心するでしょうが、すぐに不満や不安が蒸し返してきます。
それで、この不安や不満はおかしいことだと感じて、現状に共感にしてくれる仲間の元に走り安心を求める。
いつの間にか、これを繰り返してしまって、再度、現状に不満や不安を感じる。
永遠に同じ状況を繰り返すだけで、残酷にも時間だけが過ぎています。
さらに悪いことに、この手の共感は上の定義とは違い、ただ単に、表面上の言葉だけで慰めの言葉を掛けられるだけという場合があります。
『建前の共感』です。
しかし悲しいかな、人間は上手くいかない時、心が弱っている時に、このような建前の共感でも嬉しく感じてしまいます。
そして、その不満や不安を愚痴などで共感してくれる仲間の元で打ち消すという行動に走ります。
『溺れてしまう』といった表現が適切かもしれません。
やがては、これが心地よい空間・状態(コンフォートゾーン)になります。
自己イメージは、『未来を良くしたいけど、結局は、変われない永遠の自分』です。
心の中では焦りを覚えながら何か月、何年も経ってしまうのです。
時に、ヤバいと感じてカウンセリングを受けます。
優しいことばかり言ってくれるカウンセラーに共感だけします。
その時だけはやったという気持ちになるけど、しばらくするとまた元に戻ってしまいます。
で、またカウンセリングに行きます。
また何気なく本屋において在ったスピリチャルの本を読んで、願っていれば良くなると信じていろいろな儀式を執り行います。
しかし、宇宙はオーダーを聞いてくれません。
また、本の作者からカウンセリングを受けるも、カルマがどうとか言われます。壺を買ったら良くなるようです。
なぜこのようなスパイラルを繰り返すのか、これは人間には心を一定の状態に保とうとする本能があるからです。
この本能が、いつもと違った前向きなことを考えると、『おかしい』と感じて過去に引き戻そうとさせます。
上に書いた、現状に違和感を覚えるも、ついつい不満に共感して安心を与えてしまう仲間の元に行ってしまうのもこのためです。
本能が共感を求めて、現状維持に押しとどめようとしてしまいます。
さて、もし現状に満足していない、現状を脱したいという時に、この共感とどう付き合えばいいのでしょうか。
それは、意思を強く持って、私は安易に共感に流されていないか、自分の心を俯瞰して観察することです。
例えば、私には望む未来がある、だけどなかなか上手くいっていない。
その一方で、誰かに、このもどかしさを分かってもらいたい。分かってもらって安心したい。
でも、この安心は現状に留まろうとするための本能の仕業でないかと自分を観察してみることです。
もし、現状維持を望まずに、望む未来を手に入れたいのであれば、共感されることよりも大切なことが見えてくるハズです。
望む未来を得るためには、安易に現状維持のための共感(建前の共感を含む)に流されない癖を付けることも大切です。
あなたはどうしたいですか?
『指一本で簡単、らくらくビジュアライゼーション』
ゴール世界の臨場感を高めましょうと言われても
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