※過去記事、加筆・修正です。
自己評価について
この記事ではゴールの自己能力の自己評価であるエフィカシーと、自尊心という意味でのセルフエステームという概念をまとめて自己評価として説明します。
この自己評価が低い人は多いです。私もコーチングを受ける前までは自己評価が低く、これが原因で神経症になったほどです。
自己評価については、苫米地認定式コーチの石元めぐみさん(http://goo.gl/i81weG)のご協力の元、とくに女性の自己評価について調べてきました。
調べた内容に関しては、この『女子シリーズ』を通じて発表しています。
興味がある方はバックナンバーをご覧頂ければ幸いです。
女子専用のカテゴリーの項にチェックをして頂ければ反映されます。
自己評価を高めるために大概の人は外に価値を求めます。
もしかしたらあなたもそうなのかもしれません。
(周囲から見て)いい会社に入る、社会的に必要とされる資格を取る、はたまた他人に自慢できるパートナーを得る。
周囲からみた会社があなたにとっていい会社とは限りません。
また他人から羨ましがられるスペックのパートナーがあなたにとって良いパートナーという保証はありません。
さて、多くの人は、他者評価を上げることで、自己評価は上がるだろうと考えます。
裏を返せば、他人の評価により自分の価値が決まり、その価値が高ければ幸せに繋がると思い込まされているわけです。
これは防A大学校の学生さん(国家公務員で給与、制服が支給される)の話です。
彼らは、自分たちはアクセサリーとして女性にモテる。
肩書が自慢できる彼氏だからモテると聞いたことがあります。だけど任官するとほとんどは別れてしまうと言っていました。※今はまた公務員人気なので違うのかも知れませんが。
これも外側に価値を求めた一例です。
外側といえば他人です。
私たちのものの見方や考え方(ブリーフシステム)は他者からの言葉に影響されます。
幼い頃より今に至るまで、どんな言葉を言われたり、見られてきたりしたのかという環境に左右されます。
どんな言葉を言われて、どのように見られてきたのかに対する感情的な記憶
これを情動記憶といいます。
私たちはこの情動記憶に支配されています。
そして、もう一度繰り返しますが、情動記憶は他人の言葉です。
なので他者からどう思われるかは実のところ、その人の自己評価に少なからず影響を与えてしまうことには否めません。
理由は、ホメオスタシスという機能が人間同士(人間以外にも)で情報交換を行っているからです。
意識に上がらないレベルで、あなたの心に影響を与えています。
しかし他者評価では幸せに繋がらないとは、あなたも薄々とは感じていると思います。
実際、ご褒美に高級レストランで食事をしたり、ブランド物のバッグをプレゼントされたりしても嬉しいのは一瞬でしょう。
何日も嬉しい気持ちが続いた試しは無いでしょう。
しばらくすると、新しく外側に着飾るモノや価値が欲しくなる。こうやって外へ外へと価値の源泉を求めていく。
いつまでたっても心が満たされることはありません。
本当に満足する自分は果たして、外の価値にあるのでしょうか?
先日も他人から羨ましがられるコーデ特集という見出しの女性誌の表紙を見せてもらいました。
あなたもこのような特集の雑誌を目にしたことがあるでしょう。
なるほど、他人から羨ましがられない女性は可哀想、社会的に問題があるという図式が見え隠れします。
狙いは、『この服を買わないと、人から可哀想と憐みの目で見られるよ』という恐怖アピールです。
『あなたにはこれが足りない』と不安を与えておいて、その不安を埋めるためには、これを買いなさいといった手法です。
人間は恐怖下に置かれると思考力が低下します。
マーケティングや戦争で使われるプロパガンダに関してはいろいろと学んできたので、それは間違いないと思います。
意外と思われるかもしれませんが、身近な例では、『女子力』。
『女性力』が低いと結婚できない。そういう(ときには御用学者を雇って)世論を形成します。早い話が、マーケットの形成です。
『結婚できないあなたは劣っています。可哀想と思われますよ!恥ずかしいですよ』と間接的にあなたの無意識にメッセージを流します。
日本人は『恥の文化』といわれ、今も昔も恥ずかしいと感じることはご免こうむりたい今日この頃。
また直接的にあなたに言及すると社会的な反感を買うので、ロールモデルとなる芸能人や社会的影響力が独身女性をネタにして、あなたに不安を与えます。
女性の自己評価は意図的に下げられています。
あなたが本当の自分を取り戻せないような仕組みになっています。
しかし、本当の自分を取り戻す方法はあります。
その第一歩は『自分を愛すること』です。
自分を愛していく方法は、こちらの記事をご覧ください。
『大切なのは、あなたが幸せと感じられるかどうか』 Written by 石元めぐみ