やりたいことがあるけれど、方法に固執してしまって身動きが取れなくなってしまう。
そんな経験ないでしょうか。
例えば、あるミュージシャンが自作のCDを販売したいとします。
「俺の曲は良い曲だ世の中で絶対に売れる」と考え、大きな売り上げを思い描きます。
CD作成にはレコーディングなどの費用が発生します(詳しくないので、あくまでも例です)。
費用を捻出するために、真面目すぎる人は資金は全部自分のお金で間かなわなければならないと考えます。自分でアルバイトなどをして賄わなければならないと考えます。
ある時クラウドファンディングという手法を知ったとします。
クラウドファンディングとは、不特定多数の人がインターネット経由で他の人々、組織に財源の提供や協力などをお願いする方法です。
そんなの邪道だ
しかし、真面目すぎるミュージシャンは他人からの資金集めは邪道だと考えます。あくまでも自分で何とかするという信念です。
(この信念も過去の体験や周りから言われてきたことを、そう信じているだけの場合もあります)。
資金集めにアルバイトをして地道に努力を重ねていきます。もちろん、この方法も良いのですが、一方で資金が貯まるまでに結構な時間を要してしまいます。
大きな機会損失
自分でねん出したお金だから価値があるという意見が返って来そうです。しかし、有限である時間は刻一刻と過ぎていきます。ある意味CD発売をするタイミング、または販売してもそれを社会が受け入れやすいタイミングを失ってしまう可能性があります。
私はその人が売れたり、曲が流行ったりするのは時代的な背景があると思います。
詳しい人に聞いたところ、まだ売れていないミュージシャンはアルバイトに時間を取られてしまって、肝心要の曲の練習時間が確保出来ないという話を聞いたことがあります。
信念のためにやりたいことを制限してしまう残念な例です。
一方で、思考の幅が柔軟なミュージシャンはクラウドファンディングを取り入れることでしょう。
資金は実際に売り上げてから還元していけばいいやと考えます。あくまでもCDの販売とプロモーションに忠実です。
やりたいことから、方法を見つけています。
なんでこんな話を記事にしたのかというと、いろいろな方と話をしていくうちに、この例にあてはまり身動きが取れなくなっている人が多いと感じたからです。
さらに悪いことに、例えば、同じような活動をして、実際に自由な発想で行動している人を、あの人のやり方は邪道だと酷評する人もいます。
正論のつもりでも
この人から正論を言ったつもりでも、おそらく賛同してくれる人は少ないと思います。残念ながら表面上は共感されたようでも「だったら、あんたも行動しなよ」と内心思われるのがオチでしょう。
一方で、実際に柔軟な行動で活動している人のもとには届きません。届いたとしても、行動が忙しいので、相手にしている時間が持てないのです。というよりも、相手にされないことでしょう。
ここでは行動できない人を責めるつもりは全くありません。人にはタイミングがありますから。競争ではありません。
言いたいいことは、方法に固執してしまってやりたいことを忘れてませんかということです。
これは方法に囚われてしまって、在り方を忘れてしまうというのにも通じるのかもしれません。
方法にばかりに囚われてしまったら、そもそも、やりたいことは何だったのかをもう一度考えてみると良いと思います。
昔から優秀な人は臨機応変に物事に対処できると言われています。
私達の生命時間は有限です。「時には馬鹿になれ」の格言のとおり、時には柔軟な発想も大事なのです。
ちょっと柔軟に考えるだけで世界は変わるのです。
まとめ
やりたいことがあるのに、自分自身の信念に縛られて身動きが取れなくなる人がいる。
その場合、そもそもやりたいことは何だったのか考えてみる必要がある。
昔から優秀な人は臨機応変に物事に対処できると言われている。
時には臨機応変に柔軟に馬鹿になって見るとよい。
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