※過去記事、加筆・修正です
『頑張り女子の頑張らずに楽しくなる生き方入門』は、頑張り女子のあなたが感じる日々の心の反応を、コーチングの理論や心理学に絡めて解説しています。
今回は記事を書くにあたり得てきた、あなたの魅力をアップさせる耳寄りな情報をシェアします。
ロマンティックレッド効果
赤い服をまとった女性に、男性はなぜ魅力を感じてしまうのか?
「そう言えば、この女性」赤い服を着ていると魅力的に見える。
そんな経験がある男性は意外と多いものです。
これは女性から見た、男性が制服を着ていたら3割くらいカッコよく見えてしまう問題に通じます。
女性が赤い服を着ていると男性から余計に魅力的に見える現象、これをロマンティックレッド効果と呼びます。
ニューヨークにあるロチェスター大学のエリオット教授によって報告されました。
実験では、男性を集めて、コンピュータ上で女性の上半身の外見に魅力度を付けて評定させるものでした(出典1)。
実験方法としては、女性(同一人物)の背景色を赤、白、灰色、緑と変えていきました。
一番魅力が高かったのが赤でした。
驚くべきことに、赤は、それ以外の色に比べて2割も魅力が高まったのです。
これは本能的なものだと考えられています。
動物のメスの中には繁殖期には体の一部を赤色にしてオスを誘うという行動が見られます。
人間の場合も同じで、この実験では女性の背景が赤になった時に、その人への性的魅力度も高まったそうです。
なお、女性が評価をしても全く魅力度に変化をもたらさなかったそうです。あくまでも、男性からの場合のみだそうです。
赤い口紅
また、他にはフランスで、女性を一人バーのカウンターに座らせて、赤い口紅を塗った時と、それ以外の、ピンク、ブラウン、口紅なしでは、どのくらいの率でナンパされるかという実験も執り行われました。
この事件でも赤い口紅の方が声を掛けられる率が高かったのです。
余談ですが、わがセルフコーチング講座では『抽象度の高いナンパ』というカリキュラムがあります(笑)
赤いパソコンを持った女性
台湾のリン教授は、上のエリオット教授らの実験のように、女性に赤、黒、シルバー、青のノートパソコンを持たせて、どの色のパソコンを持った時が一番魅力的かを測る実験を行いました(出典3)。
この時も、黒、シルバー、青をもった時は、魅力度は高まりませんでしたが、不思議と、赤では魅力が高まったそうです。
以上の実験をまとめると、女性は赤い服を着る。
または赤い小物を持つと男性から見た魅力が高まるようです。
今宵、あなたもいつもの青などの落ち着いた色ではなく、身を焦がす赤を身に着けてみてはいかがでしょうか?
いつもと違う色を選ぶ、この選択があなたの信念を書き換えるのです。
信念が書き換わるとは、現実も変わるということです。
補足 一方の女性も男性が赤のアイテムを身に付けていた場合に、その人に社会的ステイタス、エネルギーを感じるそうです。
ただし、あまり度が過ぎると赤から攻撃性を連想してしまうので好ましくないようです(出典4)。
出典1
Romantic Red: Red Enhances Men’s Attraction to Women. Andrew J. Elliot and Daniela Niesta. University of Rochester.
http://www.bryanburnham.net/wp-content/uploads/2014/01/Elliot-Niesta-2008-JPSP-.pdf
出典2
Does Red Lipstick Really Attract Men? An Evaluation in a Bar
http://www.ccsenet.org/journal/index.php/ijps/article/viewFile/15080/11738
出典3
Red-colored products enhance the attractiveness of women.
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0141938214000407
出典4
Women Attracted to Men in Red, Research Shows : Rochester News
http://www.rochester.edu/news/show.php?id=3663
参考文献
恋愛の科学 出会いと別れをめぐる心理学