元気が出ないという方がいるかと思います。
人によっては絶望に苦しんでいるのかもしれません。
エフィカシーもセルフエステームも微塵に上がらないという状況があるのかもしれません。
そんな時は、些細なことでも良いので、自分を褒めることです。
そして、それをノートに書き留めると良いでしょう。
今日できたことを褒める。
布団を畳んだ。食器を洗えた。ゴミ出しに行けた。
どんな小さなことでも良いので褒めましょう。
小さな一歩ですが、チリも積もれば山となります。
まずは、小さなことでも成し遂げることができる。
そこに注意を向けていきましょう。
他人の評価は関係ありません。
その程度のことと、茶々を入れてくる人は無視してください。
コーチングでも、現状の外側のゴールを設定しますが、行うべき行動は小さなことから始めることも少なくありません。
注意しないといけないのは、いきなり大きな行動をしてもホメオスタシスの抵抗を受けてしまいます。
小さな行動で、ホメオスタシスを騙していくのです。
ご存知のようにホメオスタシスの力は強力で、これを味方につけていく為に、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
セルフトークのコントロールも少しずつ修正していくでしょう。
今この瞬間も生きている、存在しているということだけでも凄いこと。
よく人は何かをすれば凄い、成し遂げたら凄いと条件付けをします。
しかし、本当は最初から凄い。この点がスコトーマに隠してしまいがちです。
また、こんなことくらい出来て当たり前だとタカをくくってしまいがちです。それによりさらに高い要求を求めます。
もちろん高い要求をして行くことは大切ですが、それも現状があるからです。
これは現状維持という意味ではないですよ。
人によっては、こんなこともできないのかと自分を責めたくなる気持ちも分かります。
人間ですからそんな時もあるでしょう。
私も最近、いろいろと落ち込むことがありました。
コーチだから、そんな状況であってはならない、マインドを立て直してしっかりせねばならないと思い込んでいました。
だけど、ある方より人間だから誰でも落ち込むのは当たり前。
感情を無視した『しっかりしている感』はかなりアウトで、そのような感情が出るということは今の自分について教えてくれていることであり、それ自体が気付き。
気付いて初めてこうしたいという欲求が出てくるものだと。
これを無視したら自分らしい人生から遠ざかるよと教えて頂きました。
コーチである前に、人間だったことを思いだしました。
そして人間は強い。
いろいろと書いてきましたが、人間だから心が折れることもある。
だけど、生きている限り、また元気になる時もあるし、いろいろとチャンスも巡ってくる。
苦しい状況も、仲間の大切さや、日々の当たり前の大切さを教えてくれる大切なメッセージだと思います。
希望の灯を消してはいけないと思います。