今回はあなたが好きなことで、ビジネスのゴールを設定することを考えてみましょう。
まず、ビジネスの定義を、あなたなりに考えてみると良いです。
ビジネスと言えば、商売、商談、売買といろいろな考え方があります。
そして、とかく男性はビジネスとは戦争であり、以下に市場という戦場で、自社のシェアを伸ばし、売上を上げるのか?
その戦略を練って、戦術に落とし込む候(そうろう)とかやってしまいがちです(笑)
これだと何だか物騒ですよね。
では、もっと別の視点で女性らしく柔らかく捉えることはできないでしょうか?
例えば、もっと単純にビジネスとは『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』を届ける活動で、その対価を頂くことと定義してみましょう。
要するに、コミュニケーションの一部として捉えみることです。
これはですね。
かつてマルクスという人が書いた『資本論』という本の内容を参考に書きます。
資本論とは私たちが今を生きる資本主義経済の仕組みについて書かれた本です。
マルクス おじさん
マルクス氏の説を簡単に説明すると、
- コミュニティとコミュニティの出会う場所に商品が生れる
- 商品は交換される
- 最初は物々交換だったけど、それがめんどくさいからお金を発明した
とのことらしいです。
物々交換は、例えばあなたがカレーをつくって、私は英語の翻訳しながらサービスを交換することと言った感じですかね。
でも、私としてはカレーを頂くのは『嬉しい』限りですが、なにせ保存が効かない。そこで何か良い手はないかと考えたのがお金です。
とりあえず一旦お金という形にして、それから物なり、サービスを受け取った方がよくね!と決めたのです。
こうした方がカレー&翻訳以外にも応用できて何かと好都合です。
また、コミュニティとコミュニティが出会う場所とは、基本、そこまで深い信頼関係がない人同士が出会う場所でしょうか。
なぜならば、例えば、家族というコミュニティ内であれば、普通はお母さんは無料で娘であるあなたにご飯をつくってくれたと思います。幼稚園時代のお店屋さんごっこを除いて、『カレー一皿税込800円、カツが乗ると+400円になります』とは言ってなかったと思うのです。
これがお母さんが縁日の屋台や食堂で、家族以外の人に提供する時にカレーは商品になり、値段がつきます。
また親戚や地域の共同体もコミュニティです。私は地元の共同体や親せきというコミュニティ内で、『今日は魚が一杯取れたから、お前持って帰れや』と漁師さんに言われたものです。コミュニティ内では、魚は商品ではありません、ロハであり、贈与です。
しかし、これが市場を通じて、外のコミュニティに魚を提供すれば、それは商品として、アジ一匹100円になります。
こんな感じでコミュティとコミュ二ティがである場所に商品が生れて、それが貨幣経済となりやがては資本主義経済が発生しました。
さて、話をもとに戻しましょう。
先ほど、ビジネスとは『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』を届ける活動で、その見返りとして対価を頂く活動だと説きました。
つまり、あなたが生み出す商品は、あなたのコミュニティの外の他人が、受け取って『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』などと感じなくてはなりません。
つまり、あなたの気持ちを共有してもらうことです。
まあ、そもそも嬉しくないと普通、お金は払いませんよね。
そのためには、あなたが『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』という気持ちを届けたい人にとって、本当に役立つ商品ないといけないのです。
とは言え、これらの気持ちを届けても、それがいきなりお金になるとは限りません。
まず商品からお金になるには、商品自体がワンランク上の抽象度に上がらないといけないのです。
商品=お金ではないのです。
商品≦お金です。
抽象度を上げることは、結構エネルギーを要します。
別名、複雑性を上げると言います。
抽象度の高い思考で、周囲を『アッ』と言わせる人がいますが、その人は複雑に考え続けたわけです。それにはエネルギーがいります。それはご飯から取り入れています。
商品も同じで、あなたが届けたい『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』が、他のコミュニティの人のそれになるには一生懸命考え抜かないといけません。
一生懸命考え抜いた矢先に、やっとアイデアがひらめきます。
そのアイデアを具体化して商品して、他のコミュニティの人に受け入れられてからこそ、お金に換算されるのです。
例えば、あなたがある男性に告白されたとしましょう。嬉しいかもしれませんが、でも『いきなり私と付き合えると思わないでね』と思いませんか(笑)『私はそんなに安い女ではないのよ』と。
そして、その男性があなたとお付き合いできるように、一所懸命エネルギーを使って頑張っているところで、『そろそろ許してやるかな』ってなりませんか(笑)
このことを、マルクスは『こうして商品は貨幣を恋い慕うが、まことの恋が平穏無事に進んだためしはない』と言い表しました。
ビジネスも原理は同じです。
あなたが届けたい『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』の気持ちは、最初は『ありがとう』という感謝の言葉かもしれません。
でも、受け取る側の感謝がある値を超えたら、やがてお金に変化します。ちなみにこれを変態(メタルモフォーゼ)と呼びます。なかなかシュールな言葉です(笑)
別の角度から見れば、思考(生命)エネルギーが、お金というエネルギーに換算(変態笑)されたとも表せます。
この『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』という気持ちが、最終的にお金に行き着くというのが資本主義経済のカラクリです。
こう考えると『楽して儲かるではなくて、楽して儲かるシステムを一所懸命考えた人が儲かる』というシステムであり、文法です。
あなたも例えば、当日であって、いきなり付き合ってくださいだと、『この男には別の魂胆があるのではないかと疑いませんか?』
だいたいはデートを重ねて、お互いにしかるべき時に、しかるべき関係になると思うのです。
これを無視した男性との間に次回はあるのか?という問いと同じです。
余談ですが、このしかるべき関係の然るべき行為もビジネスの参考になります。
男性は然るべき行為の目的は、欲望を放出することの一点を目指すことです。男性のビジネス感覚も同じで『利益を出すこと』の一点につきます。
そこに向って、ドーパミンという脳内物質の突撃ラッパが鳴らされて、攻め入るわけです。
これに対して女性は行為をコミュニケーションと捉えたり、エネルギー交換と考えたりするようです。
コミュニケ―ションの裏には『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』という気持ち、エネルギーの交換があるわけです。
ビジネスも同じで、売り手のあなたが創った『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』を提供して、買い手が正当な対価を払って同じように感じる必要があります。こういった意味で、ビジネスはコミュニケーションです。
また抽象度を上から下に落とすのは簡単です。
お金を払えば、商品は簡単に買えますよね。そういうことです。
以上をまとめると
あなたが趣味をビジネスに発展させる際には、あなたにとっての『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『誇らしい』『清々しい』『嬉しい』という気持ちを、他のコミュニティの人にとっての同じ気持ちにまで昇格させて、共有してもらわないといけない。
そして、これらの気持ちが、お金に換算されるには、思考の抽象度を上げることであり、複雑性を上げることが必要である。
それは生命(思考)エネルギーを要するということであり、そのエネルギーが最終的に、お金に換算されるのが資本主義のカラクリである。
ということです。
この文法を破れば、あなたにとって、『当時会っていきなり付き合ってください』という男と同じ運命をたどることになるということです。
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