コーチングを受ける前の2つの注意点

コーチングを受ける前の2つの注意点

2015-11-14

セルフトークによる支配

コーチングに興味はあるけど、私は変われないだろうという方がいます。

確かに、そのままでは変われないでしょう。

また、アファメーションは効かないという方もいます。

間違いなく、その通りになるでしょう。

これには共通点があります。そのセルフトークに支配され、セルフイメージを構築しています。上にあげたセルフトークはメチャクチャ効いています。事実、そのとおりになっていますよね。

意外にスコトマ(心理的盲点)として見落としがちです。こんな些細なセルフトークでも私たちは束縛されます。

まずは、普段のセルフトークを意識してください。普段どのようなセルフトークを使っていのかを知るに、5分間くらい何でも思いついたことを正直に紙に書いてみることをおススメします。

良い悪いは別として、ポジティブな内容が多ければポジティブな日常。

ネガティブな内容が多ければネガティブな日常を過ごしているでしょう。

言葉の影響力がどれくらいのものであるか理解して頂けると思います。

ゴール側から見た今の自分は普段どのようなセルフトークを使っているのかをじっくり考えて、それを演じてみてください。

ネガティブなセルフトークをAとします。それに対して、いやいや俺らしくなかった、私らしくなかったとセルフトークBですぐに修正していきます。

最初は、ネガティブなセルフトークAばかり出てきて、辛い気持ちになるかもしれません。こればっかりは愚直に修正していくしかありません。

効果が表れるまでには、3か月くらいは要します。多少のタイムラグがどうしても発生します。

しかし、3か月を経過する頃には、ポジティブなセルフトークBを発している自分が正しい姿であると、セルフイメージが改善されます。そうなればしめたものです。

キット面白いように人生が変わっていくことでしょう。一生使える技なので是非お試しください。

ホメオスタシスの抵抗
ゴール設定をして動き始めた。だけどなんだか辛いと感じる時があるかもしれません。それは先にあげたホメオスタシス(恒常性維持機能)が、あなたを現状に引き戻そうとするからです。

ホメオスタシスは、生体をより長く生きながらさえるために安定的な状態を維持しようとします。夏に暑ければ毛細血管を拡げて熱を放出、気化熱で汗をだしあわてて体温を下げます。

逆に、寒ければ毛細血管を収縮して熱を閉じ込めます。このようにして体温を一定に保ちます。

このホメオスタシスは、マインド(脳と心)の世界にも作用します。何か新しいことに取り組もうとしても失敗経験が多かった人は、失敗をイメージさせてそのとおりにしようと画策します。

反対に、成功体験が多く、成功がイメージできる人には、そのとおりに作用します。

このように、どちらか一方臨場感の強い方にループをつくります。

別にあなたのマインドは意地悪をしているのではなく、変わってしまったら危ないと感じるのです。変わらせないためであれば何だってするわよ!

新しいことに挑戦するときに、急に不安や心配になったり、3日くらいで急にやる気を失わせたり。

場合によっては、コーチに疑いの心を持つように仕向けます。だって、そのまま続けたら変わってしまいますからね。

人によっては、もっとスーッと変革を起こすでしょう。

しかし、私自身の場合は闇が深かったので、コーチングを受けても変化が大変でした。

とくに、不幸であることがコンフォートゾーンだったので、変な話ですが、それから外れるにはしんどい思いをしました。

得体の知れない恐怖心に駆られて前に進めない。なかなかヤル気が出ないという局面も多々ありました。

これは変われないという意味ではありません。確実に変われます。むしろ、私の場合はコーチングを受けたからこそこのくらいの痛みで済んだのかもしれません。

何が言いたいかと言うと、変革にはそれなりの覚悟が必要です。

苫米地式コーチングはあまりにも強烈なため、人間関係、仕事を変えてしまいます。

とくに、人間関係においては、それまで仲良かった人と疎遠になってしまいます。

コンフォートゾーンがゴール側に移行してしまうので、それまでの人間関係が居心地悪くなってしまうのです。新しい人間関係が生まれる。縁起が書き換わると言います。

縁起が書き換わっていく中で、それまで仲良かった人がドリームキラーに豹変してしまうことが多々あります。一時的に、さよならをしなければならない時もあるかと思います。

寂しいと感じることもあるでしょう。人によっては辛いと感じる人もいるようです。

まとめ
セルフトークによって日々の思考、行動、感情を支配されている。それゆえ、人生を変えるにはセルフトークのコントロールが必要不可欠である。

変革していく際に、ホメオスタシスの抵抗が働く。このホメオスタシスに負けない、変わるという意思があなたの人生を決めるのである。成長には痛みが伴うのである。

セミナー情報

1.『自己洗脳で人生を変える日記の付け方』
日時 2015年11月28日(土)13:00-15:00
場所 京都(会場はお申込者に個別にご連絡します)
定員 20名
講師 幌村菜生(テトラヒドロン人間関係研究所 所長)、斎藤貴志(苫米地式コーチ)
料金 20,000円(税抜)

2.『アファメーション12個目のルール』in 大阪
日時2015年12月13日(日)12:10 〜15:00
場所 貸し会議室 大阪研修センター 〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1-12-15 ドルチェヴィータファースト3階 アクセスマップ http://www.kaigishitsu.ne.jp/accessmap/index.html
定員6名
講師 佐藤星児 三國真弓 斎藤貴志
料金5,500円