コーチング受けてどうなったか

コーチング受けてどうなったか

2015-07-23

苫米地式コーチングを受けて半年、僕の心がどのように変化していったのか書ける範囲で記したいと思います。

コーチングを受ける前の僕の心は-500くらいの状態、人生に行き詰ったような、先が全く見えないような、他の人に言わせると幽霊に取りつかれたような状態でした。-500だと視界は認識できるけど、自分がそこにいない、力が入っていないような感覚を味わいます。体がふわふわ浮いていて心はどこにあるのか分かりません(世間一般で言われている絶望とはこのような状態をいうのかもしれません)。どうしたら現状を変えられるか、どうすれば抜け出せるかばかりを四六時中考えていました。ゴールだって見つかっていませんでした。

2月に初めてコーチングを受ける前夜、僕は本当に変わるのかなと期待と同時に大きな不安を抱えて東京行きの夜行列車に乗りました。今だから言いますけど、プリウスが買えてしまうような金額を投資しました。なのに「何も変わらなかったらどうしよう」という不安があったのも事実です。ある方に「でも、今から斎藤さんの人生は変わるんですよね」と見送られました。

その後、セッションを終えて、都内を歩いていたら「こんな経験が出来るなんてある意味超ラッキーじゃね」と微かに思った記憶があります。そう思えるくらいその場は凄かった。この辺から、心がプラス軸に舵を切ったのだと思います。舵ついでにいうと東京湾が綺麗でした。

効果を圧倒的に体感したのは3回目の後くらいです。地元に帰ってきた時の、あの気持ち悪い感覚は今でも強く印象に残っています。いわゆる、認知的不協和という状態です。体はだるい、熱は出る、もっと辛かったのはネガティブな感情がオンパレード出てくる、もう二度と味わいなくない経験です。冷静に考えれば好転反応で、そのくらい心が動いたということです。
その後については以前もFBに投稿しましたが「騙された!」という感覚がやって来ました。「自分は凄いのに何で!おかしくね?もっとできるでしょ」というメッセージが心の奥底から湧いてきました。視界にも、力が戻ってきました。

4回目を終えてからの帰りの新幹線で「僕がコーチングをしたら、どんな人でも良くできる。間違いない!」という圧倒的な自信を得ました。いつの間にか、心の指針はプラスを指して、しかも(ここが重要)いつの間にかゴールが見つかっていました。
考え事も上にあげた「どうやって、この状態から抜け出すのか」ではなく、誰に頼まれたわけでもなく「どうやったら社会に機能を果たせるか。価値を提供できるか」に変わっていました。本屋に行ってもどうやったら僕個人の所得を上げられるか、儲かるかという類の本ではなく、いかに社会の役に立てるか、世の中を良くすることが出来るかというテーマの本が目につくようになりました。価値は与えられるものではなく、創るものだとこの頃から考えるようになりました。

面白いことに、人間関係も変化が訪れます。それまで、仲良かった人とは徐々に疎遠になりましたが、その代わり新しい出会いがたくさんやって来ました。心の状態により周りに表れる人も変わってくると断言できます。また、不思議なことにラッキー出来事ばかりが飛び込んでくるようになりました。

この頃になると、不思議なことに車で同席した人、電話でお話をさせて頂いた人から「斎藤さんと話すと、なんだがやる気が湧いてきた!」立て続けに言われるようになりました。どんな話をしたかというと、正直なところただの世間話です(非言語で何かが伝わったのでしょう)。

そして、先日最終セッションを終えました。東京の街を歩いていたら大学生の頃、初めてココに来た時のウキウキした感覚を体感していました。「このような感覚を味わえる日が来るなんて二度と来ないだろうと」思っていただけに圧倒的な感動でした。気が付いたら感性も鋭くなり、音が立体的に聞こえたり、音楽がぼやけて色に見えたりしていました。

また、2月に「これから変わるのですね」と言ってくれた方が、激変ぶりに驚いておられました。自分では分からないけど、他人はそのように感じるらしいです。控えめに見積もって+500くらいでしょうか。

なんで、当時と今では世界が違って見えるのでしょうかと師に尋ねました。返ってきた答えは「ただ、心が変わっただけ」とのことです。今ならわかるのですが、本当にただそれだけのことです。心で世界を認識しているからそこ、世界や現実は違って見えるのです。

面白いことに、-500から始まった冒険が+500になり、いつの間にか僕自身がコーチになってクライアントを持ち、その方々から報告を受けるたびに、ビックリみたいな毎日を過ごしています。

この記事を読んでまあそんな世界もあるのだなと思っていただければ喜びます。