人の考えや価値観が変わる前に、また何か新しいことにチャレンジをする時など、ネガティブな感情や体調不良が生じることがあります。脳(無意識)はその人が変わろうとするのを必死で抵抗します。
このネガティブな感情の中に、それまで自分自身が抑圧してきた多くは嫌な感情が含まれる場合があります。例えば、周囲に対する劣等感や自己否定感、あるいは誰かに対する憎しみなどです。長い心の底に沈殿していた感情が咳を斬ったように出てくる場合があります。
新しい自分に生まれ変わるには、それらの感情はクリーニングをされるのが理に適っています。人によると思いますがこの状態はメチャクチャきついです。自信も下がってしまうかもしれません。しかし、「夜明け前が一番暗い」と言われるように、ココを乗り切れば新しい自分に出会うことが出来ます。事態が良くなる前の好転反応だと捉えてみましょう。新しく生まれ変わるために必要なプロセスなのです。私個人的には、マイナスの幅が大きいほど、プラスへの振り幅が大きいと思います。
自分を変えようと必死に頑張ったけど、上手くいかなかったという人もいると思います。その多くはこの状況で諦めたのではないでしょうか。脳は私たちが変わるのを必死で阻止しようと仕掛けてきます。他にも、「めんどくさいな~」とか、「あの人が操ろうとしている」だとか、いろいろな理由を考えて変化させないように仕掛けてきます。そのくらい人間に備わった本能という機能は
強烈です。脳(無意識)に騙されてはいけません。むしろ脳(無意識)を騙し、利用してやるのです。
そこで、苫米地式コーチングでは、だったら本能(脳)を逆手に取ればいいんじゃね!というコンセプトのもと、最初からゴールを達成した側、つまり変化後のあなたが正しいという状態を脳にインプットします。そうすれば、脳は壁にかかった絵画が斜めになっていたら気持ち悪さを感じるように、現状のあなたに気持ち悪さを感じます。
心で感じる得体のない気持ち悪さ、心からは「おかしい、こんなハズではない」という独り言が聞こえてくるでしょう。人によってはもっと強烈な言葉が無意識から湧いてくることでしょう。そうなった時がチャンスです。ここをチャンスだと気づけ、それを活かせるかが人生の分かれ道なのです。ココで諦めるか、それとも明日の自分を信じて諦めずに前に進むかはあなた次第です。
がんばれという言葉はあまり使いたくないけどあえて言う。
もう少しだがんばれ!
※現状かそれともゴール側を正とするのか、人間の本能はより臨場感の強い方を正とします。現状がどうあっても、心の中でゴール側の臨場感が勝った場合は、脳は外の世界をそちらに合わせるように作用します。本能だから強烈です。