緊張した場面でも冷静な対処をする方法 続リラックス

緊張した場面でも冷静な対処をする方法 続リラックス

リラックスの重要性について書いています。

前回、緊張感が続くと、身体がガチガチになり冷え性や腰痛などに繋がるとお伝えしました。

また、心理面ではうつや神経症を引き起こすともお伝えしました。

今回は緊張感がもたらす弊害についてお伝えしたいと思います。

ハリーアップ症候群をご存知でしょうか。

これは航空機が定刻通りに離陸または着陸しなければならないというパイロットが心理的圧力を受けることから名づけられました。

航空機の墜落事故の8割は人的な錯誤で、2割は機械系統の異常であるとされています。

人的錯誤の背後には、このハリーアップ症候群の存在がとりだたされています。

パイロットが離着陸を焦るあまりに管制塔からの指示を聴き間違えたり、計器を読み間違えたりすることが要因だと言われています。

これは航空機業界ではなく、その他の業種でも当てはまります。

例えば、JR福知山線での事故も、運転士が焦るあまりに、スピードオーバーでカーブに突っ込んだために発生したと検証されています。

私の経験では、出港を急ぐ大きな船の船長が判断を間違えて、あわててロープを引っ張っり、付近にいた小さなボートが巻き込まれて転覆しました。

乗組員は亡くなってしまいました。

これらの事故は、緊張感のあまりリラックスが出来なかった為に生じたものと考えられます。

たら~れば~の話になり恐縮ですが、リラックスが出来き平常心であればパイロットも指示を聴き間違える可能性は低かったでしょう。

運転士もこのスピードで行けばまずいと思えたことでしょう。

船長ももう一度周囲を見張るという指示をして、周囲のボートの動静に気が付けたことでしょう。

短絡的に考えれば、経済効率とスピードを求める現代社会の功罪とも考えることが出来ます。

一方で、間接的な要因で緊張感の強制、リラックスの欠如が招いた結果であるとも考えられます。

この文章を読まれた方の中には、そうは言っても上からプレッシャーを掛けられたら従わざるを得ない。

どうしろというのだという方もいることでしょう。

恐怖によってコントロールをしようとする組織もあります。

恐怖はものスゴイ緊張をたらします。

不安や恐怖に心を支配され、恐怖にひれ伏してしまい、違法行為とも捉えられる危険な行動に出てしまうこともあります。

そのような場合、組織は守ってくれないと考えた方が良いでしょう。

現場の勝手な判断ということで、トカゲのしっぽキリにされることがあります。

リラックスを心掛けて、変な空気に飲み込まれないようにすることが必要です。

空気に飲み込まれずに、自分を守るために自分の頭で考えることは大切です。以下を参照ください。

副操縦士 待機時間が長びき結構立ちましたから、もう一度翼の凍結具合を調べてみましょう。
機長 いや、もう直ぐ離陸だ。

副操縦士 (臨戦態勢に入って、ある計器を示しながら)機長、これはおかしいですよね?ああ、まずい。

機長 いや、大丈夫だ・・・。
副操縦士 ええ、たぶん大丈夫でしょう。(無理やり高度を上げようよして、機体が音を発する)

副操縦士 ラリー機長、墜落してしまう!
機長 分かっている!(機長と副操縦士ほか76名が亡くなった墜落の衝撃音)

これは、チームのメンバーが、正当で博識な権威者であるリーダーに盲従してしまうという悲劇のほんの一例です。
N.J.ゴールドスタイン (著), S.J.マーティン (著), R.B.チャルディーニ (著), 安藤 清志 監訳 『影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣』P99-100

人間は権威に盲目であり、追従してしまうという特性からこの悲劇は生み出されました。

また、脳はとてもサボり屋です。とくに考えずに上の指示に従った方が楽だと判断しがちです。

しかし、時と場合によってはこのサボりが上の航空機事故のように取り返しのつかない悲劇をもたらします。

このことを頭の片隅に入れておいてください。

この状況を回避するには高いIQ状態を維持する、すなわち、リラックスが必要となります。

以上のように、護身術としてのリラックスを体得されてみてはいかがでしょうか。

『神経症とリラックスについて』

 

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