忘れられた体感覚を取り戻せ! とにかくリラックス


ビシッとしろ
もっと緊張感を持て。

このような言葉を投げかけられたことがある方も多いと思います。

学校教育でもシャキッとしろ、職場でも常に緊張感をもって事に臨めと言われてきたかと思います。

確かに勇ましい響きです。

一般的に常に緊張感を持つことが社会常識として正しいと認識されています。

厳密には緊張感と緊張は違うと思うのですが、多くの方は混同していると思うのでココでは緊張感も緊張とみなします。

緊張感の落とし穴
しかし、常に緊張感を持つことに、落とし穴があるとしたらどうでしょうか?

実は緊張をするよりもリラックスをする方が何倍も大事だとしたら。

緊張感を持つのはココ一番という一瞬で良いとしたら。

私もコーチングを受けるまでリラックスの大切さは頭では理解していましたが、体感として伴っていませんでした。

さて、なぜこの国では緊張感がもてはやされるのか不思議に思っています。

私なりに仮説を考えていました。

江戸時代に斬るか斬られるかの緊張感を持った侍が支配していた文化の名残でしょうか。

これは違うと思います。武家の頃から続く古武術を学ぶ機会があり、大切なことはリラックスであると体感しました。

守秘義務のため詳細は語れませんが、やる気満々で緊張して相手に対峙した時は相手の攻撃を受けました。実践ではアウトです。

しかし、リラックスして相手と相対した時は、「あらよっと」といった具合に相手の攻撃をかわして、こちらの攻撃が効きました。

リラックスすることにより、相手の素早い攻撃がまるでスローモーションのように感じ取れました。

落ち着いて対処することが出来たのです。これは高いIQが維持できたためだと考えられます。

一方で、緊張して望んだらIQが下がり、相手が仕掛けてくる前に変な動きをしてしまいました。

緊張した侍は、普段リラックスしている侍と対峙した時に間違いなくやられたことでしょう。

宮本武蔵が強かった理由はリラックスの達人だったからと聞いたことがあります。

それまでの日本人は体感覚としてリラックスの重要に感づいていたのでしょう。

ガチガチに緊張していては本来のパフォーマンスが発揮できません。緊張した分だけ、能力が封印されます。

スポーツでもリラックスは大事
リラックスはスポーツにおいても重要です。

長野オリンピックの男子スピードスケート500mで金メダリストの清水宏康保選手がスポーツ番組内で、レースの直前までリラックスのためにマンガ「頭文字D」を読んでいたと答えていました。

これを聞いた高校生の私は、真剣さが足りない、緊張感が足りないと、抜けているなと思いました。

しかし、抜けていたのは自分だと後年思いしらされました。

リラックスすることは、筋肉を柔らかくしたり、プレッシャーに押し潰れないようしたりと、最高のコンディションでレースに臨むためだったのだなと改めて思いました。

何分、20代前半の方は分からないかと思いますが、昔は小学校からの部活でさえ練習中に水を飲むことが禁止されていました。すっかりと洗脳されていたのです。

富国強兵の名残
リラックスよりも緊張感が重んじられるようになったのは、江戸時代後期より導入された西洋式の軍事教練の影響が大きいかと思います。

西洋式軍隊では、兵舎と呼ばれる兵隊が住む場所に住み、新兵や下級兵は上級兵から厳しい指導を受けたと言われています。

服の乱れや、敬礼の仕方など、多少ズレただけで大きな制裁を受けたと聞きます。

リラックスをしていたら、「貴様は精神がたるんどる」と言われて鉄拳制裁が待っていたことでしょう。

大義としては、弾が飛びかう戦場においても、冷静な判断ができるよう為の訓練だったと推測します。

この慣習が日本の敗戦まで続けられて、一般社会でも常識であったと考えてもおかしくはありません。

日本人にとって大切な体感覚は、なんば走りのように忘れ去られてしまいました。

話がそれますが、運動会での右向け右、体育のでのソフトボール投げ、走り幅跳びは軍事教練の名残です。

ソフトボール投げの起源は手りゅう弾投げです。走り幅跳びは塹壕をとび越えるためです。

戦後70年を経っても、軍事教練は体育と名前を変えて残っています。

こう考えてみると戦後の一般社会や民間企業でその名残が残っていたとしてもおかしくはない話です。

ただ現代は当時とは違って日本は戦場ではありません。

当時は米軍からの攻撃に備えて一般国民も神経を尖らせて緊張状態でなければなりませんでした。

飛行機の音がしたら敵か味方かを識別して、防空壕や物陰に隠れなければならなかったハズです。

生き残るために緊張が求められたのです。

しかし、今は敵機が襲ってくることはありません。そこまでの警戒レベルは求められませんし緊張をする必要もありません。

現代社会ではリラックスの方が重要
それよりも現代ストレス社会では、生き残るためにリラックスが求められます。

リラックスが出来ないため、ストレスが蓄積されてうつにもなるし、神経症にもなります。

私も経験がありますが、うつや神経症の状態では心を恐怖や不安に支配されます。体もガチガチに緊張しています。

注力が散漫になったり、怒りっぽくなるなどの心的障害も発生します。

IQが下がり視野狭窄になります。それそれといった具合に問題に囚われてしまって、最悪、自殺にもつながりかねません。

リラックスをして高いIQが維持できれば、何らかの対処策を練ることが出来ます。また、スコトマ(盲点)の状態にも気が付くことが出来るのです。

身体レベルでも肩こりや腰痛に繋がります。

このように、リラックスすることはとても大事なのです。

次回もリラックスの重要性について書きたいと思います。

まとめ
緊張感を持てと言われて単純に従うことには問題がある。

緊張感を持つより、リラックスする方が重要

リラックスをしていないと身体がガチガチに緊張して本来の能力が発揮できない。

このメカニズムを理解しているスポーツ選手は、リラックスすることに力を注いでいる。

武家の頃から続く、古武術の経験をつうじて、緊張感を強いるのは戦前の軍隊文化の名残りであり、それ以前は、体感覚としてリラックスの重要性が認識されていたと考える。

現代社会は戦時中とは違って、敵機に狙い撃ちされることはないのでもっとリラックスすべきである。

緊張はうつや神経症を引き起こす。また、身体レベルでは、肩こりや腰痛をもたらす。

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2016-01-02 | Posted in 未分類No Comments » 

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