Bさん大学合格 なんと彼女も!

Bさんは一浪の末、念願の大学(法律の分野では有名な私立大学)に合格しました。
大学合格のプレッシャーから解放されたBさんは、一気に気が抜けたのかちょっと体調を崩します。

過食症の面では、吐くのを我慢して、一か月間で5キロ以上も体重が増えてしまいます。その+5キロが標準体重だったけど、当時はますます体重に過敏になってしまったそうです。

大学生活で初めての一人暮らし。最初は慣れるまでが大変でした。東京での生活は最初は戸惑うことばかりだったそうです。しかし、2週間もすればすっかり慣れてしまい、むしろそれまでの地元の方が居心地悪く感じるようになりました。コンフォートゾーンが移行したのです。

また、大学に入ったというものの、いつの間にか大学合格そのものがゴールになってしまいました。なので、大学合格というゴールを達成した瞬間に勉強への意欲が失せていきました。事実、大学には合格したけれど、その後意欲を失って学校に来なくなってしまった同級生も結構いたそうです。

授業には何となく出席していたそうです。サークルはテニスサークル。理由は、女子が多かったから。思春期はやっぱりそれですか!

元来女性と話すことが苦手だったBさん。最初はぎこちない様子だったそうです。声が裏返ってしまうことがたまにあり、変に思われていないかと気が気でなかったそうです。

さて、そんなBさんにもいいなと思える女性が目の前に現れたのです!

その子はCさん。派手な感じの子が多かったテニスサークルの中でも、どちらかというと大人しくあまり目立たない感じの子だったそうです。
ココで注目すべきは、Bさんは無意識に同じような感じの子を好きになっていたということです。女子は沢山いたのに最初から派手目の感じの子には、関心が向かなかったとのこと。

夏休みの飲み会にてお酒の勢いをかりて告白をしたBさん。なんとCさんからOKの返事を頂くことに。この時は、嬉しすぎて涙がこぼれてきたそうです。やっと、自分にも彼女が出来たというよりは、認めてくれる人が出来と感じたそうです。

後日談、今だったら自分のことは自分で認めればいいと思うけど、当時は人に認めてもらえないと価値が無いと思っていた。価値は他人から認められて生じるものだとココロから信じて疑わなかったそうです。まだまだ、コーチングなんて言う言葉を知らない10代の頃のお話です。

続く