2025-11-11

恐怖を操る人から自分をまもる 脳科学と気功の実践法

恐怖を使って人を支配する“プレデター”から、心をまもるには? 苫米地式コーチングで使われる「気」の理論をもとに、気功的防御法で恐怖を超える方法を解説します。



今回はいつもより少しダークなテーマです。
それは──「あなたが関わってはいけない人」。


コーチングに関心を持つ方、特に女性の方には、
優しくて思いやりのある方が多いように感じます。
その優しさゆえに、誰にでも親切にしてしまい、
思いがけない罠にはまることがあります。


恐怖をプレデターとは

世の中には、生まれつき他人を利用することしか考えない人がいます。
そうした人は、あなたの優しさに付け入り、
あなたのエネルギーを奪おうとします。

こういった人は、最初は自信に満ち、堂々として見えるものです。
しかし、しばらくするとそのメッキがはがれ、本性を現します。


気がつけば、あなたはその人の感情に支配され、
判断を狂わされてしまうのです。

こうしたタイプは「恐怖」を使って人を動かします。
あなたを不安にさせ、否定的な言葉を浴びせ、
自己評価を下げてきます。


恐怖を武器にするプレデター 情報操作の正体

目的は、あなたを小さくし、自分の支配下に置くこと
だからこそ、彼らに対抗するために必要なのは、
理屈ではなく「気の強さ」です。

自己評価が低くなっていると、
たとえ客観的に見れば相手が悪くても、
「自分に原因があるのかもしれない」と思ってしまいます。

これは家庭内暴力(DV)やモラルハラスメントなどの被害を受けている女性が、
「私が悪いから、こんな扱いを受けるのだ」と感じてしまうのと同じ原理です。

優しい人ほど、相手を責められず、自分を責めてしまう。
でも、それはあなたが悪いのではなく、
「優しさの方向」がずらされているだけなのです。

それは、あなたの優しさや誠実さが、
逆に利用されてしまっているからです。

加害する側は、あなたがそう思い込むように、
巧妙に心理的操作(いわば洗脳)を仕掛けてきます。

「あなたのためを思って言っている」
「君が変わらないから悪い」
といった言葉で、罪悪感と恐怖を植えつけ
自己評価を下げていくのです。

けれども、忘れてはいけません。
あなたが傷ついているとき、悪いのはあなたではなく、
あなたを支配しようとする人のほうです。

その関係から抜け出す第一歩は、
「気を大きくすること」。

そして、そのためには、気功の『大周天』が効果的です。

大周天とは、イメージの中で自分の身体を大きく広げ、
全身に気の流れをめぐらせる方法です。
実はこれだけでも、あなたを守る『見えないバリア』になります。

「気」は情報である ― 苫米地式の視点

苫米地英人博士の理論では、
「気」は単なるエネルギーではなく、「情報」そのものとして扱われます。

「恐怖」とは、あなたに送られてきたネガティブな情報信号です。
支配的な相手が使う「否定的な言葉」や「不安を煽る態度」は、
「あなたは弱い」「あなたはダメだ」という情報を、
言葉や態度というエネルギーに載せて送信しているのです。

もし受け手がそれを真実だと信じ、
内部表現(心の中の世界モデル)に書き込んでしまうと、
自己評価が下がり、支配されやすくなります。
つまり、恐怖とは「あなたを小さく見せる情報操作」なのです。

情報の書き換え『大周天』

「地球サイズまで自分を大きくイメージする」という大周天の技法は、
身体を変えるものではありません。
「自分は大きく、堂々としている」という新しい情報にアップデートしていく方法なのです。

これはまさに、苫米地博士が述べる
変性意識状態(イメージに没頭した状態)を使った、内部表現の書き換え」そのものです。

地球を抱きしめるように自分を拡張するイメージは、
脳に「私は小さくない」「安全で広い存在だ」という情報を強く焼き付けます。
すると、外から届く恐怖の情報が相対的に小さく感じられ、
やがて届かなくなっていくのです。

「気の強さ」とは、情報の強度である

よく「気が強い」「気が小さい」と言いますが、
これは比喩ではなく、情報の強度の違いを示しています。

攻撃してくる人ほど、実は自分の内側が「不安」「不足」「恐怖」といった弱い情報で満たされています。

その弱さから虚勢を張るために、
彼らは外に「強そうな情報」を発信し、他者を支配しようとするのです。

一方で、大周天を通して「自分は大きい」という強い情報を自らに書き込むと、
相手の弱い情報(攻撃)は相対的に無力化されます。
まさにこれが「見えないバリア」の正体です。

前頭前野を整えて対処

大周天を行うことで、感情を司る扁桃体の暴走が鎮まり、
理性をつかさどる前頭前野が活性化します。

これは、「怖くて小さくなりたい」という古い情報が、
「自分は安全で大きい」という新しい情報に上書きされた結果です。

恐怖の処理に使われていた脳のリソースが解放され、
あなたの思考はクリアになり、冷静な判断力が戻ってきます。
理性を保つとは、脳が情報を適切に整流できている状態なのです。

『内部表現の書き換え』が恐怖を超える鍵

苫米地式に言えば、
「恐怖に屈しない」とは、気を強くすることではなく、
自分の内部表現を書き換えることに他なりません。

大周天は単なるイメージトレーニングではなく、
あなたの脳と意識が一体となって行う情報の再定義作業です。

そして、その書き換えが成功したとき、
あなたの中で恐怖は意味を失い、
外からの支配も届かなくなります。

なぜなら、あなたに嫌がらせをしてくる人ほど、
内面は驚くほど気が小さいからです。

彼らは、自分の不安や恐怖をあなたに押しつけることで、
安心しようとします。

つまり、あなたを支配しようとするのは、
あなたの中に「自分より弱い部分」を見つけたいからなのです。

けれども、あなたが心の中で大きく広がり、
堂々としたエネルギーを放っていれば、
その支配は届きません。

あなたの気が満ちているとき、
人はあなたに攻撃できなくなります。
自然と距離を取るようになるのです。

もし、エネルギーを削り取られたと思う際は、
自分の存在を地球サイズまで大きくイメージしてみましょう。

イメージの中で、
まるで地球を抱きしめるように
右手でカナダを、左手でヨーロッパを、
右足でブラジルを、左足で南アフリカをつかむ感じです。

地球サイズまで巨大化することで、
さらに強い気持ちになれるでしょう。
この方法は簡易版の「大周天」です。


さらに、大周天を行うと、
理性をつかさどる前頭前野が活性化します。

その結果、感情を揺さぶってくる相手の言動に対しても、
冷静さを保ちやすくなります。

恐怖や怒りに巻き込まれず、落ち着いて判断できる――
これこそが、本当の強さです。

そして、自己評価も自然と高まります。
自分の内側に力が満ちていく感覚が、
あなたをさらに安定させるのです。

だからこそ、大周天は古来より「秘伝」とされてきました。
それは単なる技法ではなく、
心の自由を取り戻す智慧なのです。

大周天のやり方を学ぶには

そのほかの大周天のやり方については、
YouTubeでコーチや気功師の方々がわかりやすく紹介しています。

また、『夢が勝手にかなう「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体』(マキノ出版)という本にも
丁寧な解説があります。

人気のため中古価格が上昇しているようですが、
興味のある方は一読の価値があるでしょう。

優しさは弱さではありません。
本当の優しさは、恐怖に屈しない心の上に存在します。

あなたの内なる気が満ちていれば、
どんな支配にも揺るがない。

その穏やかな強さこそが、
これからの時代に必要な「心の護り」なのです。

⇒もっと内部表現について学ぶには
『耳をすばせば』心(内部表現)の書き換えがみえてくる  | 頑張り女子の頑張らずに楽しくなる生き方入門


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タグ: コーチング苫米地式コーチング苫米地英人

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