将来に対する不安とその解消法①

将来に対する不安とその解消法①

あなたは将来に対して不安を抱いていませんか。

 

 

働けど働けど給料は上がらない。このまま年を重ねて、いつまでも健康で働けるのか。むしろ、AIの台頭で近い将来自分の職が奪われるのではないか。

 

 

普段は忙しく過ごして、なかなか意識に上がらないけど、ごくたまに一人になった時にこのような不安がアタマを過ります。

 

 

そこで不安を打ち消すために、女子会でお喋りを楽しみたいのだけど、そのメンバーの多くも結婚して徐々に少なくなってきている。

 

 

また、かつては若い女性というだけで、食事を奢ってもらえたり、いろいろと良い思いをさせてもらえたりした。けど、年々そうそうおいしい話や出来事はなくなってきている。残念ですが、日本社会では若い女性の方が何かと便宜供与をはかってもらえます。

 

 

 

それでは自分も誰か良いパートナーを見つけて、家庭に夢を抱ければいいやと恋愛に精をだします。しかし、なかなか上手くいかなくて、さらに不安になる。

 

 

仕事にしても将来は単純労働はAIに奪われるでしょう。仮に奪われないとしたら、人間の方がコストが安いからです。それはつまりこの先も給料が上がらないという意味です。

 

 

肉体労働であれば30代までが限界でしょう。雇う側としては、きびきびと働いて体力のある若者を選びます。

 

 

 

いやいや働き手不足で、外国人労働者を受け入れると議論しているくらいだから、どこか働き口はあるハズだというシナリオも思いつきます。確かに、あなたさえそれでよければ、その通りかもしれません。

 

 

しかし、この議論は日本人の働き手の数が減った何とかすべきよりも、いかに外国人を安く受け入れて、現状維持をしていくのかが本音の気がします。

 

要するに、お金を掛けずに、国力を維持していきたいのです。雇う側は、あなたを雇うよりも外国人を受け入れた方が儲かるのであれば、迷わずに外国人を選びます。

 

同胞よりもお金、それが今世界を席巻しているグローバル資本主義経済の考えです。

 

私たちは既にグローバル資本主義経済の中に取り込まれて入れています。日本だけが勝手に、今後から鎖国するので関係ありませんとは言えないでしょう。もっとも鎖国したところで、あなたの不安が解消されるかとは関係ありまえん。

 

 

 

 

 

いやいやベーシックインカムを導入するから大丈夫 という意見も聞こえてきそうです。

 

ベーシックインカムとは、すべての人に所得として一定額の現金を支給する制度のことです。働かなくてもお金がもらえるなんて夢のような制度です。

 

ベーシックインカムの導入で、嫌な労働から解放されて、好きなことに打ち込めて良いような気がします。

 

 

しかし詳細は省きますが、実際はベーシックインカムで貰える最低限度のお金しかない層と、お金がある人との格差がますます固定化されるだけな気がします。もっとも現状ベーシックインカムが実行されるのかどうか不透明です。

 

 

 

 

 

このように将来に対して不安になる要素がたくさんあります。このままでは将来、私はちゃんと生きていけるのだろうかと心配になります。一人ぼっちになって、孤独死してしまうのではないかという考えも浮かんできます。

 

 

 

 

 

資格

そんな中で、多くの人はとりあえず資格を取ろう。『資格を取りさえすれば、何とかなる』と考えて、早速書店の資格雑誌のコーナーに向います。

 

確かに、国家資格のようにそれがないと実務をしてはいけない手堅い資格もあります。しかし、そんな国家資格も保有者が十分に足りています。

 

 

かつては資格の花形であった弁護士の資格でさえも、実際にビジネスの段階になれば、競争が激しく、それで食べていくことができなくて廃業する人が多いのが実情のようです。

 

『資格といって足裏の米粒説く、その心は。あっても食えない』です。

 

民間の資格であればなおさらです。誰でも取れる資格であれば、その分ライバルも多いです。

 

資格があれば安泰というのは資格学校の宣伝文句です。

 

資格を取得しただけでは、なかなかあなたの不安解消に役立たないと思います。

 

 

 

 

 

副業

次に、副業という選択肢が浮びます。

 

今は副業がブームなのでしょうか。副業のアドバイスをする人が増えました。

 

 

例えば、手っ取り早く、学生時代に磨いた英語力で翻訳の副業を考えます。

 

 

学生時代に英検1級を取った。この英語力をもとに翻訳をしようと思いつきます。でも今の時代、世間を見渡していると英語ができる人はざらにいます。かつ翻訳は他の言語を的確に訳すという職人技です。莫大な時間とエネルギーを要します。

 

そんな中でお仕事の依頼は、何か特別な専門性やコネがない限り、あなたに翻訳の依頼が来ることはなかなかないかもしれません。仮に、あったとしても安い単価のお友達価格がほとんどでしょう。

 

『いや、好きだから』という反論もありそうです。確かに、好きだから続ける原動力にはなるかと思いますが、副業というビジネスで収益を上げるには少し心細いです。

 

 

 

またどんな副業をするにしても、その業務に精通している必要があります。そうでなければ有料の依頼はまず来ません。あなたではない誰かが選ばれます。その誰かはきっと副業ではなく、本業としてやっている人でしょう。

 

 

 

 

 

結婚

女性にとって、もっとも現実的な方法として結婚を思い浮かべます。結婚してパートナーに養ってもらう。もしくはパートナーと2馬力で頑張るという考えです。

 

 

その価値観はお母さんから譲り受けたものでしょう。実際に、お母さんの世代は専業主婦が当たり前だったのでしょう。日本経済にまだ成長のゆとりがあり、働き手である男性がまだそれなりに稼げていたかです。

 

 

例えば、私の地元の漁師さんを見てみましょう。今はさびれた漁村ですが、かつては私の家の近所に漁師さんが沢山いました。私が子どもの頃は、夕方になると一斉に船団が沖に漁に向かったものです。小学校の見学で市場に行っても活気がありました。同級生も漁師さんの息子、娘が沢山いました。

 

 

実際に、羽振りの良い頃の漁師さんはかなりの高給取りだったようです。もっと昔は中学を出て、5年もすれば庭付きの一戸建てが買えたそうです。

 

また漁師さんのための商店や酒屋、クリーニング屋などもありました。漁師さんの、お奥さんは基本専業主婦で、何かあれば近所の魚加工場にパートに出かけていました。小さな漁村ですが、それなりに経済が回っていたのです。

 

日本もそれなりに好景気だったのでしょう。この時の成功体験をもとに、お母さんはあなたにアドバイスをしているのでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、それから30年余り。日本経済にゆとりがなくなっているのは、この記事に共感してくれている、あなたが一番実感しているでしょう。

 

それに伴い、女性を養える男性の数が少なくなっているようです。加えて、女性を養えるだけの経済力を持った男性は既に売り切れていることでしょう。

 

もっとも結婚もパートナーが失業したり、病気になって働けなくなったりした時点で安定ではなくなります。

 

その前に、パートナーと巡り合わなければなりません。

 

 

 

 

 

さて、女性は現実的と言われますが、その現実を考えれば不安定要素が多くあります。まるで将来が八方塞で、お先真っ暗ではないかと無力感に包まれます。

 

もしかしたらあなたも、既にこの悪循環の中に取りこまれつつあるのかもしません。

 

 

 

こういった現実の中で、どのような対処方法があるのか考えていきたいと思います。