なぜあなたは他人の態度や言葉が気になって仕方がないのか?

なぜあなたは他人の態度や言葉が気になって仕方がないのか?

今までいろいろな女性の相談を受けてきました。

 

その中でとりわけ多い相談内容が、他人の目線が気になって仕方がないということです。

 

 

 

 

例えば、本当は、やりたいこと(理想)がある。

 

でも他人の目が気になって仕方がない。

 

なので、ブレない自分でいたい、自部分軸を持ちたいと彼女達は言います。

 

 

 

 

他には、他人に何か言われたら、それが気になって仕方がないというお悩みもあります。

 

 

 

 

 

 

女性は男性よりも他者との繋がりや共感を大事にする生き物です。

 

 

 

 

例えば、男性は何かを成し遂げた実績や他人との競争に勝って手に入れた結果を大事にします。

 

少々、他人との関係構築が苦手でも、自分の中での実績や結果がどっしりとしていれば、『あの人はコミュニケーションが苦手だけど、仕事が出来るから』とそれなりの評価を得ます。

それが自信にも繋がります。

 

 

 

一方で女性は、他者からの言葉や態度がダイレクトに自己評価に繋がります。

 

他人から、パートナーや大切な仲間から『綺麗だね』、『可愛いね』と声を掛けてもらう、そう見なされることはとっても大切なことなのです。

 

ココロの栄養です。

 

 

 

 

 

その反面、悪口などを言われて場合には『ぐさっ』と来ます。

 

もしかしたら、あなたもそんな経験がありませんでしたでしょうか?

 

その時に『気にしなくてもいいよ』とアドバイスを受けますが、とは言うものの、気にしないようにすればするほど、気になってしまうのが本当のところでしょう。

 

 

 

 

『きぃー、あんなことを言うなんてあの人許せない!』と怒りもあらわになります。

 

 

このように褒められては舞い上がり、悪口を言われては下がって、時には寝込んで、疲労困憊しています。

 

まるで他人の評価に振り回されてしまっているかのようです。

 

 

 

 

 

 

ではなぜ、とくに悪口を言われたら気になってしまうのか?

 

 

思いがいけない状況で予期に反して悪口を言われる、それまではフラットだったココロの状況で悪口を言われると人間は不安を感じるものです。

 

このいきなり不安を感じた時に変性意識が深まります。

 

 

 

 

 

変性意識とは目の前の物理的な世界ではなく、仮想(情報)の世界や空想の世界、はたまたこのブログを読んで、そこに臨場感を感じている状態です。

 

臨場感とは気持ちが集中したような状態です。

 

もっとも私たちは程度の差こそあれ、普段から変性意識状態にあり、一番深いのが睡眠です。

 

 

 

 

 

この変性意識が深まった状態であれば、なぜかまるで赤ちゃんのように、他人の言うことを素直に受け入れて、人のココロは書き変わりやすい状態になります。

 

 

その証拠に、ここに書いてあることがあたかも本当だとアウトです(嘘です笑)

 

 

 

例えば、悪口を言われて不安を感じて、もしかしたら『全員が私のことを嫌っているのでは』とさらに不安を強めて、そのような仮想(情報)世界に臨場感を持ちます。

 

端から見れば妄想ですが、しかし臨場感を高まった世界がその人にとっての真実なのです。

 

この結果他人の目が気になってしまって自己評価を下げてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

他方、パートナーの言葉は、あなたは聞き入れやすいでしょう。

 

パートナーとの関係は、ラポール状態であり、この状態も変性意識が深まった状態です。

 

というか変性意識が深まれば、ラポールが生じると考えた方が分かりやすいかもしれませんね。

 

 

 

 

ラポールとは、パートナーに、あたかも親や兄弟のような親近感を感じる状態です。

 

幼い頃に、親や兄弟の言うことを、疑うことなく受け入れたでしょう。

 

これが先の変性意識が深まった状態では他人の言葉につられてしまうという意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

男性であればどうでしょう。

 

もちろん男性も変性意識になります。

 

 

 

 

 

ただし男性は『確率上誰からも好かれないこともある。俺が嫌いな人もいる』と論理的に考えます。

 

 

論理的に考えるとは、意識にあげることです。

 

無意識に感じていることを自分で意識にあげれば、自分で自分のココロを書き換えることであり、自分の主導権を取り戻すことです。

 

 

つまり男性は、一旦は他人から嫌われているかもという情報を、他人からココロに書き込まれますが、それに対して自分で自分のココロを書きなおす術を持っているのです。

 

ただし、男性であってもラポール関係にある異性に褒められれば伸びますし、一方で、否定をされれば落ち込みます(笑)

 

ここはお互い様です。

 

 

 

 

 

余談ですが、男性を上手に変性意識に落として、そこで『おだてる、褒める』これが、案外あげまんの正体なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、なぜ女性は論理的に考えるのが好きではないのか。

 

それは『女性は論理的に考えなくても良い』という教育や刷り込みが施されてきたからです。

 

女性は『AならばA』、『BならばB』そう言われて素直に従う、『女は黙って男の後を3歩下がる』、『波風を立てずに誰とも仲良くやっていかなければならない』という考え方を幼少期から強烈に刷り込まれてきたからです。

 

 

 

 

 

今は分かりませんが、かつて私の住む田舎では『女性が大学に行ってはいけない』、下手に知恵(論理)思考を身に付けると、男性からめんどくさがられて、結婚できなくなると言われて脅されていたモノです。

 

もうお分かりだと思いますが、脅しも変性意識を深めます。

 

このように、幼少期より素直に言うことを聞くことが美徳として教えられ、かつ自己評価も下げる。

 

そして、変性意識が深まった状態で、他人から情報を書き込まれれば、結果は見えていますよね。

 

 

 

なので、あなたが他人の言葉が気になって仕方がないというのは、ある意味仕方のないことではあります。

 

ただし、その防御方法も書いていきます。

 

 

 

 

なお、この様な女性の特質を悪用して『あなたはこんなことも出来ないのか』と脅して、『それは○○タイプだから仕方がない』とあたかも上から抱擁して安心させる類の自己啓発もあるようです。

 

ただし、脅しの方法では、最終的にはネガティブラポールという現象が生れて、その先生は憎まれるようになります。

 

 

 

 

 

さて、あなたも本当の自分は仮の姿で、こんなものではないと思っていませんか?

 

 

と同時に、『それでは理想の姿を求めましょう、エフィカシーを上げましょう!』とアドバイスをされても、それは難しいと感じてしまいませんか?

 

 

『私なんかには無理』

『それは、憧れの○○さんならできるだろうけど』

 

と言った言葉がアタマの中でリフレインされているはずです。

 

 

 

 

実は、この言葉は一見あなたの言葉のようであって、実は他人から、とくにあなたの両親や学校の先生から、幼少期から今に至るまで『あなたには無理だよ』と言われ続けてきた言葉です。

 

他人の意見が形を変えて、あなたの言葉として湧いて出ているのです。

 

 

 

 

『先生の言うことを素直に聞く人が良い子』、『両親の言いつけを守る人が良い子』を素直に受け入れて来たあなたは、あなたの身近な大人たちの否定の言葉や態度、感情を過敏に感じ取り、あたかもそれが真実として受け入れてきた結果、今の自己像をつくって来たのです。

 

そして、その自己像の上に、先の変性意識状態に投げ込まれた、これまた他人の否定の言葉を上書きしているのです。

 

 

 

ここまで長くなりましたので、次回に回します。

 

 

お読み頂き、ありがとうございました。