味噌や醤油で味覚が完成している日本人が、ワインを飲んでありがたみを感じるという社会的洗脳

先日、お茶会の場所に向って四ツ谷の街をさまよっていました。

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さまよっている最中に、高級そうなマンションの前を通りました。

 

洗練されたマダムが高級車から降りてきて、それを見て、一瞬『カッコいいなー』というその情景に憧れる情動が生じました。

 

そこで本当に高級マンションに住みたいのか歩きながら頭の中でシュミレーションしてみました。

 

温かい日差しが降り注ぐ都心のマンション。

 

広いスペースには高級家具が設置されています。

 

日中は優雅にワインでも飲んで、読書にでもふけようかという映像を思い浮かべました。

 

しかし、あまり嬉しくありません。

 

嬉しいのは最初の5分だけで、最初の3日で飽きてしまいそうです。

 

冷静に考えれば、地方の港町で育った自分が、四ツ谷の高級マンションをありがたく思うのも変な話です。

 

海が見える場所であればまた違うのでしょうが。

 

まるで味噌や醤油で味覚が完成している日本人が、ワインを飲んで悦を感じるような変な感覚です。

 

いつの間にか、そこに価値があると洗脳されていました。

 

それでも仲間を読んでパーティーでもしたら楽しそうですが、何か違うと感じました。

 

というよりは『寂しい』と感じたのが正直なところです。

 

いくら高級マンションでも、そこに籠っていたら寂しい!

 

実のところ、家具や内装に関して、私はそこまで関心がありません。

 

船員室のような狭い部屋の方がある意味落ち着きます。

 

というよりも、その正体は他人に見せびらかして『いいだろー』と優越感に浸りたいだけだと本音が見えてきました。

 

しかし、優越感は一瞬で無力化します。自分より優れている人と遭遇すれば、これまた一瞬で崩壊、砂上の楼閣です。

 

なぜ優越感を感じるのかというと背後には、とてつもない劣等感や不安感があるから。

 

それを抑圧するために優越感という蓋が必要でした。なかなかその感覚がスコトーマに隠れて見えていませんでした。

 

しかし、今では優越感に時間と生命時間をかけても無駄だと、冷静に感じられるようになりました。

 

というよりも、優越感よりも楽しい時間を見つけました。

 

それはゴール設定を含めた、それに向かう途中です。

 

今このブログを書いている瞬間もそうです。

 

もう一つは、他の人の役に立った時です。

 

人間は社会的な動物なので、仲間の役に立つ時が種の本能として、喜びを感じる時なのかもしれません。

 

そっちの方が、優越感よりもはるかに嬉しい・楽しい・清々しく感じます。

 

また、仲間を探して、外に探検に出かけた方が何倍も楽しそうと感じました。

 

高級マンションの近くには、コンビニがあり、そこの駐車場で若いあんちゃんがカップラーメンをススっているのを見かけてワイルドだな(死後)と嬉しく思いました。

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仮に、高級マンションに住んでいても、おそらく降りてきてこのコンビニで、あんちゃんの仲間に入れてもらいたくなるなと感じました。

 

むしろ、寂しさゆえにお金を払っても仲間に入れてもらうかもと。

 

私にとっては、高級なマンションや家具より、人との関係の方が重要なのだなと思う今日この頃です。

 

これを読んだあなたにも、社会的に刷り込まれた価値観よりも大切な何かがあるハズです。

 

 

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