『自分には価値が無い』という盲点 あなたが世界に与えるインパクト

2016-02-03

「私には価値が無い」。

「何にも役に立てていない」と塞ぎこんでいる方がいるかもしれません。

とかく自信が欠乏している時にそのように感じてしまいがちです。

また社会は、男性は稼いだ人が偉く、女性は、結婚して子どもを産んで育てる。それが唯一偉いと遠まわしに宣伝している節があります。

そこから、外れてしまって罪悪感や劣等感に苦しんでいる人もいるのではないでしょうか。

 

世界に影響を与える
しかし、好むと好まないに限らず、自信があろうとなかろうと、一人の人間の一つの行ないが、世の中にとてつもない影響を与えているのは事実です。

甘い戯言でも、詭弁でもありません。

 

別にいい話をしようという魂胆はありません。

だけど、冷静に考えて、そうならざるを得ないという結論に達したので書きます。

シンプルだけど、難しく考えてしまう罠です。

それを以下に、お伝えしていきます。

 

ルータイス氏の事例
元祖コーチと呼ばれるルータイスの氏の場合を考えてみましょう。ルーが小学生の頃の体育教師、アンダーソン氏が彼を目にかけてくれました。

自尊心がボロボロであったルーを、アンダーソンは素晴らしい人間だと扱いました。

ミスターアンダーソンにが信じて任せてくれるなら、私はそれにふさわしいにちがいないと考えたのだ。
ルー タイス (著) 吉田 利子 (翻訳) 『望めば、叶う』日経BP社 P207。

この経験が彼を世界をより良くするという世界へ導いたことには間違いないでしょう。

この経験がなければThe Pacific Institute(TPI)も存在せず、Tice Principle ,苫米地式コーチングもなかったに違いありません。

そもそもコーチングという概念すらないはずです。

これがどれほどの損失かはお分かり頂けますか?

携帯電話の開発はもっと遅くなり、アイルランド和平もなかったのかもしれません。

当然、このブログ記事も存在していません。

 

タモリさんの事例
また、タモリさんのことを考えてみましょう。

もし、福岡の某ホテルでJAZZ PIANISTの山下洋輔さんたちが酔っ払ってどんちゃん騒ぎをしていなければ、タモリさんは上京せずに、ブレイクすることもなかったはずです。

笑っていいとも!という番組もありません。

日本の平和なお昼時もなかったのかもしれません。

 

このような経験はお読みになってくださった一人ひとりに覚えがあると思います。

 

些細な行動が
あの時、「ある人に些細な一言だけど、こう言ってもらえた」。

その言葉が励みになって、行動に繋がり、今をつくった経験があるのでは。

態度やある人からの思いなどの非言語の部分も含みます。

 

一方で、自分では気が付いていないだけで誰かを勇気づけるような言葉を与えたり、態度や行いで示しているのかもしれません。

 

 

外れたスコトーマ
例えば、私が20代前半の頃、大変失礼な話ですが、公衆トイレの掃除をされる方を哀れだと思っていました。

正直に白状すると、なんで人が用を足した便器を洗わなければならないんだ、屈辱以外の何物でもないと思っていました。明らかに、下にみた態度です。

しかし、良く考えてみると、その方々がいないとここからウイルスが発生して疫病に繋がる。この方々がいなかった私を含めて、もっと多くの方々が死んでしまっていたのでは考えました。

日本の衛生環境が整っているのも、この方々のおかげだと気が付きました。まさに、スコトマが外れた瞬間でした。

治安を守る警察官や救急隊員のようには認識されていないのかもしれません。

しかし、事が起こる前から、疫病の予防のために尽力をされているのは事実です。

紛争予防に努める外交官と同じようなものです。まさに、トイレの神様です。

 

金額換算や社会的地位に囚われすぎると、事の本質を見逃してしまうケースが多々あります。

 

もしかして、仕事に誇りを持てない、やりがいを持てないと嘆いている方がおられるかもしれません。

その仕事を通じて世の中に貢献しているのは事実です。

 

全ては縁によって起こる
また、これらは縁によって起こっています。

どこかで自分のした行動が世の中に影響を与えているのです。タイムラグを経て、人類の大きな一歩に繋がっているのです。

 

本人はとくに意識していなくても、今日ある人に行った小さな親切が、明日の人類の大きなhappyに繋がっています。

 

ブラジルで一匹蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が発生するというバタフライ効果にもつうじます。

https://goo.gl/S4wVoL
私たちのとる行動が、まだ生まれていない世代の人類が私たちの行動に影響を受け、人生を紡いでいくことになります。

バカバカしい。そんなの結果論に過ぎない、そうお考えの方もいるかもしれません。

 

だけど、結果には原因が伴います。

ものすごい出来事の原因として自分も加わっているとしたら。

 

そう考えると人間の価値とは金銭だけでは計り知れないものがあるかと思いませんか?

誰でも、無条件に存在そのものに価値があります。

ただ、資本主義というスコトマに隠れているだけです。

 

 

最後に、『生かされている』という事の意味が分かった気がします。

 

まとめ
・本人が気付いていないだけで、みな世の中に大きく貢献している
・縁によって起こっている
・しかし、それらは得てしてスコトーマに隠れて見えていない
・金銭的価値や社会的地位という視点以外から、ものごとを観るとみえてくる
・誰でも、無条件に存在そのものに価値がある

 

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