2025-11-29

コーチングを受けると悩みが遠のくって本当?自我を書き換える「心の優先順位」の整え方

コーチングを受けると悩みを忘れられるのはなぜ?

──「自我が書き換わる」とは、あなたの「心の優先順位」が変わること

1.苫米地式コーチングの基本定義

    苫米地式コーチングでは、コーチングを
    「ゴール達成のためのマインドの使い方の技術」
    と定義します。

    もう一歩踏み込むと、それは

    「現状の外側にゴールを設定して、エフィカシーを上げる」

    ための技術です。

    ここでいうマインドとは、「脳」と「心」をひとまとめにしたもの。
    私たちはだれでもマインドを持っていますが、そのポテンシャルを十分に使いこなせている人は、実は多くありません。

    その理由の一つは、マインドの「上手な使い方」を、きちんと教わる機会がほとんどないからです。
    むしろ、親や学校、スポーツなどで教わってきた「頑張り方」は、マインドの本来の力を発揮しにくくしてしまうケースもあります。

    そこで苫米地式コーチングでは、マインドの使い方そのものをアップデートし、
    人生をより自由にデザインできるようにしていきます。

    その中核にあるのが、この記事で扱う
    「自我=心の優先順位」を書き換えるプロセスです。

    2.自我とは「あなたの心のクローゼット」の中身

      ここからは、マインドをもう少し具体的に説明するために、
      「自我」という言葉を使います。

      苫米地式コーチングでは、「自我」を
      自分にとって何が大切か、という情報の集合体として捉えます。

      たとえるなら――

      全宇宙の出来事の中から、
      「自分に関係のあるものだけを拾い集めるフィルター」であり、

      あなたの「心のクローゼット」の中身そのものです。

      フィルターの違いの例
      同じドラマを観ても、ある人はファッションに目が行き、
      別の人は人間関係の微妙な変化に心を動かされます。
      これは、それぞれが持っている「自我のフィルター」が違うからです。

      クローゼットの中身の例
      クローゼットの中には、「家族」「仕事」「健康」「美しさ」「静かな時間」など、
      あなたの大事な価値観がぎっしり詰まっています。
      このうち、一番手前=すぐ手に取れる場所に置かれているものが、
      あなたにとっての「最優先事項=ゴール」と強く結びついています。

      3.悩んでいるとき、心のクローゼットでは何が起きているか

        コーチングを受けに来る方の悩みは、多くの場合、次のようなテーマに集約されます。

        人間関係のもやもや(パートナー、上司、同僚、ママ友など)

        将来への不安(お金、キャリア、老後)

        自信のなさや自己肯定感の低さ

        想像してみてください。
        あなたの心のクローゼットの「一等地」が、長いあいだ
        悩みアイテム(=気がかり)で占領されている状態を。

        心の優先順位(悩みモード)のイメージ

        第1位 あの人にどう思われているか

        第2位 将来のお金の不安

        第3位 過去の失敗の反省

        何年も同じ悩みに苦しんでいる人は、この「悩みアイテム」が
        不動の主役のように、ずっと一番手前に居座っています。

        その結果、本当はやってみたいことや挑戦したいことがあっても、
        あなたのエネルギーの大半は、いつも「悩み」を維持し、
        頭の中で何度も反芻することに使われてしまうのです。

        4.コーチングで起きる「主役交代」と「自我の書き換え」

          苫米地式コーチングのプロセスは、

          現状の延長線上にはない

          けれども、本当に心から望んでいる

          そんな現状の外側にあるゴールを一緒に見つけ、
          それをあなたの「心のクローゼットの一等地」に置き直していく作業です。

          このゴールは、今の自分からは少し想像しにくいけれど、
          思いを巡らせているとワクワクしてくるような未来です。

          このゴールという新しい主役を定めていくプロセスの中で、

          「自分ならきっとできる」という自己評価=エフィカシー

          「何を大事だと感じるか」という重要性の順番

          が、同時に更新されていきます。

          心の優先順位(ゴール設定後)のイメージ

          第1位 本当にやりたいことの達成

          第2位 新しいスキルや知識の習得

          第3位 世界観を広げてくれる旅や出会い

          こうなってくると、日々の意識は自然に
          「どうすればゴールに近づけるだろう」へと向かいます。

          5.悩みを忘れるのは、「意識のスポットライト」が動いたから

            かつて第1位だった人間関係の悩みは、
            新しいゴールに向かって動くことが楽しくなるにつれて、
            意識のランキングのずっと下の方へ押しやられていきます。
            ほとんど最下位に近い位置まで下がってしまうこともあります。

            これが、よく言われる

            「コーチングを受けたら、いつの間にか悩みがなくなっていた」

            という現象の正体です。

            悩みが魔法のように消えたわけではありません。

            以前は、エネルギーの九割を「悩みの維持」に使っていた。

            いまは、エネルギーの九割を「ゴール達成の喜び」に使っている。

            その結果、

            何を大事にして生きるか

            という価値観が根っこからアップデートされ、
            意識のスポットライトが、悩みの暗い場所から、
            未来のゴールという明るい場所へと移動したのです。

            6.自我が変わると、「現実」や「人間関係」も変わる理由

              自我=心の優先順位が変わると、
              あなたと世界との関係性も少しずつ変わっていきます。

              たとえば以前は、

              「私を否定してくる苦手な上司」

              と感じていた相手が、今は

              「自分のゴールを達成するために、どう巻き込んでいくかを考える相手」

              という一つのリソースに見えてくるかもしれません。

              かつては「プレッシャーの源」だった仕事が、
              「ゴールに近づくための舞台」へと意味を変えることもあります。

              苫米地式コーチングの特徴は、
              過去を掘り下げて傷を癒すことだけを目的にするのではなく、
              未来のゴールという視点から、マインド=自我の使い方そのものをアップデートすることで、
              あなたが見ている「現実そのもの」を変えていく点にあります。

              7.苫米地式コーチングと一般的なカウンセリングの違い

                最後に、よく聞かれる「カウンセリングとの違い」を簡単に整理します。

                
                
                比較項目苫米地式コーチング一般的なカウンセリング
                時間軸未来(現状の外側にあるゴール)過去(出来事や感情の振り返り)
                目標自我=重要性とエフィカシーを書き換える感情を丁寧に受け止め、心の安定を図る
                アプローチ新しいゴールを設定し、マインドの使い方を変える悩みにフォーカスし、その意味や感情を整理する
                効果のイメージ悩みと正面から闘わず、「未来から」問題を解消していく悩みの原因や感情を理解し、「今ここ」の心を支える

                どちらが良い・悪いという話ではなく、
                どの方向からアプローチするのかが違う、と考えると分かりやすいと思います。

                まとめ:未来のあなたから、今の自我を書き換える

                苫米地式コーチングは、
                自我、すなわち何を大事にして生きるのかという
                あなたの心の土台と、マインドの使い方そのものを更新していくプロセスです。

                悩みそのものを力で打ち消そうとするのではなく、
                本当に心から願う新しいゴールを設定し、
                それにふさわしいエフィカシーと心の優先順位を育てていく。

                そうすることで、

                悩みは自然と意識の影に隠れ、

                主役は「悩んでいる私」から「ゴールを叶える私」へと、確実に交代していく。

                これが、「自我が書き換わる」ということの、
                苫米地式コーチングにおける実感に近いイメージです。


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