自己評価について書いています。
自己評価が低いとゴール達成のみならず、さまざまな諸問題を引き起こします。
自己評価とDVの関係
その中の一つがDV(ドメスティクバイオレンス、以下DV)だと考えられます。
DV(ドメスティクバイオレンス)とは
親密な関係にある、もしくは過去にあった異性間の暴力をさします。同居か別居か、婚姻関係の有無などは関係しません。ここでいう暴力とは、経済的支配、身体的・精神的・性的・対物(直接人にあたるのではなく、ガラスを割って威嚇するなど)暴力をさします。持続的なDVの被害者は大半は女性です。DV被害者は日本国民の少なくとも数パーセント存在するといわれています。
講談社『こころの医学事典』
このDV被害により、おびえや無力感、うつ、外傷後ストレス障害(PTSD)、不安障害が生じるといわれています。また、子どもへの虐待へと向かう危険性が示唆されます。
上の引用では被害者の多くは女性ということです。これは裏を返せば、男性の自己評価が低いから引き起こされるとも考えられます。
日本社会では、体面上は男女平等が謳われていますが、まだまだ男尊女卑の国です。男性は、やはり子どもの頃から様々なねばならないというプレッシャーを背負わされて生きてきます。
このねばならないという基準で比較をして、到達できていないと自分の評価を下げてしまいます。また、心の底では、男性が女性に負けてはならないと思っている場合が高いと考えられます。そこで、実際に(親密な女性と)比較をして負けていると感じたら、相手を攻撃して自分が心理的に有利に立ちたいと画策するものと思われます。
この傾向は職業や社会的地位には関係がなく、自己評価が低下した際に発生するのではないでしょうか。
自分への嫌悪を親密な相手に投影してしまう。また、パートナーを自分と同じレベルまでに陥れようとしてしまうのではないでしょうか。これもホメオスタシス同調の一種なのかもしれません。
恐怖によるラポール
また暴力を振るわれた側は、変性意識を感じ、暴力を振う側に対してラポールを抱いてしまいます。こうすると、被害を受けた側は、例えどんなにヒドイ暴力を受けたとしても「この人は私がいないと駄目になってしまう」とクリエイティブに考えてしまうようになります。
よく拉致され監禁をされた被害者が、逃げ出すチャンスがあったとしても逃げ出さず。時には、拉致をした相手が捕まった際に、拉致した側が有利になるような供述をすることがあるのはこのためです。
この関係性において共依存が生じます。悪い意味で、お互いが、お互いを必要とし合い離れられなくなります。支配する者と、支配される者の関係も見え隠れします。
ちなみに、「この人を私が何とかしようで」は、大抵の場合上手くは行きません。「良くなると信じるでは良いです」が。
DVでは暴力が一時的に止んでも、その後さらにエスカレートします。脳がギャンブルと同じようにある種の依存症状態になっているからです。
どちらにせよ幸せからは程遠い状況に追い詰められます。
対策
また、暴力を振う側が急に優しくなる場合があります。良かったと思うかもしれませんが、その後に、また暴力を振う可能性が高いです。麻薬と一緒で脳の問題です。
被害に遭っているという方は、即座に相談できるしかる場所に相談すべきです。
また、根本的な解決として自己評価を高める教育方法・指導方法が必要です。その意味において、コーチングの果たす役割は大きいと考えます。
まとめ
・自己評価が低いとDVを誘発する
・DVの加害者は男性、被害者は女性である場合が多い
・自己評価が下がった男性は、パートナーを同じレベル、またはそれ以下まで押し下げようとする
・被害を受けた側は、被害を与える側に対してラポールを感じてしまう
・共依存の関係に陥ってしまう
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