先日、たまたま本棚を覗いていたら7年前のゴール設定に関する資料を見つけました。
『苫米地式コーチング』という本のページをコピーして真面目にワークに取り組んでいる痕跡が伺えました。
鬱に苦しんだ状況の中で作成した資料です。
人生を変えていくためには何をすればいい?
それが分からないので、手を動かして進むしかないと書いた記憶が蘇ってきました。
当時の自分の具体的なゴールは差し控えますが、いろいろとガチで書いてあります。
中には、南米に自分の帝国を築き(笑)という野望に満ちたゴールまで。当時の私としては、このくらいのゴールでないとスコトマが外れなかったのかもしれませんね。
その後の資料を見ると帝国は南米からフィリピンに移っていました。やがて、台風のように日本列島に上陸していくのでしょうか・・・。
さて、ワークの内容は、
- 現状を超えたゴール設定
- それができない理由
- 反駁してできる理由
それらを書いてスコトマを外していく方法のようです。
びっちりと書いてあり、それほど真剣な気迫が読み取れます。
- 当時の私からしたら、現状を超えたゴールを書いています。
- 来ない理由を、現実的に書いています。むしろここに一番のエネルギーを使っているのではと思うくらいできない理由を書いています。
それは現実的に考えて難しい、そして、誰も評価をしてくれないと。あと、○○がないから無理と。
思いっきり他者基準で、他人からダメ出しの連発で、そのような信念になったのではないかと思われます。
同じように、思い当たる人もいるでしょう。だけど、ご安心ください。コーチングにしっかりと取り組めば、誰でも自分の未来を切り開いていけるようになります。
- 出来ない理由への反駁もクリエイティブに書いてあります。というよりも、具体的に解決策を見つけるということよりも、ダメだと思う心を変える。マインドを書き換えれば良いと書いたりしています。
今思うにその通り、全てはマインドから始まっているのでマインドを書き換えれば良いのです。
あと、当時のどんな些細なことでもいいから、自分の良い面に照準をあて頑張っている形跡が見受けられます。
苦しい状況で、良い面や希望を見い出すのは苦しいことです。しかし、それを見い出していくから目の前の世界が拓かれていくのです。
自分の波動を上げていくから、それなりのいい人や出来事が引き寄せられるという、この世界の不思議もあります。
前に目を向けましょう。
何と驚くべきことに、ココに書いてあるゴールは半分は叶っていました。例えば、コーチになるは、実際に叶ってこうしてコーチングのブログに書いています。
叶ってないゴールは、今は興味がないゴールです。むしろ、こんなことを考えていたんだ(笑)と自分でも驚きです。
『帝国の野望』は、日本列島に近づくにつれ抽象度という膜に覆われて温帯低気圧となりその後消滅したみたいです。
他にも、煩悩に正直なゴールが・・・。まあ、正直最初はこんなものでしょう。
『えっ、今でもお前は品行方正とは程遠いだろう』と、天の声が聞こえてきました(笑)
さて、ここで振り返ってみると、この時はなかなか種がでず苦しい時期だったと記憶しています。しかし、そのための準備をしっかりと行なっていたなとも振り返ります。
日ごろから準備を行なう。
ゴールについて考えアファメーションやビジュアライゼーションに取り組むということです。
その時々は、こんなことに何の意味があったんだろうと思いがちですが、大きな流れからみると、小さな行動が大きな役割を果たしています。
そして、ある時スパークしました。この感覚は言葉で説明するのは難しいですが、世界が一変しました。
マーケティングの影響かコーチングは一発で事態を急変させる魔法のように思われがちです。
確かに、人によってはそんなケースもあります。
しかし大抵の場合は、そこに至るまでには目に見えない小さな行動の積み重ねがあり、ある時コーチに未来側にすっ飛ばされます。
コツコツとした地味な行動をいかに愚直に続けられるのか、この点はかなり大きなウェイトを占めます。
私が今、そこそこの結果を出しているのも間違いなくこの時に、ワークに取り組んだからです。
コーチングでも、セルフコーチングでも結果を出したければ地道な行動を決して侮らないでください。努力はいらないと説きますが、地道な作業の積み重ねは必要です。
続ける力は必要です。
だって練習すればするほど上手くなるものでしょう。