このブログでおなじみの、A子さんは過去の恋愛がトラウマになり、その記憶が尾を引いて苦しい恋愛がコンフォートゾーンになっていました。
そんな折、意外なご縁で、私のメール(コーチング)を受けて早1年経ちました。
そのA子さんから届いた最新の心境です。
以下引用
彼との関係性も、変わりました。
旅行中に電話やメールが少ないととても不安になったりしていましたが、今は、一日一回くらいは自分からメールしてもっと連絡が欲しいという旨を伝えたり、私からも一日の楽しかったことの報告や写真を送るようにしたら、今まで以上に仲良しさんになりました。
我慢したり、寂しい気持ちを隠したりイライラしたりする必要もなかったと気が付きました。
私が彼の一番の理解者でいようと思いました。
今までは不安で彼の気持ちばかり確認していましたが、彼の全てを包み込めるようなハートの大きないい女でいようと決めました。
彼は私に何かをして欲しいなど思っていなくて、ただ一緒にいたいだけなんだなとようやく気が付きました。
日本にいる間だけの彼女、肉体関係のみ、暇つぶし、など勝手に関係性を疑っていました。
けれど、彼は家事も肉体関係もお土産も何も求めないどころか、いつも料理をしてくれて、ご飯をご馳走してくれて旅行やデートに連れて行ってくれて、お土産も沢山くれていました。
あ、彼は私のことが好きで一緒にいたいんだなとわかりました。
こんなに大切にされていたんだと気が付いたらジーンとしました。スコトマトだらけで見えませんでした。
引用終了
如何でしょうかA子さんの強烈なスコとまと、もといスコトーマが外れました。
今回はこのスコトーマについて検証してみましょう。
A子さんにとっての、これまでの辛い恋愛の記憶はトラウマであり、それが元で自爆型恋愛を繰り返していまいた。
そこが(メール)コーチングによって打開されました。
とその前に・・・。
未だに、旧来のカウンセリング技法のように、未だにトラウマチックな傾向を持つ人に対して、過去に原因を求めて、さらには過去にフォーカスする技術が幅を利かせています。
過去にフォーカスをして、その出来事(記憶)を再解釈するという技法です。
しかしながら、コーチングでは過去にフォーカスしません。
それは過去の臨場感を強化して、ますます自爆型恋愛のコンフォートゾーンを強めてしまう懸念があるからです。
コーチングは未来から記憶を書き換えます。
どういうことか?
A子さんの恋愛に対する信念(ブリーフ)があります。
例えば、実際にご本人が書かれていますが、かつては
・日本にいる間だけの彼女
・肉体関係のみ
・暇つぶし
などという信念があり、その信念がベースとなり、A子さんの恋愛観(ブリーフステム)を構築していました。
そして、A子さんは自動的にこの恋愛観(以下:古い恋愛観)に基づいて行動していました。
また、恋愛に関しての出来事も、悪いところだけにフォーカスしていました。
このように、人間は信念にそって行動を起こします。
なので、信念を書き換える、それがコーチングです。
どうやって?
最新の機能脳科学の研究では、人間の信念やそのベースが解明されてきました。
まず、A子さんの場合は、過去のショッキングな出来事が長期記憶として貯蔵されています。
その後、新しい恋愛をしても、『このパターンは以前にもあった』とショッキングな出来事と照らし合わせます。
そしてイヤな気持ちや不安が生れて、それが増幅されます。
これが慢性化して、A子さんの古い恋愛観が構築されました。
この古い恋愛観に反することはスコトーマの畑に埋もれてしまいます。
まず、脳の側頭葉に、過去の出来事が記憶されます。これはショッキングな出来事という強い情動を伴った記憶です。
そして、新しい恋愛を経験しても、ちょっとでもイヤな事があると海馬が、先の出来事を思い出させます。
この記憶から生まれる不安や恐怖を、扁桃体が増幅させます。
そして、この状態が慢性化すると、海馬と扁桃体の情報処理に対して前頭前野が絡んでパターン認識を生みます。
これがA子さんの古い恋愛観(ブリーフシステム)のメカニズムです。
また、おそらくは親御さんや身近な大人、とくに女性から『男は信用できない』と言い聞かせられてきた、
成長してからも友達から、『あなたは良い恋愛ができない』と言われ続けてきたと推測します。
この情報もA子さんの古い恋愛観に取り入れられてきました。
これが自爆型恋愛の正体です。
なので、仮にもし私が過去の記憶やトラウマにアプローチをするような方法を取っていれば、A子さんの古い恋愛観の臨場感を強め、自爆型恋愛テロリストの育成に加担していたことでしょう。
そして、今日も辛い恋愛で、泣かなければならなかった。
さて、先ほど前頭前野の認識パターンと書きました。
海馬と扁桃体、そして前頭前野は脳の大脳辺縁系に分類されます。
その中でも前頭前野は、後になってできた脳で、より抽象度の高い情報処理を司ります。
抽象度は高い階層から階層に働きかけられます。これがキーワードです。
なので、一度確立された海馬、扁桃体、前頭前野がつくりだしたA子さんの恋愛観に対して、脳の性質を逆手に取り、私はさらに高い抽象度から介入を試みました。
それは抽象度の高いゴール設定であり、私からの強制的に抽象度を高めさせられる質問です。
とくに抽象度の高いゴール設定をして、そのコンフォートゾーンの臨場感を高めた
これが勝利の方程式です。
※ゴール設定が難しい方向けにもワークがあります。
この結果、新しい前頭前野のパターン認識が生まれ、新しい恋愛観が生れました。
新しい恋愛観が生れれば、それに即した情報が見えてきて、それが現実になります。
また不思議なことにトラウマも薄れてきます。なぜならば、トラウマになる記憶に対して徐々にアクセスしなくなるので。
後にA子さんは、『なぜあの時はスコとまとに隠れて見えなかったのか?』
と不思議に感じていましたが、上記がその答えです。
未来からアプローチして、その人のリアルを書き換える、それがコーチングです。
お知らせ 『残り1名』
『コーチング×ビアガーデン2018』
日時『変更』7月14日(土) 19:00-21:00
場所 大阪市内 高級ホテル
参加コーチ 石元めぐみ 斎藤貴志
残1名
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