成功者と抽象度の法則 

以前、何かの記事で『成功する人は与えていく人』だと書きました。

 

抽象度高く、全体の最適を目指しているので回りまわって成功していきます。

 

世の中は全て関係で成り立ち、自分を中心とした関係性が拡がって目の前の世界が展開しています。

 

 

両親がいて、仲間がおり、友達がいます。

 

例えば、私の場合は○○の息子で、私の仲間は△△さん、××に住んでいて、□□大学出身といった具合に、かならず他者との関係や情報との関係性から自分が定義されます。

 

とくに人と人との関わりによるところが重要です。

 

住んでいる場所も、出身大学も突き詰めれば、人と交わるポイント。

 

ともすると、私は他人との関係性の中に生かされています。

 

ブログ読者のみなさんとの関係性においては、コーチという機能を果たしています。

 

それでは成功する人へ話を戻します。

 

成功する人は、人と人との関係性の結び目が自分であり、それは個人ではなく、もっと高い抽象度、仲間、集団、県民、国民、世界市民、人間、人類という抽象度を自在に動いています。

 

どの抽象度に行っても自分が含まれています。

 

だから他人の成功も自分の成功と見做し喜びます。

 

高い抽象度に喜びを見い出すので、そこに働きかけたエネルギーを自分という抽象度にまで落とし込みます。

 

 

抽象度は高い所から、低い所に落とすと位置エネルギーが生じます。

 

宇宙は抽象度の階層から成り立つようなので、情報空間でも物理空間でも原理は同じです。

 

物理空間では、高い場所から物を落とせば、高ければ高いほど位置エネルギーが生じて、地面に落ちれば運動エネルギーになることが知られています。

 

この法則は私たちの頭の中にある世界でも同じのようです。

 

というよりは、今私たちがリアルを感じている物理空間の方がむしろ情報空間の写像です。

 

情報空間と物理空間は連続的に繋がっており、情報空間の最下層が物理空間です。

 

上の例を端的に表すと、例えば、個人に働きかける場合、仲間、集団といった抽象度から個人に働きかける方が威力が増します。

 

他の例で例えると、何か新しいシステムを国の機関に導入しようとしたら、地方の出先機関よりは、東京の本省に働きかけた方が影響力が増すという意味です。

 

成功者は、自分よりも(自分を含めた)他人、社会、世界という抽象度に、良いエネルギーを投げ込むので、そのエネルギーが増大して自分という抽象度に落ちてくるのです。

 

これを別の視点から説明すると、エネルギーは保存の法則により滞ることはありません。

 

常に循環しています。

 

成功者は、与えることにより、自分発信で良いエネルギーを循環させています。自分が放った良いエネルギーは、この関係性を巡り巡って自分のところに戻ってきます。

 

あるお金持ちが『お金を得るには、まず社会に役立てるために寄付をすること』と言っていました。

 

お金もエネルギーゆえに、発した分が返ってくると言っていました。

 

なるほど、今ならその意味が分かります。

 

反対に、悪いことでも自分に返ってきます。

 

因果応報とは言ったものです。

 

成功する人は、この法則を理解しているのでしょう。

 

だから与えなさいと古今東西で言われるのです。

 

別に道徳を説きたいわけではありません。

 

古今東西で言われるということは、かなり精度が高い格言なのでしょう。

 

ともすると、反対に成功しない人もいます。

 

簡単です。

 

単に成功者の反対をすればよいだけのことです。

 

他人が成功したら引きずり下ろせば良いし、妬めばよい。

 

チャンスは独占して、他人を蹴落としていけば良いです。

 

自分にとって損か得かという視点で生きて、自分さえよければ良いという視点で生きるのです。

 

また自分の意見を押し通すための術を身に付けて、パートナーとの行為も自分の快楽を満たすためだけに行えば良いのです。

 

これを実行すれば間違いなく、人生は立ち行かなくなるのでしょう。

 

ついでに言うと心の病にも陥るでしょう。

 

ある方から教えてもらったのですが、心の病は抽象度を上げて、自分中心という視点から逃れればほとんど治ると教えられました。

 

あえて言葉という抽象度にまで落とす必要はないので行いませんが、私も神経症体験者としてその感覚が理解できます。

 

 

自分という抽象度を超えない限り成功は無いです。

 

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