パーソナルコーチングは基本クライアントと相対します。
クライアントとの間に対話(言語)が生じますが、私はあまりその会話に重い比重を置きません。
なぜならば、会話内容には意識という脚色がされており、ときには詐術の可能性すらあるからです。
もちろん無意識に対話を通じて本音が出てくる場合があります。それは見逃しません。
その代わりに、非言語情報を重視します。
クライアントの表情や姿勢、手や足の動きに本音は表れます。
但し、それ以外にも、私の場合は気の流れを重視します。
この気の流れは丸裸です(笑) ここにアクセスしないわけにはいきません。
例えるなら、潜水艦に搭載されているパッシブソナー。
潜水艦では相手には気づかれないように、相手の船が発するプロペラや音波の音を受け身で探知します。
映画などで『潜水艦内でピーン、ピーン』という音の場面を見たことがある人もいるでしょう。
あのシーンは、こちらの場所を悟られないように相手の音を探知しています。
これにより相手の大まかな位置が割り出せます。
私の場合も同じく、相手の発する気を探知しています。
私の場合は感覚ですが、モーダルチャンネルが視覚のコーチで非言語がキチンと扱えるコーチは、気の流れを可視化しているのかもしれませんね
気の流れに色を脚色する技術は『共感覚』です。
さて、クライアントと同調してくれば来るほど、気から得られる情報は鮮明になってきます。
そして、さらにある方法で同調を深めます。
ひいて言うなら、ミラーリング等の使えない技術でないことは確かです。
これも例えるなら潜水艦のアクティブソナー、別名ピンガーです。気になる人は検索してみてください。
アクティブソナーは自分から相手に対して音波を発します。
自分から発することにより、音波が相手に反射して跳ね返ってきます。この跳ね返ってきた音波を計算して相手の位置がより正確に割り出せます。
但し、これには弱点があって相手に居場所がバレてしまいます。
なので潜水艦はアクティブソナーを撃つと同時に、相手を攻撃するための魚雷を発射しなければなりません。そうしないと自分が撃たれてしまいます。
しかし、私の同調技術はバレない。
そして同調が深まり、言い換えれば、臨場感空間の共有が深まったところで情報空間の魚雷を撃つ。
同調が深まるとは、有効射程圏内に収まるということ。
撃つ以外は陰(静)の技術であり、撃つ瞬間が陽(動)。
人によっては撃たれた後に探知する人もいますが、撃たれた後は遅い(笑)
クライアントの内部表現にご自身のゴール側の情報が書き込まれ、魚雷ゆえに過去との縁起を燃やしつくします。
これによりクライアントの内部表現は書き換わっていくのです。