幻想原論 その2

幻想原論 その2

2016-05-31

先日の投稿で内部表現について取り上げました。

 

自分が認識しているから世界が目の前に広がる。

 

ともすると抽象度を上げまくると、自分こそが宇宙であり、そこに存在している他人も自分という感覚になってきます。

 

全ては自分の心がつくっている。

 

自我とは自分と宇宙を分かる評価関数ということも体感として腑に落ちてきます。

 

また自我は単体ではありえません。何かとの関係性から成り立ています。この関係性を追っていけば果てしない宇宙の彼方まで行きます。

 

誤解を恐れずに言えば、一つでもこの関係性が無くなれば私はいないという感じを受けます。

 

何というか目の前の猫一匹いなくなるだけで、自分もいなくなるんだなという感覚です。

 

私の内部表現世界、臨場感空間を演出してくれているエキストラだということも分かって来ます。

 

そして、主人公が誰だっかということを思い出させてくれます。

 

また、ゴールから見れば全ては必然どころか、今この瞬間でさえ必要だから起こっていることが分かります。

 

一度この感覚が腑に落ちれば、他人を妬む必要が無くなります。また比較する意味もなくなります。

 

だって、他人の成功は俺の成功だし、俺が成功したら他人の成功であるという感覚に成ります。

 

よく心理学の本で、無意識は主語を理解しないとか言われますが、正しくは主語も何も私もあなたも同じだからです。

 

さらに、この感覚が掴めると、気功が効く理由やシンクロニシティや虫の知らせが起こる理由が分かってきます。

 

 

先ほどの記事で内部表現は思考の投影であると書きました。とすると、投影した世界の中で成功者が出てくるのは、自分の思考の投影で喜ばしいことではないでしょうか。

 

反対に、世界から自分に向かって成功が近づいて来ているということでもあります。

 

思考(映写機)とスクリーン(物理世界)は双方向性です。

 

関係性の向こう側から、成功がやって来ているのです。ある意味引き寄せの法則です。

 

こんなに喜ばしいことはありません。しかし、実際は多くの人々が勘違いしています。他人が成功すると妬み、悪口を言います。

 

大切な点がスコトマに抜けています。チャンスを不意にしてしまっています。

 

コーチング風に言うと、エフィカシーを下げるということでもあり、自分はあの人のようには出来ないというアファメーションにもなります。

 

あと実際に、コーチングを受けたことがある方はお分かりでしょう。自分はもとより、身近な家族までもがやる気になったりしませんか。

 

これはコーチングを受けることによりいろいろと関係性が切り替わったために、身近な人に現象が表出してきたのです。

 

それもこれも私たちの内部表現が生み出しています。

 

一方で私にとっては私の内部表現がある意味絶対的ですが、他人にとって絶対ではありまえん。ひとり一人に、全く違う内部表現の世界が在ります。

 

なので、この世に絶対はありません。アプリオリ(先天的)は無いということです。

 

その中で、私はどのような役割を担っているのでしょうか。

 

ともかく内部表現の数だけ、宇宙は存在しています。

 

最後に、この抽象度から、日常生活にエネルギーを落とせば圧倒的な破壊力を帯びてきます。

 

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