幻想原論


最近の投稿の意味が分からんと指摘されます。

 

幻想ってなんだと。

 

この点についてもう少し掘り下げて説明します。

 

その世界は本当に在るの?

今私たちが認識している世界は、私たちが認識しているから在ります。

 

『えっ!どういうこと』と思われるかもしれません。認識しようが認識しまいが在るじゃないかと。

 

本当にそうでしょうか。今前を見ている世界は在るけど、後ろの世界の有無は誰も証明できません。

 

また認識している世界は、視神経でキャッチした情報を脳内で再生しているに過ぎません。

 

他の触覚や嗅覚から入手した情報を、脳内で記憶として取り込み再統合しているだけです。

 

その情報の基盤となっているのが素粒子です。さらに細かくいうとひもの振動です。

 

ひもが振動すると、素粒子が生まれて、振動しなければ真空といわれています。仏教でいうところの空です。

 

このひもの振動によって生じた素粒子の性質は波であり粒です。

 

人間が観測していなければ波の状態です。波と言っても、波である一つの素粒子は同時に複数の場所に共存しているらしいです。

一方で、人間が見ると粒であると観測されました。言い換えれば、複数に共存(波)している素粒子が、人間の観測行為によって位置を特定されたということ。

 

人間が観測することによって、見えない素粒子の波が、一点に収縮し見える粒子の姿になったのです。

電子の状態の共存性の実験

 

難しいことを書きましたが、要は、見えていない世界は素粒子が波として存在する世界。

 

だけど、一度振り向けば粒の状態に変わる。この粒の塊を高い位置から私たちは認識しているので、パソコンに見えたり、人間に見えたりする。

 

振り返れば奴がいるということです(笑)

 

触れば在ると感じられるのは触覚があり、臨場感を感じているから。

 

その臨場感に、ホメオスタシスがフィードバックするので、好きな人と手を繋げばキュンキュンしたり、クラーッとしたりするだけなのです。

 

裏を返せば、目の前のパソコンも人も細かく分解していくと素粒子の塊。

ただ、人間には不思議なことにゲシュタルト能力が備わっているので、それを形あるものと立体視しているにすぎません。

 

あと、どうやら波と粒は同時に観測できないみたいです。どちらか一方です。

 

この有名な例えが、誰も見ていない月は存在しないが、人が見た時初めて存在するです。

 

そんな馬鹿なことがあるか!『神はサイコロを振らないと』とかのアインシュタインは認めなかったそうですが、その後アインシュタインの分が悪くなったのは承知のとおり。

 

とすると、この世に存在しているのは私だけ?ではないかという寂しさを感じます。この寂しさが、宇宙をつくったと苫米地博士は著書で書いています。

 

実は私が小学2年生に時に、この感覚を味わいました。お風呂に一人で入っていて、後ろの世界は無いかもしれないと感じて、ものすごい不安になりました。

 

あまりにも強烈な体験だったので、記憶から消えていましたが、初めて苫米地式コーチングを受けた時に、思い出してしまいました。

 

不思議なことに、この寂しさについて、私の周囲の人たちが気が付き始めたのです。

 

素粒子も同じ性質のものが集まり、固有の周波数をもつようになります。

 

この周波数に共鳴するものが引き寄せられるとも言われています。

 

また大きな周波数が、小を書き換え、同調させてしまうとも考えられています。

 

この周波数はエネルギーとも換言できます。

 

素粒子の波の振動が短く、振幅が大きいとエネルギーが高く、この高いエネルギーが他を書き換えてしまうのです。

 

エネルギッシュな人の側にいると、なぜかその勢いが同調したことがありませんか?体感として分かるはずです。

 

同調する前に、違和感を覚えると離れていきます。またこの違和感がドリームキラーも生み出します。

 

さらに、たとえ石ころでも周波数を持っており、その固有の周波数(エネルギー)が高いものがパワーストーンです。

 

コーチと一緒にいるとエネルギーが高まりやる気が漲ってくるカラクリは、エフィカシーが高く、抽象度の高いコーチのエネルギーに同調するのも一因です。

 

これが、ちまたで言われる引き寄せの法則や波動の法則の正体です。さらに、抽象度をあげれば縁起が繋がるという意味です。

 

上の現象は、私が発する周波数が引き寄せてしまったのかも知れません(笑)

 

 

さて、ともすると、私が認識しているからこの世界が在ると言えそうです。

 

さて、この私が認識している世界そのものを内部表現と呼びます。

 

例え宇宙の果てでも、南極でも内部表現内に存在します。どこまで行っても内部表現の世界です。最初から最後まで私たちが認識している世界だから。

※直感は内部表現の内側の外側から降って来ます。それについては下を参照くださいhttp://goo.gl/KPZWUB

 

優れたコーチに一瞬で内部表現を書き換えられた件

コーチングでは、あなたの内部表現そのものを書き換えます。

 

具体的な例として、先日ある方とキャッチボールをしていました。ボールを投げる時に、かつて少年野球において上手投げで投げるように矯正されました。結果、投げにくくなりました。

 

キャッチボールをしていても、なかなか上手く投げられない、なのでその方に、もともと投げていた横投げに改めてみたいと相談しました。

 

投げやすい投げ方が一番と返答がきました。たったその一言でスピードとコントロールが抜群に向上しました。

 

これも私の認識している世界、内部表現が書き換わって、カラダがそれに順応したからです。

 

優れたコーチは、一瞬でクライアントの内部表現を書き換えます。神業でした。

 

さて、カルトに洗脳された人は、他人から内部表現をジャックされた状態です。不細工なカルト教祖でも、イケメンに見えてしまいます。脳内で再生される情報ですからそれくらい可能です。

 

余談ですが、脳内での情報操作に関して、戦争時においては、敵国民に対する認識(イメージ)を人間ではなくて、鬼畜生以下に書き換えます。

 

人間では殺せないけど、鬼畜生だと退治しなければならないという物語をつくり、人々にそこに臨場感を持たせます。これをプロパガンダと呼びます。

 

霊について怖いと感じるのも、霊が存在すると思うからです。エントロピーの法則から鑑みれば霊は存在ないのですが、そこに、臨場感を感じるから素粒子の塊がその人にとっての霊に感じるのです。

 

 

繰り返しますが、コーチングではゴール世界に臨場感を感じるようにします。

この臨場感が素粒子に介入してゴール世界のゲシュタルトにつくりかえる。言い換えれば、目の前にゴール達成世界が拡がると意味です。

 

身も蓋もない言い方をすれば、ゴール達成世界を脳内で再生しているに過ぎません。

 

だけど、あまりにも五感をつうじてリアルに認識しているために、日常生活として現実として感じているのです。

 

もし、脳にインターフェースを差し込み、違う世界の情報を送れば、一瞬でその人の見ている世界は書き換わります。まさに、マトリックスの世界です。

 

具体的な例としては、認知症の方々があげられます。

 

明らかなおじいさん、お婆さんですが生きている世界は、若かりし頃の自分だったりします。

 

おじいさん、お婆さんの内部表現では若かりし頃の自分に臨場感を感じているのです。

 

科学が超絶進歩したら、その臨場感に呼応して、物理(カラダ)が若返ってしまう技術もそのうちに開発されるかもしれませんね。

 

最後に、先ほど私の身の回りの人が同調していったと書きました。

 

内部表現を思い出してください。

 

この世は思考の投影 

この内部表現は私の思考が創りだしているとも考えられます。思考(無意識下を含む)を目の前の素粒子の世界に投影しているのです。

 

思考の元は、ワーズ(言葉)、ピクチャー(映像)、エモーション(感情)です。

 

この3つが鮮明になればなるほど、思考という映写機の出力と、照準が正しい位置にセットされて、素粒子というスクリーンに色鮮やかな世界が投影されます。

 

映写機の出力は脳波にあると個人的には考えます。この脳波と同調する人や出来事が引き寄せられる、スクリーンに投影されるのです。

 

一方で、映写機の出力が弱く、かつ照準が外れていれば、スクリーンには映りませんよね。言い換えれば、内部表現における臨場感が低いということと相成ります。

 

ということは、最近私が考えていた内容が、私の見ているスクリーンに登場する他人に投影されて、表出してきたとも考えられます。

別の抽象度で捉えると、スコトマが外れたということ。

 

まさに、どこかで見た公式、I×V=R イメージ×臨場感=現実 です。

 

かつ、核となる映写機(思考)の元もなんと!ワーズ、ピクチャー、エモーションではないですか。

 

上にあげた、カルトもプロパガンダも、認知症も、その対象に相応しい、ワーズ、ピクチャー、エモーションを選んで(選ばされて)、そこに臨場感を感じて、各々の内部表現として生きています。

 

ということは、私たちがゴール世界を私たちの内部表現内でつくりだして、それを日常生活レベルで臨場感を感じるためには、ワーズ、ピクチャー、エモーションのコントロール。

 

つまりアファメションやセルフトークのコントロール、ビジュアライゼーションの効果があるということが一目瞭然でしょう。

 

逆に言えば、アファメションやセルフトークのコントロール、ビジュアライゼーションは私たちの思考に介入して、見ている世界(内部表現)そのものを創るための有効なツールという訳です。

初めに言葉ありき、 言葉は神と共にありき、 言葉は神であった です。

 

この道具を自分の利益のために使えばコーチング。一方で、第3者の利益のために使えば、洗脳ということです。

 

ともすれば、コーチングは究極の自己洗脳技術でもあり、内部表現の書き換え技術です。

 

エビデンスは米軍や日本の公安警察です。私が思うに、軍隊や警察機関はそれ相応の技術しか使いません。

 

よく分からないスピリチュアルや理論を使って、戦争に負けたら洒落に成りません。皆殺されてしまいます。

 

 

おっと、いろいろ長々と書いてきましたが、上のことも私の内部表現内の出来事、つまりはそれを生み出している脳がつくりだした幻想です。

 

また脳と心は抽象度が違うだけで同じもの。ということは全ては私の心(内部表現)が生み出しているということです。

 

あと他人から見れば全く違う世界で、私を認識していることでしょう。がしかし、それは私が観測できないので在るとも言えるし、無いとも言える。

 

ある意味私が観測できなければ、存在しないも同然。なぜならば私は私の内部表現に生きているから。

 

ただ一つ言えることは、人それぞれ全く違う内部表現(世界)を生きているということです。

 

その共有場がこの物理場だということです。

 

 

以上が

松江市で実施している市民講座『これが初めての セルフコーチング入門』の中身の一部です。

 

ちょっと初めてなのに若干飛ばしていますが、参加者の抽象度に合わせて解説しています。

 

講座に参加できない遠方の方からも興味がると内容に問い合わせがあったので、その一部を開示してみました。

 

良かったら来てくださいね。

 

毎週第2、第4火曜日 14:00~15:30

SKプラザ

島根県松江市乃白町薬師前3番地3.

http://www.sanbg.com/skplaza/

 

参考文献

31kfz9TpitL._SX332_BO1,204,203,200_

苫米地英人著

幻想と覚醒

http://goo.gl/tiYQbg

 

51NjMmoCkvL._SX298_BO1,204,203,200_

苫米地英人著

ドクター苫米地の新・福音書

http://goo.gl/HkxRBi

 

41lB44+v3rL._SX337_BO1,204,203,200_

根岸卓郎著

量子論から解き明かす心の世界とあの世

http://goo.gl/RkjbAo

 

メールレター 無料
『どん底の人生から立ち上がるコーチング 絶望から希望へ』
http://www.reservestock.jp/subscribe/42409
『人生を変えるシンプルな法則 最強のセルフイメージ構築法』
http://www.reservestock.jp/subscribe/44327
『思いどおりに人生と周囲を操る 禁断の抽象度活用術!』
http://www.reservestock.jp/subscribe/48154

 

 

以下質問

斎藤様 いつもブログを楽しく拝見しております。

苫米地式コーチングの中で一点お聞きしたく、メール致します。

よろしくお願い致します。

ゴールの臨場感を高め、そこがコンフォトゾーンになると、ゴールの達成方法が見えてくる、と言われてますが、私は5年以上見えてきません。

ゴールは「世界中で超売れっ子のイラストレーター」で、作りたい作品もあり、やる気はみなぎっておりますが、「売れる」という部分でどんな作品をどういう形で?等、がわからない状況です。

こういう場合はまだ「臨場感」が足りない、コンフォトゾーンになっていない、という理解でよろしいのでしょうか? 以上、恐縮ですがよろしくお願い致します。

以上

以下回答

ブログ上で制限は在りますが回答いたします。

A)臨場感がまだ足りていないと思います。コンフォートゾーンが移行していません。ただし、この質問を送ったことで動き始めたとも考えられます。

どの程度売れたいのか、さらには売れて何がしたいのか。その点にフォーカスしてみてください。

コンフォートゾーンさえ移行すれば、本当にスコトマが外れて見えてきます。

B)売れるという意味で、方法は最初から分からなくて大丈夫です。むしろ、売れるを抜きにして、作品を描いてみたらいかがでしょうか。好きだから描くが大切です。目的は、臨場感を出すため です。目の前に作品があれば否が応でも臨場感が生まれます。その方が、アファメーションやビジュアライゼーションがしやすくなると思われます。

また、実際に描いてみて、どのようなイラストが売れるのか傾向を把握できていきます。これがinvent on the way走りながら考えるです。

C)そもそもゴールではないかもしれません。ゴール設定で、大切なのは1.現状の外側、2.心からのwant to、3.抽象度が高いです。

3.に関しては売れるのヒントになろうかと思います。

2.は如何でしょうか。上と重複しますが、本当に好きであれば、売れようが、売れまいがイラストを既に描きまくっていると思います。描いて、描いて、描きまくって、そのうちに方法が見つかり、人気が出てくるのかなと思います。

以上

質問がある方は、回答はブログ掲載になります。

よろしくお願い致します。

 

 

お茶会等情報

1.お茶会in神戸港

海の上という、皆さんにとっての現状の外で行ないます。

・コーチングに興味がある、だけど苫米地式って高いし、よく分からない

・セルフコーチングに取り組んでいるけど、上手くいっているのかな

・ぶっ飛んだエネルギーが欲しい

・マネタイズについて良く知りたい

・ともかく海に出てみたい

今回はコレクティブ・エフィカシーの森コーチにもご参加頂きます。

日時 7月2日(土)

14:00集合 14:30乗船  所要時間90分 実際に航海します

場所 神戸港

参加費 12,300

早期割引 9,800円 6月20日まで

※乗船代+お茶代(3,800円)を含む

定員2名

お申し込みは 下記 斎藤まで

http://goo.gl/g5Vjqc

2.バルセロナコーチング

さらに現状の外へ出たいという方向けです。

太陽と情熱の国バルセロナにて、コーチングを行ないます。

石元めぐみコーチ(苫米地式認定)と共催です

http://goo.gl/likrCS


2016-05-31 | Posted in 未分類No Comments » 

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