学校の指導に従わない、不登校は悪いこと?

2015-08-19

子どもの自殺9月1日がピークというニュースが目に飛び込んできた。9月1日は夏休みが明けて学校にかよう日だ。その日に、学校に行きたくないのは分かる。ただ、不登校ではなく死を選ぶのはなぜだ。その人の立場になって見ないと分からないが、若い命が失われることは非常に残念だ。
理由は、いじめ、進路、親子関係の不破等様々だと推測される。また背後にうつ病などの精神疾患があるとも考えられる。ただ、間違いなく多くの子どもたち、そして親にとって学校は行かなければならない場所だと思われている節がある。学校教育こそが全てだと思い込まされているのではなかろうか。学校の指導に従わない、不登校は悪いことだと多くの人は無意識下で思わされているのではなかろうか。
学校に行かなければならない。そう思うことは、はっきり言ってスコトマである。別に、フリースクールや大検など代替案はいくらでもある。だけど、心のどこかでそれは正規のルートではないので悪いことだと思い、引け目を感じている子どもや親御さんは多いと思う。
僕も中学一年生の頃は半年間不登校だった。まさしく9月1日から学校に行かなくなった。中学校は小学校と生活環境がまるっきり変わり、勉強は難しくなり、先生は体罰を加えてくるし、先輩は怖いし、おもいっきりコーチング理論でいうところのコンフォートゾーンの外側だった。だから家というコンフォートゾーンに引きこもったのである。
今書きながら気が付いたのだが中学校1年時の環境は○○を強いられる状況下だったと思う。○○をしろ、そうでなければという恐怖を煽るような環境だった。○○したいはほとんど記憶にない。常に緊張を強いられる世界だった。だからこそ余計に行きたくなかった。
不登校について今はどのように捉えられているのか分からないが、当時はまだまだ世間は不登校に厳しかった。学校に行かないなんてありえない。とんでもないことだった。誤解を恐れずに言えば、選択肢が少ない田舎ではある意味、わるいことであった。
両親は心配をしただろうし、育て方が悪いといろいろとお説教を受けてきたのかもしれない。斎藤さんところの子どもは学校に行っていないと噂を立てられたかもしれない。今でもそのように苦しんでいる子どもや親御さんはたくさんいるに違いない。
そういった親御さん、子ども達の救いの一助になるために、いろいろと動いてみる。合わせて、不登校だった経験やコーチングの技術も活かしていこうと思う。
子どもの自殺:9月1日が最多 NPOが防止呼びかけ
毎日新聞 2015年08月18日 20時50分(最終更新 08月18日 23時41分)