※過去記事の加筆修正です
結婚詐欺師は、自己評価の低い女性を狙います。
彼らも生活が懸かっていますので、女性を手玉に取るのが巧妙です。
身なりの良い恰好をしてある時颯爽と表れます。
狙いは、あまり男性慣れしていなく、かつ自己評価の低い女性です。
優しい言葉と爽やかな言葉を繰り返し、あなたの気を惹こうと試みます。
ラポールを構築することが目的です。
ラポールとは親近感や好意のことです。
例えば、知らない男性にボディタッチされたら嫌悪感を覚えるでしょう。
セクハラです。
しかし、パートナーなどのラポール関係が構築されている相手にボディタッチをされたら嬉しくないですか?
コミュニケーションです。
同じ行為でも一方はセクハラ、方やコミュニケーションです。
関係性によって心理状態が書き換えられます。
結婚詐欺師はこの心理メカニズムを悪用して、女性をコントロールしようと試みます。
ラポール度合いが高まると肉体関係を結ぶでしょう。
もしくは、ラポールを高めるために肉体関係を結びます。
※参照記事 なぜセッ〇スをした相手のことが好きになってしまうのか? https://goo.gl/JY5YCa
こうなってしまえば、例え女性が男性のことを好きでなくても、肉体関係を結んでしまったという事実に対して、認知的不協和が働きます。
つまりこの男性と関係を持ってしまったという心の葛藤を修正するために、無理やり好きになってしまうのです。
この状態で手なずけてから、次にその女性の価値観を壊すような発言を繰り返します。
意図的に女性の価値観(ゲシュタルト)を破壊して不安な状態に陥れます。
他にも、仕事が立て込んでいると理由を付けて、なかなか当該女性に会わなくなります。女性を寂しく、不安な状態にさせて、さらに依存をするように仕向けます。
もちろんこの裏で、別の女性に同じことをしています。
『お前は俺がいないと駄目だ』という情報を刷り込むのです。
こうなると言われた女性は詐欺師のいう言葉を盲目的に信じるようになります。
後になって『騙されていた』と内心、気付いているけど止められない状態もあります。
女性向け自己啓発の本でも、読み手の女性に対して、あなたのここがダメ、あれがダメとダメ出しすると書いて、読み手の心理を煽ります。
煽って心をゆらがした後に、『私の言うとおりにこうすれば大丈夫!』という情報を刷り込みます。
実は、このような方法でもラポールが生じます。
だから自己啓発の著者を信じる、いわゆる信者が生まれるのです。
また不安を煽ってモノを買わせるマーケティング手法と同じです。
この方法は古典的ですが、朝鮮戦争では中国軍が、アメリカ軍の捕虜を洗脳する際に使いました。
肉体的な尋問には耐え抜くように訓練されていたにも関わらず、精神の面で屈強な兵士が次々と服従していったのです。
さて、ラポールが深まり、女性が詐欺師の言うことを信じて来れば、ある時、『お金💴が必要だ』と持ちかけます。
『来週までに300万必要だ。でないと会社の資金繰りが』などです。
残念ながら、女性の方は、その男性と離れたくないがためにお金を渡してしまいます。
先にあげたように、既に意図的にそのような関係下に置かれています。
そうそう、結婚詐欺師の男性は会社経営者というアンダーカバー(偽りの身分)が多いようです。
これでたまに大学や研究機関で講師をしているなんて言ったらほぼ間違いないかと。
ピンときた女性は一度、その会社に電話もしくは、実際に住所を調べてみることをお勧めします。
それにここが大事です。本当にその女性のことを大事に思っていたら『大切な女性に』お金を貸してなんて言いません!
だけど悲しいかな、結婚詐欺師の方が一枚上手で、女性にとってそれがスコとまと🍅になってしまうようです。
そんなとまとはいりません!
もう一度言います。大切な女性であればあるほど、お金貸してなんて言いません。
なぜこのような記事を書くのかというと、今まで女性のクライアントをコーチングしてきて、彼女らは自己評価が低い状態にありました。
この状態で、例えば、コーチング理論を真逆に利用すれば、ほぼ100%騙されると感じたからです。
私としては、あなたに、そうはなってもらいたくなく、いろいろな手を使って結婚詐欺師の手口を研究・分析してきました。
研究してきた内容を開示することにより、対処策として役立てて頂ければと思った次第です。
また前回も書きましたが一番手っ取り早いのは、自己評価を上げて、変な輩を寄せ付けないようにすることです。
私は自己評価が高いから絶対に大丈夫だという女性も油断は禁物です。
自分こそは絶対に大丈夫だという人でも、カルトに騙されて洗脳された人は多数います。
あなたにとって、自分のマインドは自分で守るということも覚えておいて損はありません。