セルフコーチングでは、ゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めていくことが大事です。
ゴールのコンフォートゾーンとはゴールを達成した自分の姿やその環境、もしくはゴールから逆算した今あるべき自分の姿です、ゴールに向かっている自分の姿ともいえます。
アファメーションで、この臨場感を高めていきます。
本気でこれを続けていくと、ゴールに向かっている自分の人格が明確になってきます。すると、いつの間にかゴールに向かって行く自分と、現状の自分を一つ上の視点(抽象度)で捉えた人格ができあがります。つまりどちらでも選べる自分です。
この視点に立つことができると、自分の意思でゴールに向かう自分を選ぶことができます。
上の次元から下の次元に降りる方が楽なので、コツを掴めば簡単に出来るようになります。
これは女優さんがある役柄を演じる時に、素の自分と役を演じる時の自分を切り替える方法と似ています。
例えば、今はドラマ用にある女性の役割を演じていたとしても監督の『カーット』の声で素の自分に戻ります。
その際に役柄モードから、素の自分モードに戻る際に、車のギアチェンジみたく一瞬で一段高い視点に立って中立化してから、素の自分モードを選んでいるものと推測します。
繰り返しますが、上から下ってくるからこそ、そのモードが有効に働きます。
女優さんは素の自分ではなく、演じている役の方に臨場感を覚えています。
身体の筋肉の緊張度合や「ものの見方や考え方」までもが役柄モードです。
ここで思い出して欲しいのはこれらの臨場感は他人や他の環境との関係性から成り立つことです。
ということは女優さんが本気で役になりきっている時は、素の自分の時とは別の関係性が構築されつつあるということになります。
そして、別の関係性が構築されているということは、未来から流れくる現実は役柄モードと素の自分とでは別の現実が流れてくるということでもあります。
時間は未来から過去に流れてきます。ただし、確信レベルの臨場感の高い世界です。これが関係性の法則です。
セルフコーチングでゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めましょうという意味はここにあります。
ゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めるからゴール側の世界がやってくるのです。
ということで、あなたも女優さんになったつもりでセルフコーチングの過程そのものを楽しんでみると良いでしょう。