この記事ではコーチングの凄さについて書いてきました。
間違いなく凄いです。
しかし、それを踏まえて人間は凄いという視点を忘れてはいけません。
とかく技術のみを追いかけると、それのみに着目して人間の凄さを忘れてしまいがちです。その点がスコトーマになってしまいがちです。
コーチングにせよ、他の技術にせよ人間が生み出したもの。人間の想像力の産物です。
私が思うに世の中から尊敬される人は、宗教家にせよ、経営者にせよ、コーチなど人間は凄い主義に基づいていると考えます。
宗教家は自分の宗教だけではなく他の宗教にも寛容です。ダライラマ猊下におかれても、他宗教との相互理解、寛容の精神を大切にされています。
経営者も我が社が凄いという視点ではなく、人間が凄いという視点で経営、新しい技術を革新して世を創造しています。
松下幸之助さんのような、歴史に名だたる経営者は、全員人類の幸せや発展を意識して来たことに間違いないでしょう。
コーチングも、人間は凄いという観点に立ったルータイス氏が立ち上げました。
あなたも偉大なのだ。私は確信している。どんなふうに偉大か、それはわたしにはわからない。それを発見するのは、あなた自信だから。でも、偉大だということ、それを知っている。第13章でご紹介する友人のパット・ギブンがよく言うように、「神さまは平凡な人間など、おつくりにならない。天才だけをおつくりになる。」
ルー タイス (著)吉田 利子 (翻訳)『望めば、叶う』日経BP社 4P。
ある時結局はこの抽象度か、目先の個々の技術や目先の利益ではなく、この抽象度であるから爆発的なエネルギーが生じて、世界中に影響力を与えたのだと感じました。
この抽象度は振り返れば、人間の思考の賜物。
この思考が縁起として今も脈々と受け継がれてきています。
俺って凄いは、等しく人類全体が凄いということでもあり縁起の力。
さて、本当に人間は凄いと感じます。
例えば、骨折して全治3ケ月でも、きちんと治療をすれば治る。
たとえば、現状において前が見えない状況においても、未来をイメージしてそこに向って、それを成し遂げる力がある。
当たり前のように感じる方もいるかもしれませんが、私にはとても凄いことのように思えて仕方がありません。
しかし、多くの人はそのことを忘れています。もしかしたら見えなくさせられているのかもしれませんが。
よく、子どもは凄い可能性を秘めている方が沢山いますが、実のところ大人を含めた生きている人間全般が可能性を秘めており、凄いのです。
いや死んだ人間も影響を与えているという点においては凄い。
まさに超情報場ではないですか。
こんな簡単なことに気が付かなかったって・・・気が付けて良かったです。