今日は稀有な体験をしました。
内部表現を書き換えられました。
JR松江駅前でアジア人の女性と目が合いました。
その瞬間に進路の前を塞がれて、いきなり名刺を渡されました。
私たちは名刺を渡されたら、無意識に受け取ってしまうというフレームが構築されています。
何事か分からずに、私も受け取ってしまいました。
これはフレームの中断です。
変性意識状態に陥ります。
※正確には、女性と目が合った時点で変性意識状態です。
裏を返せば、マインドが書き換えられやすい状況です。
次にその女子は手帳を開いて、そこには学校に行けないアジアの子どもたちの写真が載っていました。
『この時にアジアの子どもたちに寄付をお願いします』と言語で声を掛けられました。
そして同時に、ペンを渡されて名前と、寄付金額を書くように非言語のメッセージを受け取りました。
書いてしまえば、自分からコミットしたことになり引き返せなくなります。
『コミットメントと一貫性』という心理状況です。
コーチングでゴールは人に話さない方が良いという理論の根拠は、この『コミットメントと一貫性』が働くのも一要因です。
そもそもゴールは変わってもいいものです。しかし、他人に公言すると、自分からゴールを社会に対してコミットメントしてしまうので、それが本当のゴールではないと気が付いた時に、引き返しにくい心理に陥ります。Have toを誘発します。
以上のような言語・非言語をミックスした高等戦術を仕掛けられました。
結果、私はこの寄付金が本当に寄付なのか調べずに寄付をしました。
後に、ネットで調べましたが、限り限りなく詐欺に近いようです。
この件は、人は雰囲気や肩書に釣られやすいということを如実に表しています。
というよりは驚くべきは、最初に声を掛けられた時、大きなお金しかありませんでした。しかし、なんと!その後にわざわざ崩して寄付をしに引き返してしまいました。
完全な内部表現の書き換えです。
さて、その女の子の様子を、端から見ていると、なかなか他の人は引っかかりません。
しかし、私の場合は案外簡単に変性意識状態に陥り、寄付をしてしまいました。
その答えは、私は普段から変性意識に陥る練習をしているからです。
内部表縁書き換えには変性意識状態は必要不可欠です。
※書き換えが得意な人ほど、書き換えられやすいというリスクがあります。
いい勉強になりました。
最後に、握手を求められたので、こちらからも仕掛けておきました(笑)
さて他にも、道路を車で走っていると、路肩に『もも』と書いた看板が一定間隔で設置されていました。
一定間隔で『もも』という文字が飛び込んでくると、ついつい自分が運転している状況よりも、桃のことが気になってしまいます。
これも変性意識が深まっていくカラクリです。
最終地点には、桃を売ったトラックが停まっており、これは『桃を買え』という非言語の強烈なメッセージです。
看板には、トラックにも購買を喚起するような言葉は一言も書かれていません。
言語にすると『桃を買え』に対して拒否反応を示してしまいがちです。
なので、ただ桃を売っているトラックが停まって、周りに実際に桃を買っている人がいました。
しかし、状況から察するに、これは、ここで売っている『桃』は新鮮で美味しいよ、買わなきゃ損だよという意味に見受けられました。意味は状況にあり、看板はそこに導いていく為の囮という算段です。
この桃屋の作った臨場感空間に取り込まれた人ならば、きっと引き返してでも『桃』を買うことでしょう。
これは一応合法ですが、極めて洗脳に近い方法です。スプラリミナルです。
サブリミナルは、認識していない知覚に訴えますが、スプラリミナルは、対象者がその事実をしっかり認識しています。スプラリミなるの内部表現の書き換え効果は高いと言われています。
なお、この手法には私は引っ掛かっていません。
このように内部表現の書き換えは、とくに特別なことではなく身近に存在します。
洗脳技術を用いた手法は身近なところに転がっています。
不利益を被らないように、しっかりとそのカラクリを知っておく必要があるなと痛感した次第です。
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