コーチ詐欺に遭う


フィッシング詐欺が流行っているそうです。

 

早速、私も流行に乗ってみました(笑)

 

 

 

 

 

 

と言いますのは、先日、スマホを操作して『googleのプレゼントが当選しました』という画面が表示されました。

 

 

『えっ!』という反応と伴に『ラッキー!』と思ってしまいました。

 

IphoneXが貰えるとのことでした。

 

 

 

 

 

『丁度、自分のスマホが古くなったので、丁度良いタイミングだ!』

 

『これを転売して、実弾(現金)に変えて、内弟子達にご飯を食べさせてやるか~』。

 

などと、楽しい妄想が膨らんできました。

 

 

 

 

 

 

今振り返ると完全に『怪しい』と思いますが、その時は『やったぜ(笑)』と思いました。

 

 

 

 

なぜならば、私は毎日、気功の鍛錬をしておりますので『毎日の気功の効果が表れてきた~!』と、フィッシング詐欺の画面を、あたかも本物の画面であり、それは気功の鍛錬の成果である、その時の認識に取り込んでしまったのです。

 

 

 

人間のココロはその時の状況に相応しいように、その都度毎に、情報を都合よく取り込んで世界を認識してしまします。

 

要するに、私たちは今ある認識を、自分にとって重要な情報で構成してしまうということです。

 

なので、詐欺の可能性を疑うことは重要性が低くなっているので、その時の認識から除外されていました。

 

 

 

また、この際にフィッシング詐欺に関する知識があれば、冷静に、その状況を回避できたことでしょう。

 

でも、知識がないと、それが詐欺だと認識できません。スコとまとになります。

 

かつ、『自分が詐欺に遭うことなんてない』という思い込もあります。これも自分の都合の良いように情報を認識の枠組みに取り込んだ結果です。

※正常性バイアス

 

 

 

 

 

また、その詐欺サイトは、本物のGoogleのサイトかと思うくらい精巧な作りでした。

 

巧妙なトリックも施されており、『時間内に応えなければ、プレゼント当選の権利が他人に譲渡されてしまいます』と通告されました。

 

これは時間制限を設けることによって、『もしかして詐欺?』と思ったり、それこそ本物のGoogleで詐欺かどうかを検索したりすることを意図的にさせないための心理操作です。

 

 

 

 

 

かつ時間制限で焦らせることによって、その時の心理状況を不安定にさせます。ココロは不安定になると、安定した状況に戻ろうとします。ホメオスタシスの作用です。

 

この際に、実はプレゼントはタダではなく、11万相当のIPhoneXが100円程度で手に入る、そのためにはクイズに答える必要があるというメッセージが。

 

そうすると不安定な状況にあるココロは、安定した状態に戻るためには、『クイズに答えればいい!』と無理やり辻褄を併せます。

 

 

 

 

 

 

クイズは誰でも答えられる簡単なものですが、これに応えてしまうということは、自分から完全に、その詐欺サイトにコミットすることを意味します。

 

コミットしてしまうと自動的にその状況が終わりまで、自動運転モードで進行します。これもホメオスタシスによる作用です。

 

例えば、相手が握手をしようとしたら、こちらも慌てて手を差し伸べます。握手をするという臨場感に、ホメオスタシスがスイッチオンするためです。

 

 

 

さて、私のケースに話を戻しましょう。

 

クイズに正解したら、次は名前や送付先の住所を入力する画面に移行しました。

 

ここでなぜか名前だけアルファベットで入力する必要があり、住所は日本語でOKでした。

 

 

 

 

ここでカード情報を引き出すためのニセ情報入力であると気付かないといけません。しかし自動進行モードで進んでいるので、疑問が生じることもありまえんでした(笑)

 

 

その後、クレジットカードの番号入力画面に移行しました。

 

要するに、『IPhoneは只であげないよ、ゆえにカード入力してね』という意味です。

 

 

 

 

 

冷静に考えると、最初はプレゼントと言っておきながら、あとで金銭を要求する。

 

本当は、この矛盾に違和感を覚えないといけないのですが、高い金額の物が安い金額で手に入るという演出に負けました。

 

演出も臨場感なので、それに併せて、ホメオスタシスの力で、機密情報であるカード番号ですら入力してしまうのです。

 

 

 

 

 

そして、カード番号を入力し終わったら、なぜかスペイン語が出てきて画面が終了しました。

 

この時に『googleのプレゼントが当選しました』状況が終了しました。終了したとたんに詐欺の可能性が意識に上がってきました。

 

 

 

 

 

調べてみるとやっぱり詐欺で、あわててクレジットカード会社に事情を説明して、機能を停止しました。

 

 

 

 

 

なお、この時も心が不安定になったので、あわてて正常(と感じている臨場感)に戻すためにホメオスタシスが作用したということです。

 

カードの停止や再発行は非常に面倒くさい作業ですが、この時ばかりはエネルギーが湧いてきます。

 

というより身体が勝手に動いていました。

 

 

 

 

さて、今回は自分がフィッシングの詐欺にあった件を題材に、ココロの働きのメカニズムについて書きました。

 

実は、コーチングも全く同じです。

 

 

 

 

自分で意図的にゴール設定をして、現状に対する認識の枠組みを揺らがします。

 

枠組みが揺らがされると、ココロは元に戻ろうとします。

 

この際に、新しい情報(ゴールの自己イメージ)を投げこめば、それを取り込んでしまいます。

 

 

 

 

ここで肝になるのが臨場感

 

ゴールの自己イメージの臨場感が低ければ、現状の自己イメージの情報を認識の枠組みに統合します。

 

結果、何も変わりません。

 

 

 

 

 

しかし、ゴールの自己イメージが高ければ、私がわき目も振らずにカード詐欺にハマった、もしくはカード会社に連絡したように、ゴールに向けて一直線です。

 

 

 

 

普通はフィッシング詐欺に遭えば、ショックを受けるでしょう。

 

でも、私は『嬉しい!』『ブログのネタができた!(笑)』と喜んでしまいました。

 

あなたにコーチングのメカニズムを伝えるには、単に、コーチングの本を左から右に書き写すのではなく、このような日常生活に関連した方が分かりやすいからです。

 

 

 

 

つまり、目の前の一見、アンラッキーに思える出来事すら、私のココロが勝手に、ゴール達成に必要な出来事として認識の枠組みに取り込んでいるのです。

 

おまけに、銀行に行く用事ができたので、今まで面倒くさくて渋っていた破った一万円も換金に行けてラッキーです。

 

 

 

 

最後になりますが、フィッシング詐欺には気を付けましょう。

 

 

 

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