セルフイメージは他人との関係性から成り立ちます。
よく例に出すのが、身近にどのような人と付き合うかで、考え方や振る舞い方が変わってくるというケースです。
身近にあり影響力の高い人からあなたは、○○な人間だという指摘され、それを額面通りに受け取れば、自分ではなくその人が望んだとおりの人間になります。
一番身近なのは、親や学校の先生です。
○○さんは素晴らしいとプラスに評価をしてくれればいいのですが、大抵の場合は、残念な風に持っていく評価が多いです。
例えば、A君が先生から『あなたは忘れ物が多い、いつも遅刻をする』と注意をされたと想定します。
『なんでいつも忘れ物をして、遅刻ばかりするの?』と先生はA君に怒りをぶつけますが、実のところA君もよく分かっていません。
A君自身のセルフイメージは、僕は遅刻ばかりして、忘れ物もする子です。だから単純にその通りに振る舞おうとするだけです。
しかし、このメカニズムがよく分かっていない先生が指導にあたると「分からないとはなんだ!お前はバカか。弛んでいる」とさらにA君に追い打ちを掛けます。ますますA君のセルフイメージは強固になっていきます。
学校の先生たるもの、このくらいのことは誰でも知っていると考えていましたが、そうではないみたいでした。これが私のスコトマでした。
知ってはいても、なかなか実践に移せていないのかもしれません。
もしかしたら、子どもを支配したいという欲求のある先生がいる可能性も除外できません。
こう言った意味で、どのような先生に出会えるのかは非常に重要です。
※学校教育でも、コーチング理論を広めていきましょう
A君のような子どもは、誰の言葉を受け入れるのという判断基準が難しいかもしれません。身近な権威者から指摘されると、疑うことなくそうなんだと受け入れてしまいます。
なので親御さんは保護者は健全なイメージが育つように配慮していく必要があります。間違っても、傷口に塩を塗るような真似をしてはいけません。
と言いたい所ですが、実際は、傷口に塩を塗りたくってしまう親御さんがいるのも事実です。大まかに、次の2パターンが考えられます。
先生から言われたら、その通りだと疑うことなく親が盲信してしまうケース。言い換えれば、自分の子どもよりも、学校、そしてその背後にある社会からどう思われる方が重要という価値判断です。
もう一点は、上と繋がりがありますが保護者自身の自己評価が低い。だけど、その低い自己評価を認めたくないので、それを子どもに投射してしまっている場合です。劣等感や憎しみを子どもに当てはめてしまっているケースです。
子どもを意のままに操りたく、『将来は、何々にさせる』と勝手に進路を決めてしまいます。あたかも子どもを他の意志がある別の人間だとは思わずに、自分の所有物だと錯覚してしまいます。
仮に子どもが不登校になれば、自分が否定されたと感じて、取り乱してしまう場合があります。キツメに言うと子どもに対する依存、支配の関係です。
このような事態を避けるためには、真に自分と子どもの幸せを願うのであれば、親御さん自信が変わっていく必要があります。
自信を高めて、自分や子どもに対する他人からの好き勝手な意見の中から誰の意見を取り入れるのか冷静に見極める能力を養っていく。
そのためには、親御さん自身が自分の生き方の基盤をしっかりと拵えていく必要があると考えます。
いろいろと考えてみたのですが、一番効果的なんのはやはりそれに尽きると考えます。
【ちょっと遅い時間のお茶会のお知らせ】
日 時 5月29日(日)
時 間 16:30~ 90分程度
料金 3,000
場 所 大阪(詳細は参加者のみお伝えします)
十三付近
定 員 2名
コーチングに関するお茶会を行ないます
セッションほどではありませんが、それなりに働きかけます。
お申し込みは以下から
※ご飲食代金は、お客様のご負担とさせて頂きます。ご了承くださいませ。