否定をされ続けて、その癖が抜けません。生きているのが辛いです。どうやって抜け出したらいいかという相談を受けました。
よく分かります、私も自分はダメなやつだと思い込んでいた時期がありました。私の経験を話してみたいと思います。
今回の方法は、人によっては受け付けないかもしれません。実行するには、それなりの覚悟が要ります。その分、効果があり強烈な手法です。
以下 相談
自分で自分の人生を否定し続けて生きてきました。しかし社会人になって何かにつけ、自分はこんなにダメなんだと思いながら働くのは大変苦しいです。
発想の転換をしたいと思うのですが、自分には親や他人から刷り込まれた人生観に支配されていたり、周りがものすごくレベルの高い人たちに見えてしまい、同じような人生観を持つことに不安を感じます。本も読んで意識改革をしようと思ったのですが、やはり二十数年間の習慣か、何かをミスすると自分の全人格を否定してしまい、自分には能力がない、というところに落ち着いてしまうのです。
もうだめです。このままでは仕事はおろか、家庭も何もかも人生で幸福と呼ばれるものとは無縁な人生を送りそうです。
(Eさん 20代男性)
まず、結論からですが諦める必要はありません。限界を受け入れる必要はありません。世間では、あなたのレベルはこんなものという価値観を強要されるかもしれませんが、そんなものは一切無視してください。
その人たちのEさんに対する認識とEさんの能力には全く関係がありません。その声を受け入れれば、そのようなEさんにとっての現実がつくられていきます。
もう少し、詳しく説明するとホメオスタシス(恒常性維持機能)がその臨場感とループをつくります。無意識のうちに、幸せになるためのチャンスを逃すように仕向けていきます。
私も将来が見えずに大変辛い時期がありました。自分にとって最悪な状態がこれからも続く、どうやって抜け出して良いのか分からない。生き地獄とはこのことかと実感しました。
どうすれば、この状態を抜け出せるかとばかり四十六時中考えていました。原因を考えていました。だけど、原因を考えていけばいくほど、深みにはまっている自分がいました。
現状も原因も無視をして、望む未来をだけを狙って生きていこうと思いつきました。望む未来の、臨場感を感じていこうと思いました。臨場感を一番感じる鍵は人間関係であると、それまでの人生経験で学んでいたので即実行しました。
人生は一回キリしかない、やれるだけ以上をやってみようと決めました。だって、死ぬ前に後悔する方が怖いじゃないですか。
否定的な人とはなるべく関わらないようにしました。繰り返しますが、人間関係が臨場感、さらに突っ込んで言えば、これからと将来の現実をつくると知っていたので、そこは妥協を許しませんでした。
実は、人間には不思議な性質があり、他人が「Eさんって、こういう人だよね」決めつけると、その決めつけられた役割を無意識に演じてしまうところがあります。このことはあんまり、知られていませんが結構強烈です。
Eさんはすごい、きっと望む未来を手に入れられつと認めてくれる人が一人いるだけで臨場感が全く違ってきます。臨場感が違ってくるとは人生が変わることを意味します。そこを巧みに利用するのです。コーチングが効くのもこのためなのですが。
「今までの人も、これからの人も両方大切にしなければだめだよ」という忠告を受けましたが、私の耳には届きませんでした。ハッキリというと、それでは変わらないから。
今までの人と付き合っていくことは、過去から現在までの臨場感を強化していくこと。反対に、私は未来からみて意図的に関わる人を変えました。
両方に良い顔をして成功した人を私は知りません。いたら教えてください。
戦略でも、一転に集中して兵力を投入せよというではありませんか。
誰の話を受け入れるかはとても重要なのです。
寂しかったかというと、そんなことはどうでもいいという状況でした。そんな感情に構っていられない、それくらい寂しさの重要度が低かったのです。
反対に、会いたいと思う人を訪ねていきました。その人たちとの縁起(関係性)を繋ぐためです。関わる人が変われば、臨場感が変わる、そうすれば人生が変わると。実際、効果はテキメンでした。
セルフトークのコントロールも同時に行いましたが、人間関係という外圧を巧みに利用しました。
今の現実が信じられなくとも、未来を信じるようにしてください。どうぞ未来にすがってください。Eさんの未来を否定してくる人たちから、人生を取り戻しましょう。