メイクをコーチングに活かすという記事の続きです。
前回はフェイスマッサージを丁寧におこなうことについて書きました。
実は、フェイスマッサージを丁寧におこなうのは自分の身体に触れること。
そして、自分の身体に触れるとは、実は自分の心に触れることと同じなのです。
抽象度が違うだけです。
同じだけと、次元が違うと書いた方が分かりやすいかもしれません。
どういうことでしょうか?
たとえば、東京都葛飾区にお住いの瀬戸口花梨さんがいるとしましょう。
東京都は日本国に属します。
この場合、抽象度が高い方が日本国です。
逆は、東京都葛飾区で、情報が具体的になっていきます。
また、葛飾区柴又〇丁目の△△と住所が特定できるほど具体的になります。
言い換えれば、情報量が多いということ。
反対に、抽象度が上がれば情報量は少なくなります。
しかし、着目したいのは潜在的な情報量が増えるということ。
この場合、葛飾区役所は、
どこに瀬戸口花梨さんが住んでいるのか?
もしかしたら、どこに勤めているのか?
といったカナリ具体的な情報まで把握している(と思われます)。
一方で、日本政府は、花梨さんが政府の要人である場合を除いては、そこまで個別の情報までは把握していないでしょう。
でも、その気になれば意図的に東京都庁経由で、葛飾区役所から情報を入手できます。
日本政府が本気をだせば、
花梨さんの勤務先(渋谷区IT会社勤務)
出身校(葛飾野高校、神田外国語大学)、
交際歴
好きな食べ物は『パスタ』
将来はカフェを開きたい(現在、起業のスクールに通っている)
などの情報を入手することが可能でしょう。
このように抽象度が高い方が潜在的には多くの情報力をもちます。
東京都庁も葛飾区役所も、はたまた自治会も一体だということが分かります
自治会は葛飾市役所の一部ですし、その市役所は東京都の一部です。そして、東京都も日本国の一部です。
本質的には同じです。
さて、仮にテロリストが葛飾区でテロ事件を起こして花梨さんが巻き込まれたとしましょう。
テロに対して、日本政府は『これは日本政府と日本国民に対する挑戦で、毅然と対処します』と意思表示を示すことでしょう。
決して『テロは東京都と都民の事態なので、国は関与しません。小〇知事に任せます』とは言わないハズです。
つまり葛飾区を攻撃することは、日本国に対する攻撃なのです。
とはいえ、二次、三次と連続的にテロが起きれば政府もかなり動揺(ゆらぐ)して、場合によってはテロリストと『交渉して解決に乗りだそう』と心変わりするかもしれません。
心変わりとは、心が書き換わったということ。
少し物騒な説明になりましたが、身体を触ることは、心を触ることも、これと同じ理屈です。
花梨さんの(顔に対する)メイクがバッチリ決まれば、とても『気分がノリノリで』嬉しいハズです。
反対に、最初から気分がノリノリのときは血色がよく、肌つやもいいハズです。
友達や意中の人に『今日はキレイだね』と褒められると、嬉しさ倍増!です。
こんな時は、いつもは家計簿をつけて、節約のために外食は控えるという断固たる決意を貫いている瀬戸口さんでも、この日ばかりは心がゆらいで『自分へのご褒美』と称して、ケーキセットの一番高いメニューを注文してしまうことでしょう。
こんな感じで心は書き換わってしまいます。
自分の身体に触れることは=自分の心に触れること。
心に触れて、ゆらがせてしまえば、私たちの心は簡単に変わってしまいます。
あなたも私にも、絶対的な自分なんて、いないということです。