前回テレビは消費の道具だと説明しました。
今回は私たちが今まさに使っているネット環境について説明したいと思います。
ユーザー諸君注目!
とくに焦点を当てたいのはフェイスブックです。最近、フェイスブックの創設者であるマイケル・ザッカ―バーグ氏の寄付問題で何かと騒がれています。
この記事をご覧の方々もフェイスブックからのリンクでこの記事をご覧になっている方も多いのでないかと思います。
友達をつくる手段として、また人によってはビジネスの広報のために使っていると思います。
一般的に「いいね」の数が多ければ多いほど価値がある情報だと思われています。日夜「いいね」の評価をもらうために涙ぐるしい努力をされている方もいるかと思います。
なぜ「いいね」にこだわってしまうのか以下が参考になりそうです。
人類は小規模な社会グループのなかで進化をしてきたので、イメージや地位は生き残るためではなく、異性の関心を集め、友人に強烈な印象を与え、子どもを育てるために何よりも重要だった。今の私たちが自分人心を財やサービスで飾るのはものを所有していることを楽しむというよりは、他者へ印象付けるためであり、「物質主義」という言葉は大きな誤解に繋がる言葉である。
デイビッド・ルイス (著), 武田玲子 (翻訳) 『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』日本実業出版社 P198
コーチングの観点から言うと、その人はエフィカシーが低く、他人の評価によって生かされているとも考えられます。
プロフィール欄も充実させて情報開示をすればするほど、記事を読んでくれた方との信頼関係が深まります。
フェイスブックという情報空間(ネット空間全般)において、各人があの手、この手で自分の影響力を高めようとしています。もちろん、私もビジネスという観点から使用しています。
本当に恩恵を受けるのは
しかし、フェイスブックをすることで一番恩恵を受けるのはフェイスブック空間の外側にいる人達です。
フェイスブックは個人が課金する制度ではありません。スポンサーから資金をもらっています。
これの意味するところは、スポンサーに対して意図的に良い情報が流れるように情報をコントロール出来るということです。
プロフィールと「いいね」が結びつけば
先日のパリでのテロを追悼する意味において、フェイスブックの国旗をカバーにする、しない問題で考えれば、フランス国旗をカバーにした人はイスラム国にはシンパを感じていない(テロリスト予備群である可能性は低い)、その他の情報とあわせて考えることで、政治信条というよりは雰囲気で流される大衆である公算が高いとか、スクリーニングされていると考えた方が良いでしょう。
余談ついでに、外国の諜報機関はフェイスブックに情報をあげている日本の自衛官、警察官、海上保安官やその家族等の情報を調べていることでしょう。何かあれば、その家族を脅すとか、本人に罠を仕掛けます。戦う前に戦意喪失、牙を抜くのです。
「いいね」でここまでわかる
「いいね」を知べれば、個人の年齢、知能指数、人種、性格、性的指向、宗教、政治指向、喫煙の有無、薬物使用、飲酒などを正確に予測できることが明らかになっている。
デイビッド・ルイス (著), 武田玲子 (翻訳) 『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』日本実業出版社 P284-285
このような分析や実験は表にならないだけで、相当検証されていると思います。
理由は簡単、この情報は戦争やビジネスにも役立つから。もっとはっきり言うと金になるからです。
ある勢力や組織の人達にとってこのような情報は喉から手が出るほど欲しいのであり、逆にこれを使って人々を統制して価値観を一つにまとめたいのです。
フェイスブックは情報収集装置?
私は何年か前に、米国でフェイスブックが流行っているという情報を知り、これは情報収集装置だと考えていました。
日本でも流行るというか、意図的に流行らせる公算が高いと思っていました。
当時、こんな話をしても田舎者の与太話程度に思われていましたが・・・。
インターネットユーザーが7億5000万人に達するまでに30年かかっているのに対して、フェイスブックユーザーはわずか8年で同じ人数に達している。
デイビッド・ルイス (著), 武田玲子 (翻訳) 『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』日本実業出版社 P283
マイケルザッカ―バーグ氏に本当に人的魅力があったのでしょうか?
確かに、流行るにあたって、すばらいエンジェル投資家たちが脇を固めていたことでしょう。
しかし個人的にはその背後にアメリカ軍や情報機関の影があったと思います。
目的は、国内、国外に潜伏するテロリストを割り出したり、他国と通商関係を結ぶにあたって要対象者についての情報を事前に知ったりするために意図的に流行らせたのでは。
要は公共事業です。アメリカ政府や国防総省なりが、これからはフェイスブックを伸ばして、個人情報を取りまくろうと考えたのではないのかと推測します。
実際に、フェイスブックやグーグルなどのITメディアを通じて、政府機関が情報収集をしているという噂を聞きます。中国や一部の中東の国々では、フェイスブックやグーグル検索が禁止されていると聞きます。
日本を含めた西側諸国では言論統制ばかりに焦点が当たりますが、あちら側からすれば情報を盗まれたくないがために規制をしているのです。
泳がされるユーザー
さて、なんだか話が大きく膨らんでしまいました。
要するに、私たちはフェイスブック(インタ―ネット)という情報空間の中で、実は泳がされているのです。
友達間での「いいね」や時にはメールの中身まで読まれて(技術はある)いると考えた方が良さそうです。
この情報をもとに、ビジネスを仕掛ける側は忍び寄ってきます(ときには情報機関も)。忍者もビックリです。
まだマイナンバー制度が可愛く見えてしまいます(錯覚でしょうが)。
このことを知りながら泳ぐのは別に問題ありません。しかし、多くの人はあんまりこのことに気が付いていないように思います。
対処策
フェイスブックを含めたインターネット環境に接続しないのが一番と言いたいところですが、現実的ではありません。
不必要な情報は載せないに限ります。
情報を取られているという事実に気が付けば、それに対する策も見つかると思います。
また、自己責任でこの世界を楽しむことが出来るのです。
さらに、仕掛ける側の方法を知るために、抽象度やIQをあげる必要があるのです。
まとめ
フェイスブックを利用している人は多い。
多くの人が「いいね」に弱い。それは人間に他人から評価されたいという願望があるからである。
だが、その「いいね」から個人情報がすっぱ抜かれている。
この事実を知って、自己責任で活用すべき。
抽象度やIQを日ごろから高める必要もある。
いつの世も情報を持つもの(抽象度が高い)が市場でも戦場でも闘いを制する。
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