昨日のセルフコーチング講座のテーマは『自尊心』でした。
※コーチングでは、セルフエステームと呼ぶ。
このテーマを選んだ理由は、この講座の受講生はいろいろな分野のリーダーなので、高い自尊心を持って周りに良い影響を与えていく必要があるためです。
いつもはリラックスした雰囲気で講義が進みますが、今回は良い意味での緊張感が張りつめていました。それほど、皆が関心をもつホットなテーマだったようです。
自尊心を持つというと鼻持ちならない奴という誤解を覚える人がいます。また謙虚であることを、自分を卑下することだと勘違いしている人もいます。
そのような誤解を解くために、自尊心の定義、そして自尊心のもたらすマインドへの影響や行動の結果について扱いました。
人はこの自尊心に相応しいレベルで友人、パートナー、仕事を選びます。
人は自身の自尊心に相応しいレベルの人生を選んでいると換言することも可能です。
余談ですが、クライアントがコーチを選ぶ際も、自分の自尊心に相応しい相手を選んでいます。
自尊心が低いと『他人に対してけなしたり、馬鹿にしたり、他人のあら捜しばかり』をするようになります。
理由は、自尊心が低いゆえに他人の自尊心を低下させて、自分を大きく見せるためです。近頃取りざたされるマウンティングも自尊心が低いゆえに起こります。
残念ながら巷には自尊心の低い人が多い。それゆえ、自尊心の低い人から攻撃を受けることがあります。
とくにリーダーである人達は、その標的にされやすい。そんな中でもしっかりとセルフトークをコントロールして、自分と他人の自尊心を高めていく方法を扱いました。
また自尊心とチャンスの関係についても学びました。
例えば、自尊心が低いとせっかくのチャンスが転がっていても『私には無理だと感じて』みすみすと見逃してしまいます。
そう言って考えると、この講座の受講生は自尊心が高い、もしくはこれから高くなっていきます。
なぜならば、自尊心が低いと、この講座を居心地悪く感じるから。そもそも来ていない。
さて、講義中に自分の自尊心を高く持つには、『それだけの根拠がない』と落ち着かないという質問がありました。
自分を認めて、高い自尊心を持つには根拠は不要です。
しかし、それでも人間、根拠がほしいと思うものです。
なので、私は『○○さんは凄い』と認識していると伝えました。
私が○○さんに対して凄いと言うことは、私の師であるコーチも、私の仲間のコーチも、Dr.Tも、ルータイス氏が言っているのと同じ。
※実際に全員が同じように言語、非言語で伝えるでしょう。
凄い人達から受け継がれた理論であるし、この私が発する『○○さんはスゴイ』の一言には、それらの人々からの情報が縁起として含まれている。
※先日、ブログに書いた外情報という概念でも説明できる。
それゆえ、『その一言を引き出す○○さんはスゴイのです』と伝えました。
この一言が通じたのか、○○さんの自尊心の高まりを感じました(姿勢で分かります)。
かつ、○○さんの隣の席の△△さんにヒットしたらしく、いたく感動しておられました。
実際、△△さんのマインドの書き換わりが伝わってきました。この△△さんは、その日はとても落ち込んでいたそうですが、これをきっかけに立ち直ったそうです。
他にも、夜勤明けで疲れて眠たい××さんが前のめりになって顔つきが変わるなど、良い影響の伝播がありました。
実は、セルフコーチング講座と言う名前のグループコーチングな今日この頃です。
ここで得た体感を各自が良い方向に伝播していってもらいたいです。