標題に『うんうん』と頷いた方は、セルフコーチングが効かないという臨場感に身を置いているから効かないのでしょう。
なぜならば、ホメオスタシスは臨場感の高い世界とループをとり、その世界がその人にとってのリアルとなるからです。
反対に、『そんなことはない絶対に効く』という方は、セルフコーチングが効くという臨場感の住人です。既にそれなりの結果を残しているのかもしれませんね。
人にはそれぞれ自分の心の中でわき上がったイメージの世界があり、それが物理的現実世界に投影されます。『会社を起こす』『お金を稼ぐ』『好きな女性ができる』『戦争が起こる』『地球が滅亡する』・・・。自分のイメージの世界に臨場感を持つと、それがリアルになっていきます。これを臨場感世界の現実化(リアライズドヴァーチャリティ)といいます。
苫米地英人 「すごいリーダーは『脳』がちがう」三才ブックス。
セルフコーチングに初めて取り組んだ時はなかなかその臨場感(効果に)たどり着けないかもしれません。だからこそ、アファメーションやセルフトークのコントロールがあるのですが・・・、実際のところ大勢の方はすぐに止めてしまいます。
セルフコーチングが効くという臨場感に移る前で停滞してしまうのです。だからいつまでたってもその世界が続くコンフォートゾーンの住人のままです。
自分のことを鑑みながら、セルフコーチングが効く人、効かない人がいるのか考えていました。
厳しい言い方になるのかも『ああ自分で、その世界を選んでいるんだ』と気が付きました。自作自演であり、実にシンプル。
『空』なので、セルフフコーチングが効く世界、そうでない世界、どっちでもいいです。だから好きな方を選べます。
セルフコーチング(に限らず、人生を良くする方法)を知らずに『毎日が変わらない』と思っていれば、それはある意味そう思い込むように洗脳されているのかもしれません。
または人生が良くなる方法がスコトーマに隠れて見えていないだけ。
しかし、抽象度を上げて考えてみると、例えば、セルフコーチングという方法を知っているのならば『効かない』のはその世界を選んでおり、固執している無意識下の自分の姿が浮んできます。
意識では変わりたいと思っているけど、無意識下では現状維持というゴールを達成できて『やったぜ』とほくそ笑んでいるのです。
変われないのではなくて、長年慣れ親しんできたがゆえに、変わりたくないのが無意識レベルでの本音です。
ゆえに、ゴールを脅かす存在や出来事が表れると排除しようと試みます。
やりたくないことを先延ばしにする創造的回避(クリエイティブアボイダンス)も、抽象度を上げれば創造的維持(クリエイティブ・メンテナンス)です。
自分のマインドが世界をつくっているという観点から考えてみれば当然の帰結です。
セルフコーチングは効かない、もしくは幸せにはなれないという臨場感を選んでいれば、それがリアルとならざるを得ません。
自分を俯瞰して観ると好きでそうしていることが分かってきます。
観たくないのか、本当にスコトーマに隠れて見えないのか分かりませんが、自分では気が付いていないことの方が多いです。
しかし、このことに気が付いた時がチャンスです。
意識に上がれば書き換え可能です。
そして、ここに書いてあることを信じてもいいし、信じなくてもいい。
好きな方を選べるし、それが私たちの現実となるでしょう。