あなたがしてきたことに対して、失敗したと思うことがあるかもしれません。
『あの時、ああしてばよかった』、『こうすべきだった』と思った経験があるでしょうか?
過去の失敗に囚われてしまって、なかなか次の行動にうつれない時があるでしょう?
過去に囚われてしまって(セルフ)コーチングが上手く行かない。
もし、答えがYesであれば以下を読み進めて頂ければ役立つことでしょう。
さて、人間は過去の記憶から未来を予測しています。
ゆえに、ゴール設定も基本、過去の経験の上から設定してしまいます。
現状を超えたゴール設定がなかなか出来ないというのはある意味当たり前です。だからこそ、コーチの目を借りてスコとまとを外すのです。
※詳細は、また別の機会に譲ります。
もし、あなたが(セルフ)コーチングが上手く行かないと感じるとしたら、
『失敗した』、『上手く行かなかった』という記憶がメインで、今のリアリティをつくっているからです。
あなたの今の認識は過去の記憶をベースにしており、目の前の出来事を過去の記憶と照合しながらパターン認識しています。
※このパターン認識をブリーフシステムと呼びます。
だからこそ、過去の嫌な記憶のために、あなたの能力は制限されてしまっています。
しかし、ここで制限を外す方法をお教えします。
それは時間の流れを逆に捉えることです。
つまり、時間は『過去→現在→未来』に向かって流れるのではなくて、『未来→現在→過去』に流れるものと捉え直すのです。
『そんな馬鹿な、時間は(過去→現在→未来)に流れるのが常識じゃん!』と思ったそこのあなた、あなたこそ常識の罠にハマってしまっているのかもしれませんよ。
時間が過去から未来に流れるという発想は、ユダヤ・キリスト教の価値観によります。
ビッグバンが引き起こされて、それから玉突きのようにその後の事象が決まっていく。
その解釈では、あなたが今の会社に就職した、失恋したなどの出来事は、宇宙ができた時から決まっていたということになります。
実際に、権力を持っている人からすれば、おいしい考え方です。
『われわれは神から選ばれた人間であり、それは神が宇宙をつくった時から約束されていた』という論理が成り立ちます。
このような考えが、長いこと続いてきました。
挙句の果てには、100年くらい前までの科学の世界でも信じられてきました。
『宇宙はあらゆる規則によって動いている、ゆえに、時間もしかり。誰もが等しく同じ時間を共有している』と科学の世界もお墨付きを与えてきました。
その名残が今も続いているわけです。
だからこそ、時間は『未来→現在→過去に流れる』という発想が、スコとまとの陰に隠れてしまっているんですね。
冷静に考えれば、今から3分経過すれば、現在は3分過去に流れます。反対に、3分前の未来が現在になります。
だから、時間は『未来→現在→過去に流れる』と考えても全然おかしくありまえん。
むしろ、今の最先端の科学や分析哲学の世界ではこの考え方の方が主流だそうです。
さて、時間が『未来→現在→過去に流れる』ということを体感するために、ドライビングゲームを思い出してみましょう。
アクセルを踏めば、テレビに映った景色が眼前に迫ってきますよね。あんな感じで、未来があなたに向ってやってくるという感覚です。
そして、今いた場所の景色は後ろに流れていくとイメージしてください。
※ゲームなのでテレビ画面から外れた世界は表示されませんが。
ゲーム機のコントローラーを持ったあなたの位置(場所)は変わっていません。
また、時間と場所は同じものです。
あなたが住んでいる場所から、出雲大社に行くゴールを設定したと仮定してみてください。
家から出て、新幹線の駅、または空港に向けて行き、そこからJR出雲駅または出雲縁結び空港に向かって行きます。
さらに、そこからバス又はタクシーで出雲大社に向かうことでしょう。
しかし、ここで視点を切り替えてみてください。
本当は出雲大社があなたに向けてやって来ると。
その証拠に、あなたの意識や視点は一ミリもズレていないハズです。意識も視点も今ここにあります。
肩が凝っている感覚とその肩も、昨日の自分と今の自分とで同じ位置で感じていますよね。
200メーター先にカラダとは分離して、意識と視点があり、そこの肩が痛いなんてことはないハズです。
そう感じられたとしたらあなたは不幽霊です(笑)。
確かに、スマホのGPS機能では、あなたが移動するたびに緯度と経度が変わっています。
それらは、あたかもあなたが出雲大社に向けて歩んでいるという臨場感を出すための装置であり、時計が過去から流れているように感じる時計と一緒です。
でも本当は、脳内に反映される映像が目くるめく、変わっているだけで、あたかも自分が動いているように錯覚しているだけかもしれませんよ。
こう考えると、『出雲大社に行きたい』というゴールを、あなたは設定した。
そして、脳が創り出したイメージの中で、カラダを動かしながら、現場に向かっているという強い臨場感を覚えているとも考えられます。
臨場感が高い未来が、ホメオスタシス君のお蔭で、現在に向けてやって来ます。
要は、あなたが出雲大社を引き寄せているということです。
仮に、あなたが出雲大社ではなくて、日光東照宮に向っているという臨場感を高めれば、あなたの視界には、日光東照宮が目に飛び込んでくるハズです。
このような感じで、あなたがゴールを設定して、そこにいる自分のイメージを高めれば、高めるほど、あなたが理想とする未来が、やがて現在に流れてきます。
そして、現在と過去は、さらに過去に遠のいていくだけです。
つまり何が言いたいのかと言うと、あなたが望む未来は、あなたの過去の制約を受ける必要がないということです。
関係あるのは、今現在に、どのような未来を思い描き、その世界にいる自分をいかに臨場感高く、感じられるのかということ。
ただし、気を付けないといけないのは、考え方の癖(ブリーフシステム)を変えない限りは、似たような未来を引き寄せてしまうということです。
いわゆるコンフォートゾーンの罠に陥ります。
この罠に陥らないためには、未来のゴールを達成した世界にいる自分の考え方を、今のあなたにコピペしていくと効果的です。
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