コーチング理論を身近な例に置き換えてみると

コーチング理論を身近な例に置き換えてみると

(セルフ)コーチングではゴールのコンフォートゾーンの臨場感を高めましょうと言われます。

 

ゴールのコンフォートゾーン、ゴール側の新しい自分の臨場感を高めていけば、今の自分のそれを書き換えて新しい自分に生まれ変わる、それは臨場感が高い方が選ばれると。

 

 

 

これだけ聞くとなんとも壮大、一方で難しく聞こえます。

 

ともすると、私には無理、関係のない世界の話だと思ってしまいがちです。

 

でも本当は、この程度のことはあなたにも経験があるハズです。

 

 

 

 

 

新卒で会社に入った頃を思い出してください。

 

 

会社に入る前はおそらく学生である自分に臨場感を覚えていたハズです。○○高校の生徒、〇〇大学の学生である私みたいな感覚で。

 

それが4月1日付で社会人としての私という臨場感に切り替わりました。

 

 

 

 

 

3月31日までは学生である私に臨場感を感じて、それを基に○○高校の生徒、△△大学の学生である私という自己イメージに繋がっていたことでしょう。

 

一方で、4月1日以降は××会社の私に臨場感を覚えて、これがやがて新しい自己イメージに繋がりました。

 

もっとも実際は3~6ヶ月経過して、新しい自己イメージができたことでしょう。

 

 

 

 

 

転職も同じです。以前の会社から全く未経験の職種でも半年か1年も働けば、大方はその仕事に慣れてきます。

 

同時に、新しい会社の従業員である私という自己イメージも板についてきます。

 

その理由は以前の職場(種)の臨場感から、新しい職場のそれに切り替わったためです。

 

 

 

 

 

一方で、臨場感の形成に失敗すると、新卒であれば五月病を患ったり、転職者であれば元の業界に逆戻ってしまったりといったケースに繋がります。

 

この原因は往々にして過去の自分のイメージに引っ張られる、もしくは以前の仕事ではこうだったとついつい考えてしまうからです。

 

 

 

 

(セルフ)コーチングが効く原理も同じです。

 

3月31日に相当する古い自分の臨場感よりも、4月1日以降に相当する新しい自分の臨場感(ゴールのコンフォートゾーンの臨場感)を高めていけば、あなたが学生から社会人という自己イメージに書き換わったのと同じように、新しい自己イメージに変化します。

 

それはゴールが達成されるという意味でもあります。

 

 

 

ただし、先の例のように過去の臨場感を高めていくと、現状が維持されます。

 

だからコーチングではあなたのゴールを達成するために過去は関係ない釘を刺すわけですね。

 

 

もっとも変わったのはあなた自身のみならず、あなたを取り巻く周囲の環境、例えば、毎日出かける先は学校から職場に変わっていますし、人間関係も変わっています。つまり、あなたを取りまく縁も変わっています。

※参照記事https://goo.gl/BtdS3S

 

 

こう考えると(セルフ)コーチングの理論も案外身近に感じて、話の内容に臨場感を覚えることができたのではないでしょうか。