先日、女子のマウンティング現場を目撃しました。
マウンティングとは?
動物が相手よりも、自分の方が上だと自分の力を誇示する際に、相手に馬乗りになる行動です。
人間の場合は、脳が進化したゆえに、物理的な身体ではなく、イメージ上、言葉や態度、行動で相手に対して優位に立とうとします。
マウンティングをする人の背後には自己評価の低さと不安が隠れています。
しかしながら、マウンティングをする人はそれを隠すために必死に自分を大きく見せようとします。
とはいえ、マウンティングをされた方からすれば、たまったものではありませんよね。
まず、気疲れします。嫌な気分にもなります。自己評価も下げられます。人によっては人間不信になります。
いい迷惑です。
こういったマウンティング女子からあなたが自分の身を守るにはどうした良いのでしょうか?
まず逃げることが選択肢として考えられます。
『三十六計逃げるが勝ち』と言われるように、逃げる、つまり場を共有しないのですむのであれば、それに越したことがありません。
けれども、仕事上の付き合いなどで逃げたくとも逃げられない、場を共有したくないけど、やむなくそうせざるを得ない場合もあることでしょう。
そこで提案したいのが、逆転の発想で、相手のマウンティングを利用してピンチをチャンスに変えるという方法です。
マウンティング女子は、いかに自分が相手よりも優れているのか饒舌に語ります。
実は、饒舌なときは一種の催眠状態です。言葉が勝手に出てきてしまう状態なのですね。
『わたしの方があなたより上よ』というような言葉が勝手にでてきています。
もしかしたら、当の本人も、本当は『この癖、何とかしない』と危機感をもっているかもしれません。
今回ご紹介する対処法のメリットは相手からマウンティングされにくくなります。
その根本は、相手の自己評価を上げるからです。
自己評価が低いから不安を覚えて、それを解消するためにあなたを当て馬にしています。
ということは、マウンティング女子の自己評価が高まれば、マウンティングをする必要がなくなります。
むしろ、あなたに対して信頼関係や尊敬の念を抱いてくれるようになります。
短所は、方法をマスターする必要があるということ。とはいいえ、やり方は凄く簡単です。すぐに実行できることでしょう。
その方法をお教えします。
ステップ①
イメージ上で自分の身体を地球サイズまで大きくする
具体的には、イメージ上で地球に抱き着きます。
右手を北アメリカ、左手をイギリス、お腹をフィリピン、右足をブラジル、左足をアフリカの喜望峰あたりに引っ掛けるイメージをもちます。
マウンティング女子は、無意識レベルで、あなたの方が小さいと思っています。そして、小さい相手に対して、わざわざマウンティングを仕掛けています。
そこで、イメージの空間において、あなたは地球レベルまで大きくなります。
すると、相対的に、マウンティング女子は、アリンコ以下のミジンコにも満たない大きさに成り下がります。
このイメージは無意識レベルでマウンティング女子に伝わっています。
マウントしようと思ったら、あなたの存在が、大きすぎて覆いかぶさりきらなかったという感じです。
これは場の主導権をあなたが握るということ。あなたが主導権を握る空間で、あえてマウントをさせてあげるのです。
相手を躍らせるということです。『いっちょ躍らせたろかい』ということです。
昔話で、調子にのった孫悟空がブイブイ言わせていたのが、実はお釈迦様の手のひらで踊っていたに過ぎないみたいな例えです。
なお、このイメージ上で自分の身体を大きくする方法は、あなたが不安になった時の緊急対処法としても役立ちます。イメージの身体を大きくしていると、安心するのが実感できるでしょう。
ステップ②
質問する
マウンティング女子は、自分のことではなく、大概は彼氏や旦那、つまり『パートナーが優れていて、そんなパートナーに愛されている自分は凄いでしょ?』的な内容でマウントを取ろうとします。
そこで、あなたがすべきことが質問です。
たとえば、彼と一緒に行って楽しかった場所はどこ? といった思い出のシーンについて二、三個ほど、質問してみましょう。
間違いなく相手は饒舌に語ってくれることでしょう。マウンティング女子からみたら、『まってました!』という瞬間です。
饒舌にいくらでも喋ってくれるに違いありません。
さて、ここで思いだしてほしいのはマウンティング女子が喋るのは催眠状態だったということ。
この女子を喋らせることにより、意図的にこちら側が催眠状態をコントロールするのです。
また、記憶を思い出しており、この記憶を思い出させるのも催眠を強める効果的な方法です。
相手はどんどんと深い催眠状態に入っていきます。
③心理誘導する
二、三個ほど思い出を喋ったタイミングを見計らって、『次はパートナーとどこに行きたい?』と質問に投げかけます。
すると、またしてもいろいろと興奮して喋ってくれます。同時に、催眠も深まります。
まさに場の支配者である、あなたが躍らせている格好です。
あなたの心理誘導に相手が動かされているという状態です。
ここが大事なのですが、あなたは気後れすることなく、リラックスして話を聞いてあげてください。
相手は緊張状態から、あなたに同調してリラックスをし始めます。人間は緊張から弛緩すると、とても心地良く感じるものです。
こういった『わたし』を心地よくしてくれる人間を、無意識レベルで大切な人と認識します。
さらに『このお茶を飲むと、身体がリラックスするね』と相手が感じている状態を言葉にしてあげましょう。次に、この言葉を相手の身体感覚に誘導してあげます。
楽しそうにしていれば『楽しいね』と言葉にして、次に、『身体が満たされていくね』と身体感覚につなげていきます。
このような動作を繰り返しているうちに、あなたにマウントする意図だったのが、あたかも小さな子どもが『お母さん聞いてきいて』と得意げに話すかのような状態にスリ替わります。
あなたは『すごいねー』と褒めてあげる。
すると、マウンティング女子に自己評価はあがり、これがあるレベルにまで達するとマウントをしなくなります。
なぜならば、この女子に対して、あなたは尊敬すべき大切な人。大切な人に普通はマウントはしませんよね?
キチンと実行すれば、効果は絶大なので、ぜひお試しあれ!