あなたのゴールを叶えるためには、時間は未来→現在→過去に流れると捉える必要があります。
この時間の流れが腑に落ちれば勝ったも同然です。
しかし勝ったも同然とはいえ、実のところ、この感覚がなかなか実感できないかもしれません。
その理由は、生まれてからこの方時間は過去→未来に流れるものだという考え方を、常識として刷り込まれているからです。
洗脳といってもいいでしょう。
その結果、『過去が〇〇だったから現在が△△で、未来は□□になると決まっている』という因果律に基づいた思考パターンに囚われていることでしょう。
この時間の流れが絶対なのだと。
でもよく考えてみると、好きなことや、楽しいことをしている時はあっという間に時間が流れませんか?
例えば、好きなテレビに夢中な時や、楽しい仲間との女子会の時はあっという間に時間が経ちませんか?
反対に、嫌いなことや苦手なこと、お局様に睨まれながら仕事をしたり、苦手な分野の業務を割り振られたりした時などは時間の流れを遅く感じているハズ。
他には、学生の頃の数学の授業を思いだして頂けてもいいかもしれません(笑)
このように体感は時間が全く違います。
そして、この体感というのがポイントで、実際のところ時間の流れは人それぞれで、実は時間はあなたの心が作り出しています。
かつての総理大臣ではないですが、人生いろいろ、時間もいろいろなのです。
時間は自分の心が作り出している、ということは心を使って、時間の流れを逆に捉えることも可能です。
例えば、過去からの時間を当てはめると、お父さん、お母さんがいることが原因で、あなたが生まれて、今にまで育ったことが結果です。
これが世間の常識でしょう。
でも、逆にいえばあなたが生まれたから、お父さん、お母さんになれたわけです。
また、あなたが現在存在するために、過去にご両親は一緒になったとも言えますよね。
つまり、現在のあなたが原因で、過去に男女が、お父さんお母さんになったことは結果として捉えることも可能です。
他の例でいえば、あなたが今大失恋をしたとしましょう。苦しくて、悲しくてご飯も食べられない、胸が苦しいと。
『彼のような人はもう二度と表れない』そう思い込んでいます。
しかし、年月が流れて、もっと素敵な彼が見つければ、間違いなく、『ああ、あの時の別れがあったおかげで』とか、『ああ、あれは神様が与えた試練だったのよ』とコロッと過去に対する認識が変わるハズです(笑)
※職業柄私はこういった人をたくさん知っています
このことは未来が原因で、現在や過去が結果だということを如実に物語っています。
また、未来は既にあります。その証拠に、今から10分後に、10分後の未来がやってきます。
車のドライビングゲームみたいな感覚です。
あのゲームは運転席の自分は実際は動いていないけど、アクセルさえ踏んでいれば未来に走るサーキットの方から勝手にやってきます。
私たちの実生活ではアクセルは自動でオンになっています。これが生きているということです。
なので、未来が来るのを待てばいい。
とはいうものの、ドライビングゲームでもハンドルを操作しない限りは進行方向が変わりません。
ハンドルを右に操作すれば、右にハンドルを切った風景がやってきます。
同じようなことを実生活でやっていきましょう。
それがゴールの設定であり、そのゴールからみた今の自分のあるべき姿を強くイメージすることがハンドルを切ることです。
私のあるべき姿や世界はこれだという確信が強ければ、それなりの現実の方があなたに忖度してくれます。
一方で、過去は遠くに流れていくだけ、二度と戻ってきません。
だから、そこに拘っても仕方がありません。その気持ちも分かりますが、しかし拘れば、こだわるほどハンドルは固定されたままで、まるで過去のコピーのような未来が永遠にやってきます。
また、しばしば過去を否定することは、無意識に自分の自己評価を下げることだと誤解されます。
でも、未来の自分が世界が最高であれば、それは自動的に現在の自分は最高です。それ以外に捉えようがありません。
仮に現在の自分が思ったよりも自己評価が低くても、それも現時点では最高の状態であることに違いありません。
それが腑に落ちれば、とたんに自己評価は高まります.。
というか高まるほかないのです。
時間は未来→過去に流れているのです。